30歳になって考えた生き方のこと

9/5に誕生日を迎え、30歳になりました。
なんとなく大きな節目だと思っていた30という歳。
30までに大きなことをやり遂げたいなんて思ってたけど、特に何か区切られるわけでもなくただただ日が変わっただけ。日々が続いているだけ。

でも年に一度の誕生日という日は、自分をふりかえり改める日としてすごくぴったりなので、このタイミングは有難く使わせていただこうと思います。

はたらき方について疑問を抱いたのは26歳のとき。
上に言われるがままノルマをこなし、もしかすると大いなる自己満の世界を生きているんじゃないかと感じはじめたのがこの頃です。

独立を考えたのは27歳。
世の中の大きな流れに逆らうには組織に属しないことが必要だと思って、独立のための行動を開始したのがこのとき。これまでの狭い世界から飛び出してみると、本当にわたしって井の中の蛙だったんだなあ、外にはこんな楽しいひと、ことがあるんだなあと毎日わくわくしていました。

やっとこさ独立を果たしたのが2019年1月。29歳。
始めはとにかく、決まった時間に決まった場所に行かなくてもいい自由、平日昼間に自宅リビングにいられる幸せ、スターバックスでノマドワークをしている自分への酔い(笑)
そんなことを楽しむばかりで、はたらき方自体は実は本質的に変わっていませんでした。

人から受けた仕事を、人から言われた値段や期間で仕上げて。責任のあることは出来るだけ遠ざけて。顧客ニーズより周りからの評価を気にして。自分のありたい姿よりも他者から求められる姿でいようとして。

何か違う。
本当にこれでいいんだっけ。

数ヶ月前からそんな気持ちがもやっと出てきて、30歳になったのとほぼ同時にそのもやっとの正体が見えてきた気がします。

わたしはわたしを生きたい。

たぶんもやっとの正体はこれ。
いままでじぶんを生きてなかったなぁって。

幼少時からいわゆる"優等生"をしてきたわたし。
学校の勉強が得意だったし、人に言われた正しそうなことをその通り守るのが得意でした。
高校はもちろん進学校、大学もある程度レベルの高いところ、就職もわたしの考える"正しい"道。
就職してからもいわゆる正しさがわたしの正義で、今考えるとぞっとするような上司に仕上がっていました。ずっと人の言う正しいを生きてきました。
独立してからも、変わっていませんでした。変わったつもりで結局他人の人生を生きていました。

自分を、自分の本当にやりたいことを、ちゃんと見つめたことが無かったんだな。
30歳になってやっと気付きました。

最近は、はたらき方ではなくて"生き方"を考えています。
せっかく生きているんだし、楽しく幸せに生きたいなぁって。
よく"何のために生まれてきたのか"なんて問いがありますが、これについては昔から一貫した考えがあります。
"何のためなんて、そんなものあるわけない"。
ちっぽけな生命体であるわたしたちに生まれながらに何か使命みたいなものがあるわけなくて。そんなものがあると思うなんて傲慢で。でも、喜怒哀楽という感情を自覚しているんだから、出来るだけ楽しくここちよくが多くなるように生きていきたいよね。です。

楽しくここちよくを増やすために、生き方考え方をもっとアップデートさせる必要があるな。そう気づいた30歳です。


ちなみに最近取り組んでいるのは断捨離(ミニマリスト)と金融関係や場づくりの勉強。食のコンサル分野もアップデート中ですが、"食"という分野にとらわれず、色々なことに顔を突っ込んで興味の幅を広げたいと思っています。

人生100年。もしかしたら200年。30歳なんてまだまだ若造。
これからも悩みながら楽しく進んでいきたいと思います。


こんなとりとめもない長文を読んでくださった方、ありがとうございました。


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