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漫画「トレモロ」の時代背景

こんにちは。ズズズです。いつも漫画「トレモロ」をご覧頂きましてありがとうございます。

2018年11月から不定期に投稿してきた作品ですが、自分の中で一番の長編になりそうです。当初はこんな長編になるつもりはなかったのですが、サトシをはじめ、西川さんや牧本など複数の登場人物のシーンを描いていたら自然とこうなりました。

さて、物語も後半戦ですが、ここで改めて時代背景について語らせて下さい。

トレモロは私の高校時代の出来事をもとに構成されており、だいたい2004年〜2005年頃を背景に進行している物語です。

作中には様々なアーティストや音楽が登場しますが、2005年は銀杏BOYZが2枚同時にアルバムリリースをしたり、

ELLEGARDEN が「RIOT ON THE GRILL」をリリースしたり、インディーズのミュージックシーンはかなり盛り上がっていたと思います。

さらに2005年の夏頃からは「電車男」がドラマ化され、カッコいいヤツではなくてカッコ悪いヤツが主人公になった時代で、インターネットの掲示板から始まる物語は斬新以外の何者でもありませんでした。

しかも、主題歌はサンボマスターで、インディーズが盛り上がる中、彼らはメジャーで暴れまわっていたのです。

当時はなんだこのカッコ悪い人たちは、と思っていましたが、それは大間違いで、熱くて純粋でとてもカッコ良い人たちでした。

メジャーでは他にASIAN KUNG FU GENERATIONやBUMP OF CHICKENなどもコンスタントに楽曲をリリースして、快進撃を続けていましたね。

あと、トレモロの作中で一点ミスってしまって後悔していることがありまして、当時Hi-STANDARDの曲はカラオケになかったのですが、カラオケシーンで出してしまったのです。

2005年にHi-STANDARDはすでに活動休止しており、過去の伝説として我らバンドボーイには語り継がれていました。カラオケにもなくてCDを持っている友達に借りたのを思い出しました。

どこかで必ず登場させねばという義務感からのミスなので全国の皆様、許してください。

いやぁ、それにしてもトレモロを描くまでいろいろも忘れていましたが、今思うとすごい時代でした…。。

トレモロはこういった当時の音楽を知らないと最大限に楽しめない物語になっていて、バンド名や楽曲名は包み隠さずに記載しているので、知らなかった方は是非とも聴いて頂きたいし、知っていたという方は思う存分懐かしんでほしいと思います。

これは無料漫画だからこそできる表現だと思います。特権は最大限に利用させて頂きます。

さて、ラストに向けて物語は進み始めましたが、最近ラストシーンを考えると目頭が熱くなってうるうるしてきます。見えない何かにもがいて挫折して、立ち上がってを繰り返す彼らに頑張ってほしいと思うし、輝ける未来を示してあげたい。

でも、人生そんなに上手くいくものでしょうか?一体どうなるのか?

魂を込めて描きすぎている為、この作品を無事完結(※尊敬する漫画仲間テモさんの言葉でいうと「成仏」)させたらもうInstagramをやめようかとも思っています。

トレモロを読んでくれている方々はかなりニッチだと思います。毎回楽しみに読んでくれている方には本当に感謝しかないです。基本的に物語を紡ぐのが好きなだけで、絵はそこまで上手くないですし!

心からありがとうございます!

ズズズがInstagramを続けるかどうかはまさにあなたのいいね!にかかっている!笑

調子にのりました。すみません。

何はともあれ、引き続き最後までトレモロを楽しんで頂けるよう頑張りますので、どうぞ宜しくお願いします。


無料漫画ですが、楽しいと思ってもえる作品を今後も送り出していけるようサポート頂けますと幸いです。どうぞ宜しくお願いします。