米津玄師 2023 TOUR 空想 に行って感じたこと

※セトリや演出のネタバレ注意


挨拶

 曲の感想を書くために始めたnoteですが、行ったライブについても書いてみようと思います。
 米津玄師のライブツアー、空想の北海道公演に行ってきました。記憶が薄れる前にセトリ順に思ったことや感じたことを書こうと思います。
 よろしくお願いします。

曲目

 23曲もやってくれて、かなり書き応えがある予感。新旧様々な曲をやってくれて、メッセージ性もあってすごく感動しました。
 僕が米津玄師を最後に見たのは、2015年に札幌のcube  gardenでやった花ゆり落ちるの時でした。そこから8年、チケットの倍率は跳ね上がり申し込んでも当たらない状況が続き……今回は友達と申し込んで何とか当たってようやく行けるってことで、かなり楽しみで前日くらいから浮かれてました。
 なので、曲の記憶飛んでるところもあるかもしれません。頑張って思い出します。
 それでは、一曲ずつ書いていこうと思います。


1.カムパネルラ

 照明が落ち、米津玄師の世界が始まると直感させてくれるような温かみのあるオルゴールに似た音色が会場を包む。その曲が終わるタイミングで演者が位置につき、最後に米津玄師が出てきました。
 うおおお本物だ!みたいな、伝説のポケモン見ちゃった的な、心臓が高鳴ったのを今でも思い出せます。
 そして始まる、オープニングチューンのカムパネルラ。かっこよすぎて泣くかと思った。
 "カムパネルラ"という第一声でもう米津玄師だああああってなって、そこからはもう直視したらいいのか乗ったらいいのか分からないくらい心を奪われました。
 この曲、STRAY SHEEPの一曲目なだけあってかなりパワーがありますよね、あの激ヤバアルバムの一曲目ですからね。力強いのに少し切なくて、Cメロ行く前の静かになるところもかなりグッとくるし、”君がつけた傷も輝きのその一つ"って歌詞があまりにも綺麗。
 あと、曲の最後に列車が夜空へと発車していく映像が流れるんですけど銀河鉄道の夜を感じてすごくよかったです。個人的に好きなアーティストが宮沢賢治のフォロワーなことが多く、創作する人にとって刺激がある作家なんだろうなと思うことが多いです。amazarashiとか、ジブリとか。
 曲自体も銀河鉄道の夜に出てくるカムパネルラに対しての鎮魂歌って米津玄師は言ってたけど、ジョバンニじゃなくてザネリの視点で歌っていたりするところも面白いですよね。


2.迷える羊

 バックスクリーンに壮大でスチームパンク感のある映像が流れて、会場が明るくなってより目視しやすくなった米津玄師。
 カムパネルラはさながら車窓とでも捉えられるような、次々と照明が右から左に流れていく感じで暗かったですからね。
 サビで両手を広げて歌う米津玄師をみて、でかいなと。縦に長いんだから腕も長いか、と。
 ピアノが綺麗ですよね、ちょっとおどろおどろしい雰囲気の曲ではあるんですけど、サビの神聖さと全体通してピアノの清涼感のようなものがこの曲をまとめ上げている気がします。
 

3.感電

 イントロが鳴るとともに「米津玄師で~す!!!」みたいなこと言ってて爆上がりした記憶。シャ、シャベッタアアアみたいな、マックのスポンジボブのCMみたいなテンションになりました。
 客もそれに応えるようにFOOOOO!!!!!!的な声を各々出してた気がする。そしてここら辺から手が上がったり乗る客が増えた気がします。僕は一曲目から結構揺れてました。
 曲も米津の乗り方もかっこよくて、ボルテージが更に一段階上がった感じでした。
 この曲、ドラマにすごく合ってましたよね。歌詞も曲の雰囲気も。
 で、たしかこの曲の後にMCがあって、ロイズのチョコがかかったポテチが世界で一番うまいみたいなこと言って、先週仙台で萩の月って言いましたとか言ってた気がする。MC結構うろ覚えです。でも面白かった。


4.街

 個人的大本命。街だと分かった瞬間に泣きました。
 米津玄師というか、ハチの時から聴いてたので勿論dioramaも今までたくさん聴いてました。dioramaの頃の雰囲気ってすごく独特で、音色が賑やかなのに寂しげで好きです。
 そのdioramaの中でも一番好きな曲が街で、ノスタルジックな音とか歪んだギターの音とか、歌詞もすごく好きで”意味なんてない 退屈で美しいんだ"とか肉まんにプリントしてみんなに配って歩きたいくらい好きです。
 退屈で美しいっていう感性が素敵。
 この曲はイントロが鳴った瞬間に会場がどよめきましたね。漫画とかのざわざわ……みたいなのってこういう感じなんだろうなって思うくらい、綺麗にざわつきました。
 やってくれてありがとう米津玄師。この感動で90年は生きられそうです。
 天井にあったモニターがギリギリまで下りてきて照明代わりになる演出も最高でした。


5.Decollete

 街で得た感動もそのままに、最新アルバムから。ノリよく聴ける曲ですよね。
 後ろの映像が曲のテンポにあって次々変わるシーンがあって、演出込みで気持ち良かった。
 2番のダダダーリン~的なとこをちゃんと歌ってて、えらいなと思いました。あ、そこ歌うんだ!?みたいな。
 春を探している~~~ウッ↑を生で聴けたのもうれしかったです。


6.優しい人

 おお!って思いました。この曲は"脊椎がオパールになる頃"ツアーの時のテーマソング的なものだと思っていたので、これやってくれるんだって感じでびっくりした記憶。
 あと、めちゃめちゃ歌いにくそうだなと思いました。音源聴いてるときはあまり思ったことないんですけど、生で聴くと楽器の入ってくるタイミングより歌が入るタイミングが早い箇所が多くてこれをライブで披露できる米津玄師のすごさを思い知りました。優しくなりたい~の部分とか難しすぎる。
 落ち着いた演出も相まってリラックスタイムというか、ゆっくりとした時間が会場に流れていた気がします。


7.Lemon

 優しい人の静寂を引き継いだまま、恐らく一番認知度の高い(もしくはパプリカと同等)曲、Lemon。
 まぁやるだろうなとは思ってたし、これを聴きたいって人もたくさんいるだろうなと思いました。個人的にはめちゃめちゃ好きって程ではないんですけど、やっぱり良い曲。普通のPOPSに聴こえがちだし、聴こえがちだからこそあれほど国民的に爆発ヒットしたと思うんですけど、要所にあるこぶしとか、"ウェッ"みたいな音とか、絶妙な歌いにくさが”米津玄師”って感じがして良いですよね。
 カラオケのランキングとかでも上の方にいるけど、難しくない?って思います。
 毎回曲終わりに歓声が上がってましたが、優しい人とLemonは拍手だけ。聴き入るとはこのことだろうな、と。
 あとこのテンポが遅い曲が2曲続いて気付いたのが、演出やバンド、ダンサーがいるのに米津玄師から目が離せないという事実。や、そりゃ米津玄師見に来てるんだから当然だろって思うじゃないですか、違うんですよ。演出や演者含めてのライブだし、近くにいる人にも視線っていくじゃないですか。でも、びっくりするくらい米津玄師をガン見してました。オーラ?なんか、目を離せなくなるんですよね。
 カリスマ性がすごい。
 
 

8.M八七

 この曲は先に謝らせてください。あまり解像度が高くないまま聴きました。ごめんなさい。
 ウルトラマンに明るくなくて、映画も見れてないし曲自体もウルトラマンの解像度が高すぎるって言われているのは知ってるんですけど、如何せん原作を知らないからあまりかみ砕けてない状態です。
 でも良い曲!宝石?みたいなのがスクリーンに映ったりして、照明もキラキラしてたイメージ。
 この曲は空間に余白があるというか、音の空間が広いなってイメージが勝手にあります。すごい白くてでかい空間みたいな、そんな想像ができるスケールの大きさがある曲だと思う。
 あとCメロに行く前のピアノが気持ちよくて、本当に何か交信しているみたいな音が面白い。
 次のツアーでやるとしたら、それまでにもっと聴いて解像度を上げたい曲です。


9.LOSER

 はいブチ上げ。始まった瞬間から最後まで楽しいやんけ。めちゃくちゃ乗りました。
 コーレスじゃないけど、サビでFOO↑が出来たのも楽しかった。コロナ禍を乗り越えたご褒美的な快感がありましたね。
 この曲が始まる前にMCがあったんですけど、マインスイーパーの話をして爆弾が云々ってなって、締め切りという名の爆弾を~とかいって、コナン君の最初の方の映画に爆弾処理があって~とか、爆弾つなぎでどんどん話して言って最終的に歌詞を混ぜながら話してLOSERに繋げたのはさながら落語のようで面白かったです。
 あと、今回米津玄師の髪型がセンター分けですごい顔が見えやすいんですけど、この曲は動き回って歌ってたおかげか、"長い前髪で前が見えねえ"の部分でちゃんと髪で前見えなくなってて良かったです。


10.Nighthawks

 おいおいおい!LOSERからのNighthawksは確実にリスナーをキルしにきてるだろ。普通に泣きました。
 シンプルにめちゃくちゃいい曲なのに、米津玄師が影響を受けたバンドへのオマージュという部分も込みですごく好き。
 しかもCメロの"懐かしい音楽が~"に入る前からなかちゃん(ギター)がBUMPの天体観測のリフを弾いててたまらんかった。とにかくたまらんかった。エモって、これのこと?って感じでしたね。
 なんか、泣けるバラード曲とかよりもこういうかっこよさ全開でその中にエモーショナルなものがある曲の方が泣けるんだなって思いました。もう既にここまでで3回泣いてますからね。
 あと、後々の話に繋がるんですけど後半にMCで今回のツアータイトルが"
空想"の理由を教えてくれる場面があって、それを込みで思い返すと"あの日夢の中暮らしてた架空のストリート"からの部分がそれにすごくマッチしている気がしていて、この曲をセトリに入れたのはそういう親和性もあったからなのかなと思いました。


11.ひまわり

 んんんんん!!(泣)みたいな、もう私のHPは0よ!!みたいな。ここのゾーンは本当にボスラッシュかよって感じでした。
 曲自体も超かっこいいし、めちゃくちゃ最高なんですけどやっぱりこの曲はwowakaを抜きには語れない部分があったりで、いろいろ考えてしまいます。歌詞がね、やっぱりね。
 でも僕が語れるようなことはなく、米津玄師のインタビューやそれを踏まえて既にブログとかに起こしてくれているリスナーが沢山いらっしゃるのでこの曲の意味に関しては特にここでは触れません!
 この曲の好きなところは、歌詞や曲調もそうですけど歌い方が一番にくるかもしれません。ちょっとがなるように、荒げた声で歌っている曲って米津玄師の中でもそんなにないと思います。どちらかといえば優しい声ですもんね。
 ライブでも音源と同等、もしくはそれ以上の荒げた声で歌っていてめちゃめちゃ刺さりました。
 これからも歌い続けてほしい曲です。


12.ゴーゴー幽霊船

 え~~~そんなことする???みたいな、ひまわりの時点でもうここまで来たら次の曲なにきても驚かんわ!って時に、これやっちゃうの????みたいな。
 まさか街以外にもdioramaからやると思わなかったので、ちょっとだけ放心しました。でもすぐブチ上がったな……会場もここら辺のボルテージが一番やばくて、みんな手上げて踊り狂ってた気がします。僕はアリーナの右側だったんですけど、少なくとも自分の周りは超盛り上がってました。テンポも速いし盛り上がるもんね。
 これまだYouTubeが主流じゃないときで、ニコニコ動画にPVが上がってた記憶があります。これとviviだっけ?なんかそのイメージが強すぎて、当時は米津玄師というよりハチって感じで覚えてたな……
 てか、怖い話になるんですけどdioramaが出たのもう11年前らしいですよ。みんな年取りましたね。僕はまだマインド男子高校生で生きてます。


13.KICK BACK

 これで全部出し切れと言わんばかりのセトリの流れ。もう、イントロ流れた瞬間に会場は割れんばかりの歓声でした。やっぱり最近の米津玄師といったらこれのイメージはありますよね。
 楽しかったなー……なんか、この曲だけ音量でかかったっていうか、音圧がえげつなくて、常に爆弾破壊してんのかなみたいな音が鳴ってた気がします。もしかして会場ごとマインスイーパーになってた?
 楽しすぎて、正直あんまり記憶ないです。でもダンサーの方たちも総出で、盛り上がりどころ!!って感じの演出だった気がします。炎とかもバンバン出て、米津玄師が自撮りカメラみたいなの持って演者映したりして……とにかく楽しかった!良かったです。毎回聴きたい。最高。


14.月を見ていた

 この曲に入る前に、今回のツアータイトルの意味を話してくれました。
 空想、それは今現在におけるSNSだったり世間の相互監視社会化や、行き過ぎた正義から逃げ込む術であり、自分の世界を持つことがどれだけ大切なのかを米津玄師なりに表現するためのツアータイトルとのことでした。
 正義の刃を振りかざすのを見て、そういうのに加担したくないと米津玄師は言っていました。僕も個人的にそういうのを見るのは苦手で、人のことを責めれるほど自分自身ちゃんとした人間でもないし、責めたからといって今後自分に徳があるとも思えないしと、色々考えちゃいます。
 この息苦しい現代の中で、自分の世界、つまり空想に入り込むのが米津玄師なりの生き方で、小さい頃から思い描いていた頭の中の世界を曲にしている、曲にしたらその先に本当に現実としてそれが実際に起こり得るかもしれないと思っていると言っていて、あ~Nighthawksの歌詞だなと思ったんですよね。2番の歌詞とかもろじゃないですか?空想というツアータイトルと意味にあまりにも合致していて、米津玄師が伝えたいことの一片に触れることができた気がしました。
 そんなMCを経ての、FF16のテーマソング"月を見ていた"はかなり刺さりました。個人的にFFシリーズ自体かなりやっていて、次のテーマソングは米津玄師って知った時は驚きました。しかもFFってメインシリーズでテーマソング的なものがあるのってあまりない気がして、そこに抜擢されるすごさを改めて知るというか、とにかくすごい。
 ”嵐に怯える私の前に 現れたのがあなたでよかった"というサビの歌詞がシンプルなのに歌い方も含めて耳に残ります。フル解禁が楽しみ。


15.打上花火

 月を見ていたからの流れが、風情!みたいなセトリ。照明や曲の雰囲気も相まって、イントロが流れた瞬間会場が少し涼しくなった気がしました。KICK BACKまでがとにかく激熱だったので、この緩急は正直有り難いというか、すごい落ち着けましたね。
 DAOKOとのやつは夏!って感じですけど、一人で歌ってるやつは夏の終わりを連想するような寂しさがありますよね。日暮れどころか、もうだいぶ暗くない?ってくらい静寂が寄り添ってる気がします。ヒグラシの声サンプリングしてますしね。ヒグラシの声ってなんであんなに寂しいんだろう。
 夏って暑いし汗かくし水分補給こまめにしないと体調も崩しで、やだなぁと思うこともあるんですけど、妙に毎年待ち遠しくなるし、終わる頃になると急に寂しさを覚える変な感じです。夏に依存してるのかな。
 でもこれ聴いてたら恋人と花火みてえな~~~ってなりますよね、恋人と見れるなら上からでも横からでもしたからでもどこでもいいっす。

16.灰色と青

 会場でイントロなった瞬間に、あ!これ一人でもやってくれるんだ!ってなりました。でも冷静に考えたらそりゃ自分の曲だしやるかって感じですよね。
 打上花火からの流れが綺麗で、この二曲のことを想いながら少し暖かい夜の公園でお酒飲みたくなります。
 歌詞や曲の雰囲気とか、一言でいえばエモいってことなんでしょうけどエモーショナルの一言で終わらせたくないというか、もっと感じることを言語化したいですよね。それくらい素敵な曲だし、心のどこかを刺激してくる。
 音源の二人の声があまりにも切なくて、なのに力強くて、そして少し寂しくて、声色ってすごいなって思います。
 夜明け前の薄暗い時間帯に聴いたらよりぶっ刺さりそう。まぁそんな時間に外出てることなんてないケド。
 照明も薄暗くて、会場が夜明け前になったかのような何とも言えない風情がありました。


17.かいじゅうのマーチ

 これもNighthawksと同じで、今回のツアーテーマにすごく寄り添っている曲だと感じました。
 とにかく歌詞も曲調も雰囲気も含めて優しい楽曲だと思っているんですけど、今回のライブタイトルの由来を聞いた後、本編ラスト2曲でこれをやることにすごく意味があるというか、含みを持たせてくれていると思いました。
 演出は前のツアー時と同じ映像で、かわいらしくも世界観がある作りでした。照明の暖色も加わってピースフルな空間って感じだった気がします。ぶっちゃけこの辺から記憶怪しいです。
 正直、この曲自体をめちゃくちゃ回数聴いているかと言われたら、そうでもなかったんですけどライブが終わってからやたら聴いちゃってます。セットリストの中ですごく感動した曲は他にもあるんですけど、なんか心に残った曲ってもしかしたらこの曲なのかもしれない。
 この曲の歌詞みたいな綺麗な生き物になりたい。

18.馬と鹿

 本編ラストの曲。まぁ流石にラストに相応しいというか、ですよね!って感じの曲ですよね。凄みもあるし、感動もあるし、迫力がとにかくある。
 馬と鹿は一時期狂ったように聴いてたのでライブで聴けてすごく嬉しかったです。
 歌詞も切ないんですけどすごく綺麗で、決意も感じれて、美しい日本語を喰らってるって感じがします。
 記憶違いだったら申し訳ないんですけど、この曲で米津玄師が花道を通って前の方に出てきて、結構近くまで来てビビった気がする。照明が白いのも相まって神々しかった。伝説のポケモンかな?


19.新曲

 ここからアンコール。5曲もやってくれる太っ腹大サービスでした。しかも一曲目全然知らなくて、なんだこれ?って思ったら新曲でした。
 ですが、これは本当に申し訳ないんですけど、マジでびっくりするほど忘れました。今から覚えているところを書きますけど、全く参考にならないかもしれません。
 まず覚えているのが、曲調が結構ダウナーな感じで怪しげがありました。そしてふらふらとステージ中央から現れる米津玄師の色気がすごかったです。
 あと、歌詞のどっかで「見て 見て」みたいな、look me now 的な個所があった気がします。
 後々他の方のレポート見てて知ったのですが、この曲今のところ音源化の予定立ってないらしいですね。アルバム候補曲とかなのかな?
 早くもう一度聴いてすべてを思い出したい。


20.POP SONG

 たしかメンバー紹介を終えてからのこれだった気がする。なかちゃん絶好調でした。
 音源より音に迫力あってかっこよかった。みんなノリノリだった気がします。なんたってPOP SONGだしね。
 ダンサーの人たちもすごくて、目が何個あっても足りないだろって感じでした。米津玄師も見たいし、バンドメンバーも見たいし、ダンサーも見たいし、演出も見たい。ミャクミャク様になろうかな?
 POP SONGってタイトルなのに、ちょっと毒はいってるのも米津玄師っぽくて好きです。
 でも結局、誰でも良いけど君が良いんだよって最高って話ですよね。

21.Flamingo

 ここら辺もうイントロ流れるたびにどっかんどっかん歓声上がってて超楽しかったです。僕もかなりきゃっきゃ喜びました。
 やっぱぶち上がりますよね。イントロで一発で分かるし、盛り上がるし、米津玄師だー!!!!みたいな感じになります。まぁアンコールなんですけど。
 かっこよかったなぁ……最高でしたね。
 てか、足長いし細いし実質米津玄師がフラミンゴみたいなとこありますよね。綺麗だし。
 Flamingoといえば、カップリングの"ごめんね"が米津玄師全楽曲の中でもかなり上位で好きなんですけど、今回のツアーはセトリに入りませんでしたね……UNDERTALEをイメージして作った曲と言うことを当時のラジオで話してましたけど、何を隠そう僕もアンテをプレイして三日三晩くそでかい感情に脳内を支配された人間です。
 ごめんねを最初に聴いたときはその解像度の深さに泣きました。UNDERTALEというゲーム自体が優しさを象徴するような内容ですけど、それに関連した曲が優しくないわけないだろって感じですよね。
 僕も優しい人間になれるように頑張ります。


22.春雷

 これもイントロが流れた瞬間にどっかんどっかん……もう後ろのスクリーンの色が次々に切り替わるあれが良すぎる。恋の曲だと思ってるんですけど、感情が次々に変わるのを表現しているのかなとか、演出面も色々考えてしまいます。
 人を好きになった時って、たしかに雷に打たれたみたいな衝撃ですよね。しかもそれを痛みに似ていると表現する米津玄師はもう、詩人すぎる。
 曲調がすごくかわいらしいしメロディーもスムーズというか、流れるような感じだからサラッと聴けちゃいますけど、歌詞が結構重たいんですよね。
 すごく好きな曲なので聴けて良かった。ずっと歌い続けてほしい曲です。


23.LADY

 ライブラストの曲は最新曲(現時点では月を見ていた)のLADYでした。
 この曲、初めて聴いたときから一発で好きになってライブでやるだろうなっていうのを抜きにしてすごく聴いていたので一番最後にこれを歌ってくれてありがとうって気持ちでいっぱいでした。
 ピアノの音から入るのもすごく気持ちが良いし、ジャケット写真のように濃い青が似合うし、好きな人や大切な人の事を簡単に想像できるし、心が晴れやかになるというか、この先の未来がちょっとだけ楽しみになるような、そんな曲だと思ってます。
 結構この曲にでかめの感情持ってます。
 特に”引っ張ったり噛みついたり~"からの歌詞が良すぎて、こんなにストレートな愛情表現をする曲今まであったかな?って、それくらい相手に対しての特別な感情を持っている曲ですよね。
 恋人とか、好きな人とか、大切な人と聴けたらめちゃくちゃ幸せだなって思いました。僕は友達と二人で行ったんですけど、帰りに好きな人と米津玄師のライブいけたらめちゃくちゃ幸せだよなあって言い合ってました。
 最後がこの曲のお陰で、優しいライブがより多幸感に包まれた素敵なライブになった気がします!最高でした。


まとめ

 これ、書き始めたの六月頭なのに書き終わるまでに一ヵ月も掛かりました。そりゃ忘れるて。
 でもこれだけ書けて満足!しかもちょうどツアーも無事に終わったので、ネタバレしても大丈夫だ!!まぁネタバレって程の事、多分書けてないんですけど。
 記憶の中にあるライブの好きだったとこをとにかく書きまくった記事になりました。こういうのって最初の勢いが大事だと思ってるんで……。

 ライブの話に戻ると、LADYが終わった後にまた銀河鉄道が画面に映ってどこかに行っちゃうんですよね。あれはもしかしたら、カムパネルラで僕たち客を銀河鉄道に乗せてくれて、LADYで現実の世界に下車させてくれたのかなって、そんなことを考えたりしました。ライブだけど、その実態は米津玄師の世界を回る銀河鉄道だったのかなって。
 全体的に伝えたいメッセージが分かりやすくて、そして優しくて、すごく幸せな空間だったと思います。
 日々に鬱憤が溜まることがないとは言えないけど、できるだけ世界に優しく、楽しく生きていきたいなって思いました。
 ありがとう米津玄師!そしてここまで読んでくれた人!また何かあったら書きます。
 読んでくださってありがとうございました。
 


 

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