HolidayAfternoonCafe

一人暮らしだった親が亡くなってから7年が過ぎました。 この間、週末ごとに片道2時間かけ…

HolidayAfternoonCafe

一人暮らしだった親が亡くなってから7年が過ぎました。 この間、週末ごとに片道2時間かけて足を運び、空き家を管理し、墓参りをしてきました。 家じまいや墓じまいをどうするか? 答えを出すまでに10年はかかるだろうと思っていましたが、あっという間に時は過ぎ、いまだに答えは出ていません。

最近の記事

【築40年の空き家】 (5)どこに相談すれば良いのか?

1 不動産屋さんって?住むところを探したりする時に「不動産屋さんに相談してみたら?」などと会話にごく自然に登場する「不動産屋さん」。 新聞広告を見ていると「ご成約御礼 ◯◯ホーム」とか「この地域で物件を探しています □□工務店」といった広告を目にします。 住むところ(宅地や建物)を売買したり、貸借したりする時に必ず関係してくる法律に「宅地建物取引業法」という法律があり、この法律に「宅地建物取引業者」という用語が出てきます。 法律の話を持ち出してきてややこしいかもしれま

    • 【築40年の空き家】 (4)空き家の価格

      1 売却価格は売るかどうかの判断材料空き家をいくらで売却したいか? 売却(希望)額は、「売る」と決めてから考えれば良いわけではなく、「売る」か、「貸す」か、「住む」かなどを考える時に必然的に考えることになります。 今、空き家を維持するのにいくらかかっているのか? 固定資産税、光熱水費、火災保険料・・・・ 売却する場合でも、更地にする場合は解体費がいくらかかるのか? こういったさまざまなことを仮定して、それらを選択した場合にかかるコストを比較して判断していくことになり

      • 【築40年の空き家】 (3)農地が絡むとややこしい

        1 農地の上に家が建っている!?『【築40円年の空き家】(2)空き家バンクの活用』で、空き家バンクを通じて登記簿を入手してみると「宅地」で課税されている土地が、登記簿では地目が「田」になっていることが判明し、このままでは空き家バンクに登録することができないので、土地家屋調査士に相談するようにアドバイスを受けたというお話をしました。 (1) 登記簿の地目が「田」なら農地なのか? 登記簿の地目が「田」であれば「農地」かというと必ずしもそうとは限りません。というのは、「農地」

        • 【築40年の空き家】 (2)空き家バンクの活用

          1 とりあえず空き家バンクに連絡してみよう!最初に相談した工務店からも空き家バンクへの相談をすすめられました。 私が相談した空き家バンクは、自治体が民間に委託している空き家バンクでしたが、行政がやっているようなもので、登記簿謄本などはすべて無料で取り寄せてくれました。 空き家バンクのホームページを見に行くと売却物件や賃貸物件がずらりと掲載されているので、売ったり、貸したりするのを決めている人たちが相談に行く場所のように思ってしまうかもしれませんが、私のように売るとも貸す

        【築40年の空き家】 (5)どこに相談すれば良いのか?

          【築40年の空き家】 (1)何から手をつければ良いのか? 

          1 何から手をつければ良いのか?誰も住まなくなった築40年の空き家をどうすれば良いのか? 週末ごとに足を運んでいても1年、2年なんてあっという間に過ぎていきます。 時が過ぎるとともに修理箇所が出てきたり、何よりも維持費がかかり続けるので、何かアクションを起こさなければと、どうしても考えることになります。 売却すると決めているのであれば、まず頭に浮かぶのが不動産屋さんかもしれませんが、「売る」のか、「貸す」のか、「住み続ける」のか、決められていないような状況でどこに相談

          【築40年の空き家】 (1)何から手をつければ良いのか? 

          庭の枝垂れ梅は、今年もきれいに咲きました。

          誰も住まなくなり、7年が過ぎました。 その間も庭の枝垂れ梅は、毎年この時期に見事な姿を見せてくれています。 今年も週末に足を運ぶときれいに咲いていました。 花びらが一枚も落ちていない状態でしたが、次に来る時はもう散っていることでしょう。 次にこの家の主人になる人は、この枝垂れ梅を気に入ってくれるでしょうか? きっと気に入ってくれる方が主人になってくれることでしょう。 そう信じて、今日も夕暮れまで庭木の手入れに励みました。

          庭の枝垂れ梅は、今年もきれいに咲きました。

          桃の節句

          「もう飾ることはないだろう」 毎年、そう思いながら、今年も雛人形を飾ることになりました。 この家にやってきて、もう少しで70年になる雛人形。 ごみに出せば簡単に片付くかもしれないけれど、そんなことできるはずがありません。 「ここなら引き取ってもらえるかな?」と期待しているのが、姫路市にある日本玩具博物館。 今年も春の特別展が開催されています。 家じまいとともに手放すしかない大切な思い出の一つです。