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”GAME OVER” -風の代償- バイク事故について、真摯にライダー視点で考えてみました、、、

(動画中のコンセプト文になります)
降りることは負けじゃない、
むしろ、賢明な選択だ
 
後を絶たない、ライダーたちの悲惨な事故
それも単独事故が多いとか。
他人事じゃない、心が痛む

何が悪いなどと、議論する気もないが
心底思う、違う人生もあっただろうにと。

単車は不安定な代物(シロモノ)だ
姿勢制御の話じゃない、“存在そのもの”が、だ

大人になり切れない、未成熟な変わり者たちが
わざわざ好き好んで、リスクとスリルを選ぶ
それじゃ禁止薬物と変わらない?
合法だから余計タチが悪い

単車と道さえあれば成立する

転倒するシーンは、なかなかイメージできない、
人間の心理は、マイナス方向には向きにくい

忘れるな、許容の上限は思いのほか低い
マシンの限界とスピード、高揚とリスク
そのバランスが崩れた時、はじめて
崖っぷちに居た自身の立ち位置を、思い知ることになる。

勘違いするな
速いストリートライダーなど何処にもいない
速い道を、相応しいステージを、
気付かず選んでいるだけのこと

「ゆっくり走るさ」という身勝手なセリフは
無情なアスファルトには通用しない
ギアを1速へと踏み込んだ、その瞬間から
頼れるのは己の腕と走りのみ
たとえ排気量が、50ccに満たなくてもだ

お目当てのマシンを手に入れた時
バイク屋の店主はこう言ったはず、
“慣れないうち” は、危ないから気を付けてと、、

騙されるな。走り込むほどに、
常用速度と危険度は増していく
慢心の果ての無謀な単独事故がそうだろう

皆、アスファルト上を剥き出しの身体で高速移動している事実に、気づけない

誰も風になどなれない
現実逃避の道具にも成り得ない

単車とは、言わば剥き出しのリスクそのもの

妖艶な輝きを放ち、受難と後悔と死をも忍ばせ
手の届きそうな快楽で誘う

安易に近づくな、身を案じろ
それでもどうしても跨るというのなら、
最後に一度、胸に問いかけてほしい

これから起こる不測の事態に
降りかかる容赦ない現実に
逃れられない命の危機に

残りの生涯を、自身の肉体を、

曝け出す覚悟はあるか


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