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シン・俳句レッスン

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俳句研究、自由律作成
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記事一覧

シン・俳句レッスン122

ドクダミ 「どくだみ」、俳句では否定的なことばを嫌うので「十薬」とか使われるようだ。同じ…

やどかり
1日前
11

シン・俳句レッスン121

鯉のぼり すでに14日であった。雛人形が嫁に遅れるからとすぐにしまうように言われているが鯉…

やどかり
6日前
8

シン・俳句レッスン120

麦 麦秋は秋とあるけど夏の季語。「むぎあき」と読むか「ばくしゅう」と読むか?和語を尊ぶ短…

やどかり
2週間前
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俳句という生き方、芭蕉と蕪村の俳句の違い

『俳句 2024年4月号』 俳句雑誌を読む人は限られていて、自ら俳句を作る人であろう。俳句は通…

やどかり
2週間前
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シン・俳句レッスン119

あやめ あやめと菖蒲と杜若(かきつばた)の区別がつかない。たぶん湿地帯に咲いているのが菖蒲…

やどかり
2週間前
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シン・俳句レッスン118

月 月俳句も嫌というほど作っていたのだが今日からは行分け俳句に挑戦する。 高柳重信の月俳…

やどかり
3週間前
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シン・俳句レッスン117

花水木 花水木というと俳句よりも一青窈の歌だった。 「袖拭く」は涙というのは古典和歌の常套句なのだが、そこに俗を入れてみた。花水木という憧れのお姉さんとの取り合わせだ。 煙突の見える俳句ー林田紀音夫の煙突と日本映画 今泉康弘『人はそれを俳句と呼ぶー新興俳句から高柳重信ー』から「煙突の見える俳句ー林田紀音夫の煙突と日本映画」より。 敗戦直後の貧しさを詠んだ無季俳句。「煙突」という言葉が象徴するのは「貧乏」という生活で他にも紀音夫は「煙突」の俳句は多数ある。 紀音夫の

シン・俳句レッスン116

鯉のぼり ラブホテルと鯉のぼりの二物衝動はあり得ないのか、結果としては有り得るのかもしれ…

やどかり
1か月前
9

シン・俳句レッスン115

桜 こりずに桜。昨日読んだ池田澄子の桜は良かった。一句だけじゃないのだ。連句の力か? 最…

やどかり
1か月前
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シン・俳句レッスン114

桜 今日も桜だった。今日の一句は、桜を題材にしながらいままでにない新展開を見せたのではな…

やどかり
1か月前
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シン・俳句レッスン113

桜 桜は当たり前のようにありそうで難しい。もともと桜がそれほど好きでもないし。 このぐら…

やどかり
1か月前
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シン・俳句レッスン112

菫 菫は漱石の俳句をすぐ思い出す。 『草枕』の世界を夢見ていたのか。 今朝の一句。 ソナ…

やどかり
1か月前
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シン・俳句レッスン111

蒲公英 蒲公英ですぐ思い出すのは坪内稔典。 音韻だろうか。「ぽぽ」が「火事」とつながる燃…

やどかり
1か月前
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シン・俳句レッスン110

スキマ植物 以前スキマ植物の本を読んで、スキマ植物の歌を詠みたいと思っていた。今日の一句は、そんな句だった。 NHK俳句 夏井いつきの回はゲーム性を帯びた俳句道場という気がする。プレバトもそうだし、評価主義的であまり好きではない。それも夏井いつきの評価のポイントが伝統俳句に則っているからそこを見極めた人が有利となる。つまり選者以上の句は読まれることはないのだ。NHK俳句ならどこも一緒なんだろうけど、それが一番学んだことかな。たいていそのルールを後で説明するのが腹立つとい