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発達障害(ASD)を抱えた男の人間賛歌。

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発達障害と診断された当事者として“障害を抱えて生きる“とは?について学んだこと、考えていることを中心に発信しています。さらに作業療法士としての学びから、生活に役立ちそうな医学的な… もっと読む
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自分は発達障害(ASD)

 どうも皆様、初めまして。僕は、自閉症スペクトラム障害で精神領域で作業療法士をしている猫…

猫男@ASD
4年前
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【ASDと恋愛】認知のずれがもたらす問題行動への懸念

 上記の内容から今回は、ASD当事者によく見られる恋愛に関する問題と、潜在的なストーカー加…

猫男@ASD
3週間前
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「合理的配慮の提供の義務化」は素晴らしい事だけなのか?

 令和6年4月1日から合理的配慮の提供が義務化されました。  雇用における合理的配慮とは…

猫男@ASD
4週間前
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【発達障害】未診断者に受診を促すのは親切なのか?

 先日、SNSの投稿を見ていたところ、あるASD当事者が未診断で苦しんでいる人に対し「あなたは…

猫男@ASD
1か月前
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【発達障害】輝く星の物語

 先日、御田寺圭さんの著書「ただしさに殺されないために 声なき者への社会論」を読了しまし…

猫男@ASD
2か月前
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発達障害(ASD)を持つ中年男性の人生観

 皆さん、こんにちは。今回は、自閉症スペクトラム障害を抱える中年男性が、自分の人生や将来…

猫男@ASD
3か月前
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ASD当事者への弱者嫌悪とその背後に潜む心理

 最近、「ウィークネス・フォビア(弱者嫌悪)」という言葉を知りました。  男性学研究者の内田雅克氏が提唱したこの言葉は、「"弱"に対する嫌悪と、"弱"と判定されてはならないという強迫観念」を指し、弱さへの嫌悪と、その弱さを持っていることを認めたくないという心理を表現しています。  今回は、弱者嫌悪が及ぼす影響とその心の流れについて考えてみます。  弱者嫌悪をする人は、他者から「あなたは弱い人だ」と思われることを恐れ、自分自身でも「自分は弱い」と認めることをためらうかもしれ

【発達障害】“地獄巡り”からの生きやすさへ

 今回は、発達障害に関連した生活の困難さと個人のこだわりについて論じようと思います。  …

猫男@ASD
5か月前
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発達障害と自己正当化: 障害を“盾”にする人々の複雑な視点。

 今回は、発達障害者が自己を正当化する際に障害を口実にする側面について考えてみました。発…

猫男@ASD
6か月前
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「病気のせいで俺の人生はボロボロだ」異なる心のあり方の謎。

 みなさん、こんにちは。  今回は、オンラインや当事者会での経験をもとに、精神疾患に対す…

猫男@ASD
7か月前
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「結婚」がもたらす、当事者の新しい“社会的役割"

 最近、ADHDのインフルエンサーさんが、”理解ある彼”との結婚が決まったという投稿を見まし…

猫男@ASD
7か月前
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未婚の人の幼さと「発達障害」

 最近、特定のインフルエンサーさんが音声配信で、「未婚の人に情緒的な幼さ」を感じるといっ…

猫男@ASD
9か月前
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ASDとの向き合い方:集団でのBBQ体験から学んだこと。

 この記事は過去に放送したスタエフのブラッシュアップ記事になります。  今回は、ASD当事…

猫男@ASD
9か月前
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コンビニバイトと発達障害者の相性

 今回は過去にスタエフで話した内容のブラッシュアップした内容で、自分の経験談としてコンビニでのアルバイトと発達障害者の相性についてを語っていきます。  SNSを見ていると、発達障害の当事者がコンビニのアルバイトで苦労して早期に離職するケースが多いことが目立ちます。自分自身も若い頃にコンビニでアルバイトを経験しましたが、ミスが多く仕事の覚えが遅かったため、一緒に働いている人から「頭がおかしい」「脳みそにウジが湧いている」「年齢の割には知能が低い」といったようなことをよく言われ