K.

ユング派精神科医。

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  • 森と湖のある暮らし

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帰国後に1番堪えたこと

1年半前に、3年3ヶ月のスイス留学から帰国しました。 帰国と同時に、家族の事情で地方から東京に越してきました。 だから、ただいまー帰国しました!というより、日本は日本でも新天地にやってきたというわけです。 そして休む間もなく、新しい病院での仕事が始まったのですが、堪えたのが、東京での電車通勤。 満員電車ほどではないけれどもそれなりに混んでいる車内。降りる人は強引に人を押し退けないと降りられない。しかもすごい力で。 仕方ないのですが、人を押し退け押し退けする人から、すみ

    • たまに読み返したくなる本

      小さい時に好きだった物語は、その人の本質を表現しているかもしれない。 私は「オズの魔法使い」「魔女の宅急便」が好きでした。 普通の女の子が、特殊な事情から冒険する物語。 振り返ってみると、私はまさにそういう人生を好んで歩んできたようにも思います。 ★★★ それとはまた別でたまに読み返したくなる本の中に、北杜夫「ぼくのおじさん」という本があります。 お兄さん家族の家に居候を続ける、ほぼニートでぐうたらなおじさんが主人公。 同居する甥っ子からも姪っ子からも馬鹿にされつつも、

      • 晴耕雨読 留学後のこと

        スイスには3年3ヶ月、暮らしていました。 小学生の子と2人の留学生活、 そしてそのほとんどがコロナ禍、特殊な状況でした。 研究者の立場での留学でしたが、途中、挫折しました。 この研究プロセスが、 人を傷つけているんじゃないかとか考えだしてしまって、それはつまり 魚や肉を食べている人間は罪深い、というのと同じくらいちょっと極端な思考になってしまって、 エクセルで人の言葉を数値化し、計算することで結論を導き出す研究室を離れ、 人と直に関われる精神療法(精神分析)を学ぶ研究所に入

        • 愛は支配にまさる

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          らくだ飼育員

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          チューリッヒの日曜日

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          旋回中

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          秘密基地

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          雪が遊ぶ

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          夜が明けた

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          森の朝

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          フォトカレンダー

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          スイスの冬

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          Reflection

          Reflection

          クリスマスリース作り

          工作とは無縁の人生を送ってきた私ですが、森を歩いていてふと思い立った、”クリスマスリース作ろうかな”。 材料はすべて森からのいただきものです。リース台には、弾力性あるツル、飾りには、緑葉、赤い実、どんぐりや松ぼっくりなどを集めました。 リース台に使う枝は、お湯で温めやわらかくしながら円になるよう丸めていきました。一本ずつ丸め、二本目からは一本目に巻きつけていきます。最後にワイヤーでがっちり固定です。 飾りつけ。 普通の接着剤では、松ぼっくりなど木の実はつかなかったので

          クリスマスリース作り

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          スイスの秋

          スイスの秋

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