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令和こそ学びたい、JUDY AND MARYの少女漫画のような乙女心

突然ですが、最近JUDY AND MARYが私の中で再ブームしております。
同世代でジュディマリの存在を知っている人はどのくらいいるのでしょうか。
YUKIなら好きっていう子はいるけれど、元パンクバンドのボーカルと知っている人は同世代でも貴重なのかな…。

全然世代ではありませんでしたが、姉の影響でジュディマリをかなり聞いていた小学生でした。(影響受けやすすぎ)

ここでジュディマリの概要をさらっと。

JUDY AND MARY (ジュディ・アンド・マリー、略称:ジュディマリ、JAM) は、日本のロックバンドである。1992年結成。1993年にメジャーデビュー。2001年解散。(中略)“Judy And Mary”というバンド名は快活でポジティヴな女のコ“ジュディ”とすこしひねくれ者のネガティヴな女のコ“マリー”という女の子の二面性を表しており、それがそのままYUKI自身に当てはまることもあって、以前から恩田(ベース兼リーダー)が構想を練っていた『女のコが歌うポップで切ないサウンドをバンドでやる』というイメージは既に固まっていた。

私は1996年生なので、4歳の頃にジュディマリは解散していたということですね。惜しすぎる…。
この記事を書くにあたって 概要を初めて知りましたがなんたってコンセプトがドリーミィで可愛すぎる。

これから歌詞を少し紹介したいのですがなんかもうオンナノコ!お人形!ギンガムチェック!って感じで(?)
平成初期~中期の頃の全盛期の時は知りませんが、最近この歳になって改めて楽曲の可愛さに改めて胸キュンしてしまいました。

私がジュディマリに再熱した理由はこのコンセプト通りの、少女漫画のような乙女心を表した歌詞。
雑多な社会生活の中で忘れていた純粋な少女漫画を読んだ時のトキメキを呼び起こしてくれるような気がします。(枯渇した心)

最新、最先端が注目されどんどん先の未来に進んでいくからこそいい意味で古臭い、幻想的で、アンティークなジュディマリの良さに現代の女子がどのくらい共感してくれるのかなぁと気になるところでもあります。

ジュディマリの代表曲といえばアニメ「るろうに剣心」のOP曲で、カラオケの定番ソングにもなっているそばかす。(るろ剣めちゃ読んでた)

▲天翔龍閃(あまかけるりゅうのひらめき)が一番好きだった

今や外国のお人形さんのようでそばかすメイクなんかも流行っていますが、当時の年頃女子たちは頬のそばかすがコンプレックスの対象になっていた模様。

大キライだったそばかすをちょっと
ひとなでしてタメ息をひとつ
ヘヴィー級の恋はみごとに
角砂糖と一緒に溶けた

叶わなかった恋心のせいで、自分の嫌な部分がさらに嫌いになるって女の子にはありがちですよね。自分の想いを角砂糖で表しているのがファンシーで可愛い…。

想い出はいつもキレイだけど
それだけじゃ おなかがすくわ
本当は せつない夜なのに
どうしてかしら?あの人の笑顔も思いだせないの

破れて気持ちは沈んでいたのに女子の恋は意外とあっさり切り替えられるもの。盲目になっていた恋心も吹っ切れるとご飯を食べることの方が重要になってきちゃうんですよね~。
アップデート式の女子の気持ちをめちゃくちゃ顕著に歌っているのがそばかすなのです。(こう振り返ると歌うのがますます楽しくなりそう)

あとBATHROOMもめちゃくちゃ好きで。

この曲は歌詞がもうファンシー!フェアリー!マホミル!(マホミルはフェアリータイプのポケモン)という感じでとにかくちゃわいい。

BATHROOMの海の上の
彼の夢まで出かけよう
ペディキュアの魔法の足で
泡の波を越えて行こう
離ればなれの夜に飲み込まれちゃう前に
シャボンの雲に乗って
プーさんシャンプーも行こう

ペディキュア、プーさんシャンプー……。絶対水玉のシャンプーハットかぶって湯船に浸かるタイプの子だわという勝手な妄想をしてしまいます。

ミルクのシャワーをゆりかごにして
今夜2人で揺れていたい
見せてあげたい 裸の瞬きを
でも急がないの まだちょっと熱すぎるから

お風呂で一人、好きな彼と一緒になる事を夢見るバスタイム。ラヴリーすぎ。
なぜかジュディマリを聞くと矢沢あい作品の女の子を勝手に想像してしまいます。(NANAのハチとかご近所物語の実果子とか)
お風呂でのぼせながら恋にものぼせてしまう描写が恋する乙女すぎて可愛い過ぎる。尊。

▲私にはジュディマリを聞くとこんな子が思い浮かぶ

今風のリアルな描写もいいですが、歌詞のいっこいっこにキュンとしてしまう少女漫画のような言葉選びがしつこいようだけどすごくいい。

自分に重ねるのは少し恥ずかしいけど恋愛中は誰もがこんな夢や想いを描いていたんじゃないかなと思います。
こんな子いたら可愛すぎるだろ…と思うのですが実際恋愛中の女子って大体はこんな感じじゃないですかね。

ジュディマリは’平成の可愛さ’を持ち合わせたカルチャーを感じるパンクバンドのようで、ジャンルで言えば今は無きSWIMMERや大中をなぜか思い出します。

▲平成生まれはお世話になったよね。

こんな恋焦がれる、って感じの感情はこの頃枯渇していたので今こそジュディマリを聞いて自分磨きに時間を費やしてみようかなと思う23歳正社員ニートOLでした。

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