俺の青春が沼だったのは全部君のせい。

小便を座ってするようになったのも、「ありがとう」と「ごめん」と「助けてくれ」だけは言えるようになろうとしたのも、周りの目とか空気とか恥とかどうでも良くなったのも、この小説がきっかけでした。

ということを久しぶりに読んで思い出しました。

「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」

ハマったとき最新刊まで読んで、続きが読めないのがしんどいので存在を忘却して放置してました。そしたら5年経ってた。

出会ったのが高3だったんでもう全てが終わってましたが、中学生で出会ってたら間違いなく七里ガ浜高校に入学してましたね。くそっ、そうすれば俺だって潮風に吹かれながらキラキラの青春を送れたというのに…

今読むと、主に会話文に胸がイタタタってなったりもしますが、5歳児としてプリキュアを見れる私にはそんなこと関係ありません。いつだって思春期に戻って見せましょう。

それにしても、「思春期症候群」は先に思いつきたかった。思春期特有の心の揺れが世界に揺れを及ぼすだなんて、なんて魅惑的な設定。涼宮ハルヒと繋がってはいるけど、あっちはハルヒだけが特別だった。青ブタでは思春期の心の揺れ、という誰しもが経験する所にまで範囲を広げたのがすごい。

っていうか実際に思春期の頃ってそんな感じするしね。自分の心が世界を動かしてしまう感。そこを過ぎて、人間1人はただの人間1人ってことに気づいたときに思春期が終わる。

舞台がほぼ地元なんで、ちょっと地元に行きたくなっちゃった。いや、地元は和菓子屋と焼肉屋とケーキ屋以外嫌いなんですけど、海が恋しい。あと鵠沼にあるシネコヤっていうちっちゃい映画館が恋しい。ちょっと相模湾行って来ようかな。

とりあえずあと12巻、10歳若返って読みますか。

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