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乗りたいバイクこそが、最良のバイクだ‼

私が運営するYouTubeサイト「ZxTone」の視聴者さまから、
質問を頂きました。
「KawasakiのZX-14Rは、長距離ツーリングに使うには楽そうだけど、
街乗りメインの自分には向かないですよね。購入を迷っています。」

で、私の回答、
「私は、街乗りしかしておりません!
 自分が乗りたいと感じたバイクが、
あらゆる場面であなたにとっての最良のバイクなのです。
たとえそれが、
長距離であろうが、街乗りであろうが…」と。

私は思うのです。
何のために、車じゃなく、わざわざ単車に乗るのか、

それは ”車より不便だから” でしょう?
万能じゃないから、でしょう?

暑さ寒さはもちろんのこと、
日差しに照らされ,、埃や排気ガスにまみれ、
何より、剝き出しの体を固い路面に曝け出して、
しかも危険を承知の上で、

それでも、ありとあらゆる不便を許容してまでも、
余りある “特別な何か” を、“何物にも代えがたいもの” を
感じることが、できるからでしょう?

もう、お分かりだと思います。

その“何か”とは、
今並べた不便さの、裏返しですよね。

暑さ寒さに晒されて季節を体感し
日差しにまみれて太陽の恩恵を感じ
排気ガスから解放され空気のうまさを、
そして向かい風から、厳しさと、本当のやさしさを知る。

危険だからこそ
“生きている実感” を再確認することができるのです。
(最近は、かかりつけ医へ行く度に実感できますが…)

そんな、“クルマ” では決して体感できない
非日常空間へワープできるからこそ
わざわざ“不便な”単車に跨ろうとするのでしょう?

想像してみてください

雨に濡れたくなければ、傘を差します。
当たり前ですよね?
ピザ屋やマクドナルドの宅配用三輪バイクには、屋根があります。
それだけでも、剥き出しのバイクよりは十分に快適です。

そして、究極の快適移動空間が “クルマ” です。

私から言わせりゃ、動く部屋です
冷暖房完備に、なんならテレビを見ながらたばこも吸える
近い将来、運転自体が自動になりますよね。

で、単車に戻りますが…
“取り回しが重い”だとか、“街乗りでどう” だとか、”長距離が辛い” だとか

そりゃそうでしょ!
二つしか車輪のない車体に、エンジンまで付いてんだから…

危険で、不便で、バランスを崩したらたちまちコケるし
じゃ、クルマにすればいい
”車内" という名の快適な “部屋” の中へ帰ればいい。

「…そこに山があるから」の法則です。
山頂で感じることのできる喜びの大きさは、
たどり着くまでの苦難に比例します。

バイクも同じです。
あなたが心から乗りたいと思うバイクに、乗ればいい。

我慢して、自分の直感を誤魔化すということは、
乗りこなせたときの感動と喜びを、はじめから自身で "切り取って"しまって、
手に入れ易い "お手頃サイズ" にしているだけです。

せっかく何かの縁を感じて、選んだバイクじゃないですか。
直感で欲しいと、思わせてくれた単車じゃないですか。

あれこれ迷っているうちに…
自分に正直になれないうちに…
遠回りなんかしているうちに…

あっという間に終わっちゃいますよ!
情熱の寿命なんて…

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