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ショートショート

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世にも奇妙な物語が好きで、そういう雰囲気の話をイメージして書きました。 拙い文章ですが、読んでくださると嬉しいです。
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ショートショート【夢を売る人】

ショートショート【夢を売る人】

駅前の人混みをくぐり抜け、何度か細い道を右に左に進んだ先の雑居ビル地下一階に店はあった。
入り口はかなり暗く、古びたランプが1つ足元に置いてあるだけで、いかにもな不気味さに一瞬引き返そうか迷っていた。

勇気を出し足を踏み入れる。「いらっしゃいませ」と声がした。「迷わず来れましたか?ここは分かりにくいですから」柔らかく話すのは、想像していたよりも随分と若い女性だった。
少し安堵し「途中、目印になる

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ショートショート【時間のない街】

ショートショート【時間のない街】

国民の幸福度は例年降下し続け、もはや上昇の見込みがない。
そこで政府は、大胆な改革を検討する事を決定。
この試験的な取り組みの対象に、ある小さな街が実験都市として選出される事となった。

蝉の鳴く声が日ごと大きく響き渡る8月、政府からのお達しにより、私達の街から時計がなくなった。
高校に入学して初めての夏休み、公園にあった年季の入った時計も、街に唯一あった小さな時計屋さんも--風の噂でかなり大きな

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ショートショート【白い物語】

ショートショート【白い物語】

今日も私は図書館へ向かう。足取りは軽い。
外観は古いけれど、利用者も少なく静かで、何時間でも居られそうなくらい落ち着く空間。
もう何年も借りられてない様に見受けられる分厚くて埃っぽい本から、いつ覗いても貸し出し中の流行りの本まで、様々な本達が鎮座している。

「館長おはようございます!」
元気に挨拶する事は欠かさない。
「茜くんおはよう。今日もご機嫌なようだね」
笑いジワから優しさが伝わってくるよ

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