見出し画像

30代半ばで歯列矯正始める話 2

先月頭、歯列矯正についての一般的な流れや費用に関する説明を聞き、その内容を前回の記事にまとめた。

今回は、先月中旬に行った精密検査(前回記事中の1番にあたる)と、その結果を受けて昨日聞いてきた内容をここにまとめてみる。

まず検査については、若干記憶があいまいになっているが、とにかくいろんな撮影を行った。
最初の準備で、簡単な部分歯型のようなものを作った。いつもの倒れる椅子に寝た状態で、厚さが違う厚紙のようなものを何種類か前歯で噛んで前後に動かし、厚さが合う紙を選ぶ。次に、口を開けて、左右それぞれの奥歯から犬歯あたりまで、クリーム状の物をぶにゅにゅにゅ、と歯の上にかけられ、この状態で、先ほどの厚紙を前歯でしっかり噛む。そうこうしているうちに、歯にかけられたクリームが水色に固まり、いわば部分歯型のようなものが左右1つずつできた。このあと、全ての撮影はこの歯型を噛んだ状態で進んでいくことになる。

ここまで来て、いよいよ撮影。
まずは椅子に寝たままの状態でできる撮影から。ここの病院ではお馴染みとなっている、すんごい一眼のカメラで何枚か写真を撮影した後、歯及び歯茎の3D画像を撮影した。お腹のエコー検査のような感じで、冷たいジェル状の物を塗られた(と思うけど記憶違いで塗ってなかったかもしれない)あとで、歯の側面に器具を当てて、そのまま滑らせていくように撮影が進んだ。撮れた画像はすぐに隣の画面で確認できたが、特に奥歯の方は、歯茎が下がって歯根がかなり目立ってきているのが分かった。

次はレントゲン室での撮影。
ここでは大きく分けて2種類の撮影を行った。
1つ目は、歯医者でよく見るタイプの、あごを載せて、両手で前のハンドルにつかまるタイプの器具でのレントゲン撮影。正面からと横からの2回。
歯科助手さん?衛生士さん?(役割があいまいですみません)に促され、準備ができたら撮影直前に先生のチェックが入るのだが、ここで私の姿勢の悪さについて指摘された。歯並びと姿勢には密接な関わりがあるという観点でも、気になるポイントだったようである。
レントゲン室での撮影の2つ目は、歯の1本1本の撮影である。
撮影の際に噛むための器具があるのだが、5センチ四方ぐらいの固い立方体のようなものが2つついていて、その2つを繋いでその上部に、ピーマンぐらいの大きさで細い線の楕円の輪っかがついており、その楕円面には銀色の樹脂のようなものが張られていた。
その器具の四角い部品部分を口の中に入れて固定し、外に出ている楕円面に筒状のカメラ(と思われるもの)を当てて撮影するが、歯1本ずつの写真なので、1枚撮るごとに噛む場所をずらしてもう一度嚙み直して撮影して、を繰り返した。撮影自体は座ったまま行えたが、なかなかに手間がかかっていそうだった。

最後は外見の写真撮影
前述したすんごい一眼のカメラで、歯を見せて軽く笑うような顔や口を閉じた顔の正面からの写真、立った状態での正面からの写真、横から見た写真を撮影。立ち姿の撮影では、また姿勢の悪さが指摘された。

ひと通り撮影を終えた後で、先生が言っていたのは、小さい頃の姿勢や習慣が歯並びに影響するということだった。
私の場合、猫背や口呼吸が長く続いたことによってあごの骨が伸び(下記がイメージ図)、それが歯並びや体の歪みに繋がっているらしい。
姿勢を矯正したり、口呼吸の原因が鼻にあるなら耳鼻科で治療したり、というのは小さいうちにやっておくのがベストとのこと。

ともあれ、この日の検査メニューはこれで全て終了。
今回の資料をもとにした治療シミュレーションの説明を聞くため、1か月後の予約を取り、検査費用50,000円を支払い、どんな結果になるのだろう、と内心ちょっとわくわくしながら病院をあとにしたのであった――

長くなったので、結果の話はこの次。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?