見出し画像

㉞男鹿へ向かう

前日の地震から一夜明け、テレビを着けるとやはり地震ニュースやっていますね。震災から11年目に同じような地震が起きることにザワザワします。自然の猛威は感じます。

地味に茨城県の震度5弱のようです。親は普通に大丈夫そうでした。津田大介氏がツイッターで呟いてましたけど、石巻の友人に連絡とったら、避難経路に大勢いて結構大変だったようです。避難経路がうまく機能していなかったと。

自然災害はいつだって突然起こる。自然災害は期せず発生するので、自然災害には慣れることは難しい。そのための準備はできるけど、僕たちは慣れていないものにはとことん弱い。仕事でもなんでも、慣れることで力を発揮できる。僕たちは一生懸命慣れようと努力する。

疲労なのか体調がモヤモヤしてすぐれませんが、とりあえず行動を開始しようと思います。今日はぜひとも行きたかった男鹿市に行こうと思います。そうですあのなまはげで有名な男鹿です。運よく男鹿線は平常運行していたので秋田から乗車します。50分の道のりです。僕はそこまでなまはげに興味があるということではないですが、ある映画見て強烈に男鹿に行きたくなったんですよね。昨年放映していた仲野太賀主演の「泣く子はいねえが」という映画があるんですけど(ネトフリで見れます)、その映画がめちゃくちゃ良くて、仲野太賀演じる主人公はダメダメなやつなんだけど、なんとか頑張ろうとするけど吉岡里帆演じる奥さんには見放されるし、故郷でも腫れ物扱いだし。それでもなんとか頑張ろうとするけれど、、いやーあのめちゃ良い映画です。もがくことによっていい結果が出るとは限らない。消したい過去は放っておいたら誰かが消してくれるとは限らない。自分の問題は自分でしか解決することはできない。そうはいっても解決できるとも限らない。でもやはりいずれは向き合わなければならない。揺さぶられる映画でした。

そのような感じで今まで秋田には興味関心はなかったですが、徐々に秋田に興味を持ち始めました。そしてもう一つ秋田に興味を持ったきっかけはイージスアショア配備の問題ですね。イージスアショアというミサイル防衛システムを秋田市内の米軍基地への配備計画が急遽浮上して、政府がどんどん進めていく中、秋田魁新報含む市民らの反対運動によって、結局配備計画を中止に追い込んだ。秋田魁新報社の「イージスアショアを追う」はとても興味深いです。相変わらずの政府のやり方に真向から戦う魁新報社や、地域住民の姿に感嘆です。どれくらいひどいかといえば、今年の数学センターでイージスアショア配備撤回の要因に至った、仰角のテストが出されていたくらいです。そのようなわけで秋田への興味が膨れ上がってきたので訪れてみました。

男鹿市は男鹿半島の先端にあるわけですが、まず何より景色が素晴らしかったですね。曇り予報でしたが、ところどころ日が差してくれたので散策にはちょうどよかったです。男鹿駅近くの道のオガオガーレに行こうと思っていましたが、店休日でした。ここにきて痛恨のミスですね。


とりあえず映画のロケ地を少し回ってみます。なまはげ館も行きたかったですが。駅から離れていたので今回はパスしました。男鹿観光にはクルマあった方がいいですね。なので男鹿に来て何をしたのかと言われれば、ただ歩いて終わっただけという。なんとも消化不良な気がしますが、男鹿を歩ける機会はなかなかないと思うので、これもこれでよかったと思っています。

映画ロケ地

男鹿を後にして秋田市内に戻り、もう一つ行きたかった場所があるんです。秋田県立美術館ですね。駅から徒歩10分という好立地にあり、結構きれいな建物でしかも現展覧会が「旅と風情」というテーマでまさにこれは見るしかないと思っていましたが、休業日でした。今日はいろいろツいていないようです。



もう一つ千秋美術館という所もあるのですが、そちらも休業日でした。マジかという感じで、もう一つ行く候補として挙げていた赤レンガ郷土館に向かいました。ここは運よくやっていてよかったです。レンガ造りで、ルネサンス様式を基調にし、土台は灰色の男鹿石の切り石積み。内部はバロック調で、、、とりあえず圧巻ということです。もともとは秋田銀行の店舗として使用されていましたが、昭和60年に郷土館として開館したそうです。中を見学しましたが、いちいち豪華で、重厚感がすさまじいです。一角には関谷四郎記念館というところもあり、見てみましたけどなかなかすごかったですね。関谷四郎という人は鍛金家で、鉄や銅など異なった金属を接合させる「接合わせ」の技法を持ち、人間国宝として認定さているそうです。あきらかに異なる金属が接合されている感じはとても異様というか、なんともすごい感性を感じました。

秋田市内他にも美術館、芸術館が数多くあり、アートな街歩きとしても謳っています。適度のコンパクトな街感で、街歩きにはちょうどいいと思いましたしさらには城もあるので、きれいな街並みでした。仙台のように大きすぎもなく、狭すぎもなく、ちょうどよい距離感を秋田では感じました。個人的には何より駅前にジュンク堂があるのが最高ですね。ぜひともまた期待と思います。

4車線中3車線が左折