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㉕気仙沼~陸前高田へ

本日は気仙沼を後にして、一路陸前高田市に向かいます。奇跡の一本松でご存知の方も多いかもしれません。いまは奇跡の一本松は切られてしまっていますが(※枯死していますが、伐らずに展示してありました)、そこには新たに伝承館が建っています。今回の旅で訪ねる最後の伝承館なので、どのようなものか体感してみようと思います。

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到着。まずすごい。ここの伝承館は何がすごいというと、まず外観ですね。余分なものを削ぎ落として、直線美といいますか、抽象的で概念的な雰囲気を感じます。海岸線までどこまでも伸びる追悼の場はまさに美術館の印象を受けました。この施設は道の駅も併設されており、施設真ん中の追悼の場を挟んで両サイドに道の駅と伝承館があります。すげー金かかってそう。

ちなみに国または県が建立した伝承館、復興祈念公園というのは、福島、宮城、岩手に一つずつあります。福島は原子力伝承館。宮城は石巻の伝承館。そして岩手はこの陸前高田にある伝承館となっているわけです。この3つの施設はよく比較対象されるようですが、確かに各伝承館、公園は地域性があって、福島は原子力災害について、宮城、岩手は津波災害について。震災スタディーツアーにおいてこの代表的な3つの伝承館は外せないと言えます。

そして最後にやってきました陸前高田の復興祈念公園。正直に言いますが、ここが一番バランスよくまとまっていましたし、僕の伏線も回収してくれました。早速中には行っていきましょう。