おちまこと

2020年3月投稿開始。現在、記事数は約1500。大人になってから3回目の大きな変化を…

おちまこと

2020年3月投稿開始。現在、記事数は約1500。大人になってから3回目の大きな変化を機に、「書くことが、仕事になるため」を目指し、2020年12月からは、毎日noteに投稿を続けています。記事は、少し長めのことが多いです。東京都在住。

マガジン

  • 暮らしまわりのこと。

    生活の事。日常の出来事。身近な植物や生き物のこと、などを書いています。

  • いろいろなことを、考えてみました。

    自分の能力の足りなさを自覚しながら、いろいろなことを、考えて、書いて、考えました。

  • noteについて。書くことについて。

    noteを書いていくことについて、それで思ったことなどについて、書いています。

  • 『21世紀の「はたらく」を考える』

    「働くこと」について、いろいろと考えてみました。気がついたら、30年ほど働いていることに、ちょっとこわいような気持ちにもなりました。

  • 読書感想(おちまこと)

    読んだ本の感想を書いています。

最近の記事

  • 固定された記事

「陰謀論」を、信じられなくなった理由

 不安が多い時ほど、『あれは実は裏で…』というようなことが、真面目な口調なシリアスな文体などで語られるようになり、そして、ある特定の団体や、人種や、国の名前や、意外な方法などがあがり、どんなことでも、世界は、誰かの意図で動かされている、といった結論になる。  厳密にいえば、間違っているのかもしれないが、私にとっては、それが「陰謀論」であり、「デマ」だと思っている。大小さまざまな出来事の全てに「あれは、実は…」が潜んでいて、必ず、そんなことを語る人がいて、それなりに筋が通って

    • 洗ってしまった腕時計

       天気のせいもあって、ちょっと洗濯物がたまってしまった。  カゴにいっぱいになっていて重みもあって、だから一回で終わらせたいのだけど、この分量だと無理かもしれない。だけど「念入り」モードで洗えば、ちょっと洗濯機に押し込むような感じになっても大丈夫かもしれない。  そんなことを思って、だから洗濯機に向かって、カゴを傾けて一気に洗濯物に入れた。その中にズボンもあってポケットにハンカチが入っているのは確認できて、ちょっとホッとして、そのまま洗濯を始めた。 腕時計「念入り」モー

      • 特殊な地域

         初めて行った場所だった。  東海道線の大船駅で降りて、モノレールに乗りたかったけれど、目指すギャラリーのサイトにはバスで来た方がいいです、と書いてあったので、その指示に従うようにバス停に向かった。  初めて使う交通機関は、本当にここで合っているのかどうかの不安が消えない。でも目指すバス停の名前を見つけて、乗り込んだ。  だんだん坂道を上がる。  あまり広くない道だから、正確な知識かどうかは分からないのだけど、昔の街道ではないか、などと思いながら微妙なカーブと少しずつ

        • 「カップ焼きうどん」というジャンル

           スーパーの中を歩いていて、珍しいものが目にとまる。その上で自分でも買えるような値段の安さだったら、カゴに入れる。多くは飲料だったりもするが、それは次の機会に行ったら大体がすでに姿を消していて、2度と目にすることもない。そんなことも多いから、なるべく気になったら買うようにしている。  それは、貧乏な物欲といっていいものだと思うから、ちょっと恥ずかしいのだけど、それで少し視界が広がるようなこともある。 のりたま 売り場の列の先頭というか、テーブルで言えば、いわゆる誕生日席の

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        • noteについて。書くことについて。
          105本
        • 『21世紀の「はたらく」を考える』
          13本
        • 読書感想(おちまこと)
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        • 「エンターテイメント」と「アート」
          152本

        記事

          「ありがとうございました」(2024.5.19)

           先週も、「おめでとうございます!」を見ることができました。  皆さんが、読んでくださったおかげです。  ありがとうございました。  初めての方は、見つけていただき、ありがとうございます。    今回、「おめでとうございます!」をいただいた記事は、「鳩サブレー」に関する内容です。  神奈川県民ならおそらく大勢の人が知っているであろう「鳩サブレー」を最近食べて、とても美味しくなったように感じました。  それで、出かけたときのおやつとして、ほぼ屋外のような場所で食べまし

          「ありがとうございました」(2024.5.19)

          「今年一番の暑さと、14週ぶり感染者増」。2024.5.18。

           日差しが強い。  それだけで気温が高いのがわかる。  これから、さらに気温が上がるそうだ。 客 午前9時前に家を出る。  駅までの道路は人通りが少ない。  少し前までは、高校生が学校へ向かって歩いていて、家の中でも話し声があんなに聞こえていたのに、と思う。  いわゆる1000円カットの店の前には、耳にイヤホンをさしながら開店を待つ男性客が一人いる。  そのそばの牛丼屋には二人くらいの客が見える。  道路をはさんだ向かいのカット&カラーの店の前のベンチには女性が

          「今年一番の暑さと、14週ぶり感染者増」。2024.5.18。

          読書感想 『東京都同情塔』 九段理江  「とても強い小説」

           どんな本を読むのか。  自分がそれほど早く本を読めるわけでもなく、若い時から古典と言われる作品をたくさん読んできたわけでもない。読書の習慣がついたのは、中年と言われる年齢になってからだった。 本を選ぶこと だから、どの本を読むのかについて、ただ自分の感覚に従って、例えば昔のレコードの「ジャケ買い」のように、本の表紙や作品名だけで選んで、それが自分にとっての名作であるような鋭い選択をできるような自信は全くない。  ただ、それでも色々な本を読むようになって、ラジオやテレビ

          読書感想 『東京都同情塔』 九段理江  「とても強い小説」

          気がついたら「セルフレジ」ばかりになっていた

           コンビニによっては、スタッフと直接金銭の受け渡しをしなくなった。  レジで商品を渡すとバーコードで値段を表示して、その機械の画面をタッチして支払いをする。  気がついたら、列の前に並ぶ人がカードだったり、スマホをかざして電子マネーといわれるシステムを使っていたりする場合も多くなり、現金を使う人が減っている実感はあるものの、自分自身はずっと現金を使い、機械の場合にはなるべく小銭を投入するなど、以前とは少し違う行動をするようにはなった。  最初は戸惑ったが、少し経つと慣れ

          気がついたら「セルフレジ」ばかりになっていた

          『会田誠 《混浴図》への道』。2024.4.20~5.19。Gallery & Restaurant 舞台裏-----「とても地道な歩み」

           地元でアートプロジェクトがあって、時々見にいく。近いところで、そういうイベントがあるのは、なんだかありがたい。  この街の中で映像を使ったインスタレーションをおこなったとき、夜間に作家本人が作品の解説までしてくれる催しまであって、それに妻と一緒に申し込んで参加することにした。 スター 夜になって駅の近くに集まり、そこに参加する人が少しずつ集まり、その催しが始まる前に、妻が「ぎゃっ」というような声を出し、後ろ向きに倒れそうになったので、あわてて支えた。  その反応はまる

          『会田誠 《混浴図》への道』。2024.4.20~5.19。Gallery & Restaurant 舞台裏-----「とても地道な歩み」

          バラが咲いた

           携帯もスマホも持っていないので、うちには固定電話がある。時々、いわゆる営業の電話がかかってくるので、電話を出るときに名乗らないこともある。  その日も午前中に電話が鳴って、この前も九州の水、みたいな内容だったから、今回もそんなようなことではと思ってとったら、庭に花が咲いて、といったことを言われ、微妙に身構えてしまったが、どうやら妻への電話だった。  それは、ご近所の方で、季節によって庭に見事がバラが咲くお宅で、妻がその頃になると訪れて見させてもらっている人だった。  

          バラが咲いた

          「ナカメ」以前

           東京の中目黒のイメージが、今、どのくらいなのか、正確なことはわからない。  住みたい街ランキングで、中目黒は2024年・13位になっているから、かなりイメージがいいことはわかる。実際に少しでも訪れてみると、やっぱりおしゃれな雰囲気は強くて、だから、ちょっと敷居が高い。  それは、かなり多くの人にも共通する気持ちだと思うし、「ナカメ」などと言っている人も、もしかしたら実在するかもしれない、というような街にはなっているのは事実だけど、こんなに洗練された街になったのは、おそら

          「ナカメ」以前

          よもぎの強さを、改めて知った。

           うちの前の道路を犬を散歩させている人がいて、妻はいつの間にか、その人と仲良くなっていた。それは、近づきすぎず、遠ざかりすぎない感じの、程よいご近所づきあいに見えていた。 よもぎ摘み その相手の方からも何かをいただき、妻も何かを手渡すという交流があって、あるとき、よもぎ摘みに誘われた、とうれしそうだったので、こちらもうれしくなった。  とはいっても、どこか遠くに行くというのではなかった。  家からすぐそばに多摩川が流れていて、その河川敷には桜が植えられていて、春になると

          よもぎの強さを、改めて知った。

          「ありがとうございました」(2024.5.12)

           いつも読んでくださっている方、ありがとうございます。  おかげで、こうして書き続けることができています。  初めて見つけていただいた方も、ありがとうございます。  もし、よろしければ、今回の記事からでも、読んでもらえたら、うれしく思います。  先週も、「おめでとうございます!」を見ることができました。  皆さんが、読んでくださったおかげです。  ありがとうございました。  毎週土曜日には、読んで面白かったり、興味深かったり、気持ちを動かされた書籍を紹介させてもらって

          「ありがとうございました」(2024.5.12)

          『夏日と、「5類移行1年」』。2024.5.11。

           よく眠れなかった。  次の日が自分にとって朝が早めだと緊張して寝付けないのかと思ったが、同時に、気温が高くなっているのに、寒がりのためかまだ冬の布団のため、実は暑く、それでよく眠れていないのかもしれない。  それでも朝は起きられた。  天気はいい。 ランキング 今日の気温は上がっていくらしい。  また夏日になるようだ。  テレビでは様々な商品をランキングする番組を放送している。  今日は台所用洗剤。  全部を見ていると支度が遅れるので、時々見ていて、たまたま1位

          『夏日と、「5類移行1年」』。2024.5.11。

          読書感想 『自衛隊の闇組織 秘密情報部隊「別班」の正体』 石井 暁 ----「終わらない戦前」

           もう過去のことになってしまい忘れられているかもしれないけれど、テレビドラマ「VIVANT」が放送され話題になっていたのは2023年の夏の頃だった。  知っている俳優が、これでもかと出ていたし、役所広司と二宮和紀が揃うことも珍しいと思ったので毎週見ていた。だけど時々、組織に忠誠を誓いすぎる半沢直樹のようにも見えてしまったし、もう少しさりげなく行動してくれたらプロの怖さと凄みが出るのに、などと勝手なことを思いながら見ていたせいで、熱狂には遠く、ということは本当に楽しめなかった

          読書感想 『自衛隊の闇組織 秘密情報部隊「別班」の正体』 石井 暁 ----「終わらない戦前」

          「12年ぶりの作品鑑賞」---『溶けでる花と』 伊藤雅恵 個展 。2024.3.23~5.18。Kamakura Gallery。

           ずっと作品をつくり続けるのは、思った以上に難しい。  若くて才能があって輝くように見えても、いつの間にか作品をつくらなくなったのでは、という状態になる人は、想像以上に多いように思う。  それは、1990年代後半に、急にアート。それも現代アートという、作家が、今生きていて、作品を制作し続けている分野に興味を持って、細々とながらずっと様々な作品を見てきたから、そんなことを思うのかもしれない。  仕事をやめて介護に専念せざるを得ないような状況でも、現代アートに接することで、

          「12年ぶりの作品鑑賞」---『溶けでる花と』 伊藤雅恵 個展 。2024.3.23~5.18。Kamakura Gallery。