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~ライダーノート~

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バイク乗りの旅記
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バックミラーに夕陽

夕暮れの湾岸道路を東へ走っている。 沈みかけの太陽を背にしている。 2月終わりの港の海には鳥たちが列して飛んでいる。 高速道路は緩やかなカーブが続き、長い直線になった時、 バックミラーに夕陽が写り込んできた。 左右それぞれに、まるで太陽が二つあるみたいに見えて、 ヘルメットの中で笑う。 インターを降りると夕陽は山に沈む手前で、 うっすらと雲が掛かってゆき、 輪郭のはっきりしないオレンジ色となった。 あと少しでこの旅は終わる。 2024.2.28

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メグロのアルバム(思い出も中今)

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初乗り初飲み

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ピースなミリタリー

いつかは、いつかやってくるのか

モヤっした夢であるが、バイクでのんびり日本一周したい。 まあよくある話。 逃避願望なのかわからない。 バイク乗りは、端っことか一周とかを好む傾向にあり、 自分も御多分に洩れず。 実は夜学生の時に、撮影の仕事で沖縄を除く日本各地を巡った経験はある。 日本の言語学の教授とドイツの教授が、 古い文献に基づいて日本を行くという内容であった。 移動はロケバス2台。 京都からフェリーで鹿児島へ渡り、北上しながら一ヶ月半で一旦帰京し、 さらに京都からフェリーで北海道へ渡り、南下しなが

人はどこまで機械に支配されるか

ナビ嫌いな古い人間である。 もちろんGoogleマップは活用しているが、 スマホをハンドルには装着しない。 音声ガイドも苦手なので、インカムも無し。 そんな体質にギリギリ許せる(?)のは、 上写真のデジタルコンパスってやつだ。 大雑把な向かう方向を示したり、モードを変えると、 次曲がる道を示してくれる。 Googleマップをベースにしたアプリと連動しているのだが、 まあかなりエエ加減なところもあり、 正確さを求めるナビ依存人には許せない精度であろう。 ボクには、これぐらいの

僕がバイクで神社を巡るわけ

(過去に近しい事を書いたような気がするが、改めて) 実家は浄土宗であるが、個人的に特定の宗教宗派には拘りがない。 月の1/3ほど、夜寝泊まりさせてもらっているお寺は密教なので、 多少知識がある程度である。 お寺もバイクでお参りはするが、もっぱら神社が多いのは、 「現生は神道、死後は仏教」という刷り込みが多少あるからかもしれない。 巡り出したきっかけは、神宮外宮をお参りした後、空を見上げると ちょうど月が昇っており、何か不思議な感覚を受け、 月読命という神話上の存在を知っ

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喧騒が交じり消し合う静寂か

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ちらほら雪の紀州ぶらぶら

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小春日和の近江道②

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小春日和の近江道

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酒滴神社へ再再々

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第6回 新米を食べる会

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ビールとたこ焼き