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Favorite Music (Now&Then) 【2】 EAGLES がカバーした曲


こんにちわ

 記念すべき第1回目にイーグルスの新譜(2018年のライヴDVD&CD)について投稿しましたが、2回目もイーグルスを取り上げました。

 私が結構好きな企画物CDに「クラッシック シリーズ」と言うのがあり、具体的には「エルヴィス クラッシック」「ビートルズ クラッシック」「エリック・クラプトン クラッシック」「ライ・クーダー クラッシック」等があります。各々のアーティストが、アルバム等でカバーした原曲を集めたコンピレーションCDのことですが、このパターンで「イーグルス・クラッシック」を自分流に考えてみたので。

 まず、「イーグルスファースト」からは、3曲。1曲目はイーグルスの代名詞でもある「テイク・イット・イージー」でもちろん原曲は「ジャクソン・ブラウン」。2曲目は、グレン・フライの当り曲「ピースフル・イージー・フィーリング」でオリジナルは「ジャック・テンプチン」(このひとは、ファンキー・キングスという知る人ぞ知るバンドにも参加していました)。3曲目は、バーニー・レドンが歌った「今朝発つ列車」。この曲は、元バーズの「ジーン・クラーク」とバーニー・レドンの共作なのでカバーでは、ないと思われるかもわかりませんが、イーグルスの前にカントリーロックの名盤「ディラード&クラーク」のファーストアルバムで発表されているのでカバーとしました。

 次のセカンドアルバムの「ならず者」からは、1曲。「デヴィッド・ブルー」の「アウトロー・マン」で、原曲もなかなか味わい深いです。

 次にサードアルバムの「オン・ザ・ボーダー」からは、4曲。1曲目は、「オールレディ・ゴーン」で、先ほども登場した「ジャック・テンプチン」と「ロブ・ストランドランド」の共作で2人とも各々のアルバムで歌っています。2曲目も再登場「ジャクソン・ブラウン」の「ジェイムス・ディーン」ですが、イーグルスとの共作なので厳密にはカバーというより、提供された曲なのかもわかりませんが・・・。

 3曲目の「ミッドナイト・フライヤー」は、作者は「ポール・クラフト」です。カントリー系のシンガー・ソングライターですが、この人の曲は、ブルーグラス系のアーティストが好んで取り上げていてイーグルスのバーニー・レドンは、もともとブルーグラスのバンジョー奏者なので、この人が好きでカバーしたんだと思っています。そのことは、ポール・クラフトのオリジナルバージョンよりも、イーグルスより先にカバーしているブルーグラスの有名グループ「オズボーン・ブラザース」バージョンを踏襲していることからも間違いないと思います。

 そして4曲目は、「トム・ウェイツ」の名曲「OL’55」でこの曲は、ファーストアルバムの1曲目に入っていました。イーグルスバージョンも素晴らしいですが、個人的には初めてトム・ウェイツバージョンを聴いたときの衝撃は忘れられません。

 「イーグルス・ライブ」からは、南部出身のフォークシンガー「スティーヴ・ヤング」の「セヴン・ブリッチズ・ロード」。この曲は、前回紹介した2018年のライブでもオープニングで見事なアカペラで歌っています。

 次は、再結成後の2枚組大作「ロング・ロード・アウト・オブ・エデン」からで「ハウ・ロング」。この曲は、5人目のイーグルスとも呼ばれていた「ジョン・デヴィッド・サウザー」のファーストアルバムに入っていた曲です。この人とグレン・フライは、イーグルス結成前にデュエット・グループを組んでいたことは良く知られています。(何でもカントリー・ロックを教えたのはジョン・デヴィッド・サウザーの方で、アルバムを聴くとどちらかと言えばサウザーの方がリードしているような感じを受けます。

 ジョン・デヴィッド・サウザーは、他にもグレン・フライやドン・ヘンリーと共作(この人が1枚嚙むとぐっと良くなると言うか、実際はほとんどこの人が作っているのかも)している曲が多く、個人的には大好きな曲ばかりです。3枚目のオン・ザ・ボーダーに入っている「ザ・ベスト・オブ・マイラブ」、ホテルカリフォルニアの「ニューキッド・イン・タウン」、ロングランの「サッド・カフェ」と「ハートエイト・トゥナイト」等です。

 この4曲は、イーグルスがカバーしたということではないと思いますが、ジョン・デヴィッド・サウザーのセルフカバーアルバム(ということは、やはりこの人の曲なのかな)で聴くことができます。ほとんどがギター、ピアノ中心のアコースティックな響きで、とても癒される素晴らしいアルバム(個人的愛聴盤)なのでこの機会に紹介します。

 最後は、アルバムには入っていませんが、ドン・ヘンリーが歌ってシングルのみで発表した「二人だけのクリスマス」で「チャールス・ブラウン」の名曲ですね。


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ジャクソンブラウンのセカンドアルバム。1曲目にテイク・イット・イージーが入っています。

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カントリー・ロックの大傑作ディラード&クラーク(邦題・・・幻想の旅)。

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ピースフル・イージー・フィーリングのスローヴァージョンが、入っています。

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アウトロー・マンは、こっちも良いです。

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なかなか手に入らなかったアルバムですが、オールレディ・ゴーン以外の曲もトータルとしてGOOD。

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これもおすすめ。どこかで聴いたことがある名曲が満載の好アルバム。

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ブルーグラス界では、知らない人はいません。

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トム・ウェイツのデビューアルバム名盤です。OL’55や名曲マーサが入っています。

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このジャケットよく見ました。地味だけど良いですね。

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このデビューアルバムは、イーグルスよりもイーグルスらしいカントリー・ロックです。やはり大好き。

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私一押しのセルフカバーアルバム。ファーストアルバムと対比すると何とも年輪を感じさせますな。サッド・カフェは、詩も素晴らしく特に泣かせます。

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ライブ映像付きのアルバム。レイ・チャールスも影響を受けた人ですね。

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イーグルス結成前のJDサウザー&グレン・フライ「ロングブランチ・ペニーホイッスル」。

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同じくイーグルス結成前の超貴重盤ドン・ヘンリー在籍の「シャイロー」。

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