ともづな(家)に繋がれる欲望
『新源氏物語 霧ふかき宇治の恋(上)』田辺聖子 (新潮文庫)
大君がそこまで薫を拒絶するのは男には興味がないからなんだろうか?以前は父の遺言に縛られた不幸な姫君だと思っていたが理由は他にもありそうな気がする。大君の妹愛も一人善がりな感じがした。
薫は優柔不断な男すぎる。匂宮とセットなのかな。以前は対立する薫とライバル関係だと思っていたがそうでもなさそう。薫が優柔不断すぎるのだな。柏木の血筋だろうか?違う翻訳を読むたびに感想が変わっていく。それだけ原作も色々視点があるのだろ