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歩行者b
春とギター専用マガジンです
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第七話 一週間ほどして、B氏の要請でラボを訪問した。地下からもアプローチできると聞いたけど、文字が読めない私には難しい。相変わらず閑散とした地上に一度上がってから、ラボに入った。 まだそれほど日は経っていないのに懐かしく感じる。ここを出てからというもの、いろんなことがありすぎた。価値観なんてものが意味をなくすほど。 それが関係しているのかどうかわからないけど、このごろ変な夢を見る。 黒い影、頭にエンペラみたいなものが見えるからたぶんイカなんだと思うけど、そのイカた
因果応報 【410字】 判決を言い渡す。 「被告人を山岳カルマの刑に処する」 廷内に感嘆とどよめきが起きた。 「山岳カルマの刑って・・・なに?」 「山で罪を犯した者は山に償わなければならない」という条文が新しい刑法にあるんです。 「で、実際には何を」 「あなたの場合は禁止場所で小便をしたわけですから、それに見合う償いが必要です」 「だっておしっこなんて、もう流れてるだろうし、排泄行為自体はやめられないし」 「そこにカルマはあるんか!ってことです」 「半ケツみたいな判
第六話 B氏とラボの傍にあるエレベーターに乗っている。どこと言って不思議なところのない普通の箱だった。 「これを使うには許可がいるんです」 B氏はそう言って胸、たぶん胸と言っていいところから、自分のチップを取って見せた。 「どうしてですか?」 「住人は基本的に与えられた環境で与えられたタスクを熟す必要があります。それさえすればあとは自由なのですが、自分の街で終始完結するように求められています。ですからこれから行くような他の街を知ることはありません」 「ではどうして私を
新色みつけました! 【500字くらい】 洞窟を探検していた隊員から、隊員の名前は忘れてしまいましたが「新色」が見つかった!との報告がありました。 ついに偉業が達成されました。新色の発見です! この冒険には様々な苦難があったと聞きます。 新たにみつかった洞窟には地図がありません。はたして中はどうなっているのか誰も知りません。 洞窟はある地点から下へ下へと伸びていて、携帯していったロープでは長さが足りないのではないか。 緊急信号も届かなくなるのではないか。 近く
第五話 ナビに連れて帰ってもらった部屋に入るとゆっくりと電気が点灯した。至れり尽くせり。 すぐに床にごろんと横になったが、疲れていても眠れない。だいたい布団というものがない。床はどこもかしこもあのラバーな感じで心地いい。でも眠れなかった。クローゼットを探って、例のイカが被っている帽子を2枚ほど取り出して体に掛けたが、どうにもならない。 それでも斑らにうとうとはしていたようで、すぐに朝が訪れた。 この朝、いよいよ私のここでの暮らしが始まる。始まってしまった。この朝を忘
第四話 「こちらです」 B氏はおそらくにこやかにそう言ったに違いない。 住宅地もまた商店街のように延々と続いていて、もうここを離れると二度と帰ってこられる気がしない。 壁に近づくと壁の一部が音もなくスーッと右側に折り畳まれた。B氏に続いて中に入るとひんやりとした。これが空調によるものなのか、自然の作用なのかはもう区別がつかない。 「残念ながら、住居はあなたのために設計されてはいません。ご不便をおかけすると思いますが」 しばらく歩いて立ち止まると、B氏は壁に向き
第三話 食事を終えると、私たちは地下に降りた。ここには階段らしい階段はなくて、全てがスロープ。そりゃそうよね、彼らにはその方がいいのはよくわかる。 エレベーターもあるのだけれど、そのうち乗ってみたい。何が違うのか、もう好奇心垂れ流し。もしかしたら私の姿はこのイカ、Bにしか見えていないのかもしれないし。 フロア2つ分くらい降りると、何やら騒がしい音がしてきた。 けっこう広い通路を抜けると目の前に異世界が出現した。イカの世界。イカで溢れている。 もう空気も違えば、音だ
みぃさんの記事イル・ポスティーノを読んでいたら・・・ https://note.com/mi_cd90/n/n22df14f88abf 急に ルイボスティーノ って言葉が浮かんできて自己大爆笑だったのでシェア お騒がせしました^^;
第二話 街の様子は私の街、東京の下町とさほど変わらない。ただ、それはそれは綺麗で、そこは東京とは比べ物にならない。嫌なドブの臭いとかもしない。イカって綺麗好きなのね。そう言えば街路樹も街灯もない。イカには必要ないのかもしれない。 そんなことに思いを馳せてしばらくぼーっと歩いていると、沿道にスーパーらしき店があった。覗くと色とりどりのイカ。やっぱりイカしかいない。 「やっぱりみんなあなたに似てるじゃない」 「あなたほどは違いませんが」 それにしてはすれ違うイカがいないの
わたしのイカイ地図 序 身長150cmくらいの四本脚のイカの隣。 隣にイカさえいなかったら、こぢんまりした地方都市の駅前って感じなのに。 この清潔な道、整然とした町並みは、なんとなく整い過ぎていて体がむず痒い。ゴミどころか埃さえないように見える。 心の中で夢なら覚めて、と願っている。でもどうやら夢ではなさそう。こんなことなら、あっさり捕まっときゃよかった。妙に逃げおおせたから、こんな沼に嵌ってしまったんだ。そんなドングリな私の運命を呪いたい。 目が覚めた建物を出
スズさんのおもしろいアイディアに乗っかりました(^^♪ 218/259 当たったのは・・・(ハズレだったらごめんなさい) ということでお届けしたいと思います♫ 人魚姫の夢 【592字】 私、人魚姫。姫って言うからにはちゃんと許嫁もいるわけで・・・ でも春の波がギターを奏でる波間から見ちゃった。見つけちゃったのよ。 理想の彼氏。船乗りの彼。日に焼けた二の腕が美しくって私、彼から目が離せなくなった。 髪は浅瀬の昆布の影のようにしなやかになびくし、額はタカアシガ
あかうまさんのフリで続きを書かせていただきました せっかくだから、どなたか続いて! コメント欄にその旨お知らせください(ダブるとややこしくなりますので) note村の1日Aメロ PJさんがやってきた 【700字ほど】 ある日、PJは自分のトルソより大きな荷物を背に、長い道のりをやってきた。 「note村」と書かれた標識の示す道に入ると、その道の先の堤防から白い灯台がニッと顔を覗かせていて、思わず顔を綻ばせた。 耳をすませば、ギターではない弦楽器の音が
*「母の日」に相応しくない内容です。気になさる方はご退出ください ある女子高生の日記 【411字】 記憶がモノとして売買されるようになって久しい。 当初は見向きもされなかったが、今やゴミ箱に投入れるような気安さで取引されている。 他人の失恋や思い出したくない苦労話など誰が好き好んで、と思っていたが案外愛好家がいると聞く。 先日、仕事帰りに立ち寄ったショップで「ある女子高生の日記」というのを手に入れた。長い記憶冷凍期間を経たものらしく、登場するアイテムも古い。 いき
生まれて初めて作曲なるものをさせていただいた記念すべき本曲・藤家秋さんの歌詞にサビ小説を捧げたいと思います 春風書簡作詞:藤家 秋さん 編曲:見据茶(みすてぃ)さん 作曲:ほこb あたりまえだからと がんばっているけど いっぱいいっぱいの自覚もなくて 押しつぶされそうで 少し息を吸って そして ゆっくり 吐いてみて 澄んだ空でも 夜空でも ぼうっと見つめてみて 目を閉じて自分をギュッとして 頭をよしよしして ありがとう 生きててくれて 花びらになって そよそよ
治療薬 【386字】 風薫る五月の息づかいに、ぼろぼろと妄想の欠片が眼球をかすめていく。 空から舞い降る蝶。 荒れ野に佇む少女。少女は生成りのスカートを泥で汚していた。 飛行機雲は途切れている。そこに、その先端に機影はなかった。 あの蝶は誰かの魂ではなかったか。 会社へ向かう足を、知った顔が追い抜いていく。 気にしないことにしたじゃないか。 それは能力の故なのか、それとも要領の悪さなのか、それは私にもわからない。 ただ、目の前を通り過ぎていく同僚、後輩たちの背