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ベネディクトカンバーバッチに会えた話。

投稿が遅くなってしまったのですが、12月2日・3日に初めて東京コミコンに参加してきました!!

生まれて初めて。こんな素晴らしいイベントがあったのか、もっと早く参加すればよかった!と思えるくらい素敵なイベントでした。

私がコミコンを知ったのは、マルフォイ役のトムフェルトンが来日するという知らせをネットで見たのがきっかけ。

会えるの!?!?マルフォイに!?!?と思い、即手帳にコミコンの予定を書いた。

後日、残念ながらトムは来日キャンセルになってしまった。けれども、そのショックを覆すかのように他の素晴らしいゲストたちの来日が決まっていった。

一番嬉しかったのは、ドクターストレンジ役のベネディクトカンバーバッチさんの来日決定!!私はマーベル作品が大好きで、中でもドクターストレンジは最推し。ベネさんにもどハマりし、他の作品も見漁っていた。

そして、ロキ役のトムヒルドルストンさん。グリンデルバルド役のマッツミケルセンさん。マンティス役のポムクレメンティエフさん。どの方も私の人生を彩る映画のキャストの方ばかり!!こんな幸せな空間はないと思った。

なので、土曜だけ行こうと思っていたけど、日曜のチケットも軽率に買った。トークショーやグランドフィナーレも見たかったからだ。

でもメインはやっぱり、ゲストの方との2ショット撮影会とサイン会!!海外の大スターと直接会えて、なんと写真まで撮れちゃう!そんなことがあっていいんですか!?コミコン最高!!(早い)

しかし撮影会とサイン会に参加するには、チケット争奪戦に勝たなければいけない。チケット販売は平日12時。仕事やないかい!と思いながらも、なんとか隙を見つけてトイレに篭ることに成功。ひたすらに画面と睨めっこしながら、チケットをゲットすることができた。

このチケット、簡単に買ったかのように思えますが、実はえげつないほど高額なのです。(最高値はベネさん33000円...) 1枚買うだけで、手も震え、何日も本当に買うべきか迷ったのです。

でもベネさんが来日したのは10年前。この機会を逃すといつ会えるか分からない!そして私が海外に行ってベネさんに会うよりはるかに安いことを思い出し、チケット買う一択になったのでした。

トムヒもマッツもチケットを買って直接会いたかったけど、さすがに社会人1年目、そんな何万単位のものをポンポンと買えるわけでもなく。その時はベネさん1枚だけで止めた。

そして当日!いよいよ当日!この日のために生きてきたと言っても過言ではない。早朝から私は千葉へと向かった。

会場に着くとすでに人でいっぱい。特に印象に残ったのは、映画で実際に使われた衣装、小道具、大道具。私の大好きなものたちがそこにはあって、全てがキラキラ輝いて見えた。

初代スパイダーマンのスーツ。
若き日のディカプリオ等身大😭
マイヒーローたち。

1人で人混みをかき分けながらぐるぐる回っているうちに、時間はベネさんとの撮影会に。やばい!!ついに会える!!とドキドキが止まらないまま、私の足をなんとか撮影会エリアに向かわせた。

撮影会エリアも長蛇の列で混雑していた。一体ゲストたちは1日に何万人の対応をするのだろう、、とちょっと心配になる。

そしてこのひと会場にほぼ全てのゲストが集結してるのがやばい。同じ日本にいるのがやばい。同じ空間にいるのがやばい!!と心の中が騒がしく、自分を静めるのに必死だった。

人はこんなに多いのに、列の進むスピードは異常に早い。きっと会えるのなんてほんの数秒。こんなに人がいたら、そりゃ1人にかける時間は少ないよな、、、この数秒に賭けるぞ、、と意気込む。

せめてI love youは言おう!伝えよう!てかポーズどうしよう?ポーズ指定ダメだけど、みんななんかポーズしてもらってるしな、、(事前に調べてきた)

ドクターストレンジが一番好きだから一緒にポーズできたらいいな!あわよくば肩とか組んでくれないかな!とか淡い期待を抱いていた。

そんなことを考えてるうちにもうブースは目の前。
そして、中に入るとそこには、本物の!リアル!ベネディクト!カンバーバッチが!!!いた!!

前に5人くらい並んでて、並んでる間はベネさんをガン見。動いてる!喋ってる!!うわあああとプチパニックで涙も出そうになる。会えた!憧れの人に!!顔も一気にニヤけてしまって、幸せのボルテージが爆上がりしたのが自分でもわかった。

で、やっぱり撮影のスピードが速い。本当に3秒。
あっという間に自分の番になった。

まず、背が高い!!そしてかっこいい!!!「これで」とか日本語でめちゃくちゃ小さい声でドクターストレンジのポーズをしながらお願いして、でもはずかしくて顔も見れなかった。英語を仕事にしてるのに人ってパニックになるとどうしようもなくなるんだなと悟った。(ここまで0.5秒)

撮影タイム。私の右肩にベネさんの手が!!そっと置かれたのを感じた!!そしてベネさんの顔が私の方にひょいっと傾いたのが視界に入った。えええ!いいんですか!!そんなに近づいて!!私も顔傾けたい!!!シャッター切られる!表情作らねば!!と、色々な感情が混ざっていた。(ここまで2秒)

撮影が終わると、ベネさんが私の目を見て「Thank you」と言ってくれた。私に。ベネ様が。センキューって!!!!!!!!!嬉しすぎた。(ここまで0.5秒)

私ベネ様の青い目が本当に美してくて大好きで、その目を間近で見れたこと、視界に入れたこと、私にだけ向けられたセンキューと青い目が尊すぎて。

私も満面の笑みになりながらでかい声で「センキュー!!」と返した。普段声が小さいと言われる私が、こんなでかい声が出るのかと自分にちょっとびっくりした。笑

ブースを出て、私の写真が印刷されて机に並べられている。その写真を手に取ると、自然と涙が溢れてきた。会えたんだ、話せたんだ、憧れの人と!!という気持ちで、胸がいっぱいになった。

私の顔は残念ながら盛れてなかったけど、それでも肩に手を置いてくれたベネさん、ドクターストレンジのポーズを一緒にしてくれたベネさん、顔を傾けてくれたベネさん、全ての愛おしい瞬間が一枚におさめられていて、ああこの瞬間のために私は生まれてきたんだと悟った。

30分くらい会場で泣きながら余韻に浸って、落ち着いたあと少し思った。

「I love you言えてない!!!!!」

私はベネさんに言いたいことがたくさんあった。感謝も伝えたかった。私の人生を彩ってくれてありがとう。存在してくれてありがとう。俳優になってくれてありがとうと。

撮影会では何一つ伝えられなかった。もちろんファンレターは書いてきたけど、直接自分の言葉で伝えたかった。

というのも、私がドクターストレンジをはじめマーベル作品にハマったのはコロナ禍。どこにも行けず、誰とも会えない状況の中での唯一の楽しみが1人で映画を見に行くことだった。

そこでスパイダーマンに出会い、アベンジャーズに出会い、そしてドクターストレンジに出会った。私の暗く孤独なコロナ禍を明るく照らしてくれたのがベネさんの作品だった。

私に生きる希望を与えてくれてありがとうと、その時の感謝を伝えたかったのだ!!大袈裟かもしれないけど、ほんとにそれくらい感謝している。

そんな時にコミコンからお知らせが。「ベネディクトカンバーバッチサイン会18時半から追加!」

そりゃもう、行くしかない!!と思って総額6万6000円になっちゃうけど今行かなきゃ後悔すると思ってチケットを即購入した。

そしてサイン会では、先ほど撮った2ショットにサインしてもらうことにした。

並びながら何度も英語で伝えることを頭の中でシミュレーションした。ちゃんと言えるかな、私の発音で伝わるかなと心配もあったけど、言うしかなかった。

ベネさんがサイン会ブースに登場すると、へとへとだよ〜っていうジェスチャーをしながら倒れこむように椅子に座っていた。それも面白おかしくやってくれて、ファンを笑わせていた。そういうとこが好き!!!!と心の中で叫んだ。

サイン会のスピードも速い。撮影会と同じく3秒だったけど、撮影会よりかは3秒間まるまる話せる。

ベネさんは手を止めることなく次々にサインしていって、忙しそうで、話す隙があるんだろうかと不安にもなった。でも私は言うぞ...!と意気込んでついに私の番。

私の前に並んでた人が杖をついていた方で、歩くのもゆっくりで、いっぱい話しかけていた。

だからか、私の写真にサインされてるのにその方がまだベネさんの前にいて、やばい私のサイン終わっちゃう!!!とド焦りした。言わなきゃ言わなきゃで頭がいっぱいになって、やっと言葉を発することができた。

そしたらベネさんがずっと下を向いてサインを書いてた手を止めて、パッと顔を上げてくれた。

そこで私の口も止まってしまって、あれっなんて言うんだっけ?と一瞬フリーズした。ベネさんもまた下を向いてサインを書き始めた。言わなきゃ!!とまた自分を鼓舞して、言いたいことの続きを言った。

ベネさんもサインを書きながらも、首を振りながら伝わってるよと感情も込めて返事をしてくれた。私の!!!英語が!!!通じた!!!ベネさんと!!!会話できた!!!!そのことが嬉しくて嬉しくて、幸せの3秒がまた1つの思い出として私の心に閉じ込んだ。

こんなに幸せなことはない。英語を学んでて良かったと初めて思った。笑

大好きな大好きな映画のキャストに会えること。そして自分の気持ちを直接伝えられること。こんな機会もう2度とないかもしれない。

数秒に自分の全てを賭けることが、どれだけ難しいかも実感しながら、緊張に打ち勝つ自分を褒めつつ。大好きな人から数秒間で得たエネルギー量は計り知れない。あと軽く30年は生きていけそうなエネルギーがチャージされた気分になった。

好きって気持ちってすごいなぁ。俳優ってすごいなぁ。映画ってすごいなぁ。それしか出てこなくなって、その日はふわふわした気持ちのまま帰宅した。

何度も2ショット写真を眺めてはニヤニヤして。気持ち悪いくらいに恋した気分になっていた。待ち受けをそれにして、写真を家に飾って。まさに薔薇色の人生が始まった合図だった。

ほんとに生まれて初めてこんな幸せを感じたかもしれないってくらい。素敵な素敵な土曜日でした。

感想長くなってしまった!日曜日の分はまた別で書こうと思う。

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