日記 | 小説の創作メモ。
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大きな悩みを抱えていた。
先の未来に漠然と不安を感じている。
何の疑問も持たずに社会に順応していく人たちを、日がな一日ぼうっと眺める。
自分には悩みがあって身動きがとれない。
立派に立ち回る大人はきっと
がんばって生きているんだろうなと想像する。
そして自分はどこか諦めた気持ちでいる。
本当は誰かに聞いてほしい。
誰かによりかかりたい。
だけど、その相手にふさわしいのがだれなのかわからない。
問題が増すことが怖くて、自分だけの小さな場所で息を潜めている。
それでもあるとき、勇気をだして声をあげた。
聞こえているけど、こちらをみない
『社会の人』。
もういよいよだめかもしれないと思ったとき、知らない誰かが寄り添ってくれた。
その人は一緒に、安心できる場所を探してくれるという。
その人の目には希望があった。
目の悪いわたしには、それが光り輝いてみえる。
創作用のノートを読み返していたら、記憶にないメモを見つけました(↑)。
掌編『わたしの石』を書いた次のページにあった文章です。勢いで書いた小説に、結局どんな話なの? と、話の筋をまとめたものでした。
頭の中に見えた映像をそのまま書き写していると、書くことに必死で、何の話か分からなくなったりします。
そのため書き終えた直後、読者として書いた最初のメモがこれでした。
『わたしの石』はわかりやすい小説かと思いますが、そういうわかりやすい形に成るまでのメモだったようです。
書いた記憶のないものを見つけるとどきっとしますね。
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