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弁当を作る日々

そもそもは家計について考えたところからだった。
弁当ライフの始まりなんて
節約か、子供の給食の卒業のどちらかだけど、我が家の場合は節約で、
もう少し貯金に回そうとか、無駄遣いを減らそうとか、
月並みな考えからの、弁当ライフだ。

自分には絶対に無理だと思っていた。
朝早起きをして自分と夫のために弁当をつくる?
はぁ?まじかよ?
だったら外で好きなもの食べるぜ!
そのために働いてるんだぜ!
と思っていた節がある。
事実、何年も昼ごはんは外で、もしくはコンビニで済ませていたのだ。

なのにここにきての突然の弁当ライフ。
一体いつまで続く?耐えられる?
と思っていたのだけど、これが案外大丈夫で、
4月の1週目からスタートして
今日まで続いてる。

続ける秘訣をここで発表するならば、
“無理に続けようと思わないこと”だと思う。

ダイエットと一緒で、
ストイックにやるのは良いことだけど
ストイックすぎると、融通が効かなくなる。
決壊したダムのように、一度でも暴飲暴食をしてしまうと、もうそれでおしまい!
今までの努力が水の泡!無理無理!ダメだこりゃ!だ。
それでもまたやりゃあいいのに、
一度サボったことを言い訳に、もう2度とダイエットをすることはない。
こんなことを何度も繰り返してきて思うのは、
最初のストイックさが、アダとなってんじゃん!ということ。

弁当作りがそれだと、元も子もないので、
たまにサボってもご愛嬌だよね。
くらいの気持ちでいのだが、これが本当に不思議なほど長く続く。
やってもやらなくてもいいよ、と
自分に負荷をかけないことで、
だったらまぁ今日はやるかぁ!
という気分になるのだ。

単純だよね。

弁当に何を入れるか問題についても、
厳しくしない。
おにぎりを握るのが壊滅的に下手くそなので、
弁当箱の半分くらいをご飯で敷き詰めて、
残りの半分を適当に埋める。
下手すりゃ全部冷凍食品なんてこともある。

それでも良いのだ。
手作りのものを◯品以上いれなくちゃ!
などと決めたりすると続かない。
冷凍食品祭りになって、
“だったら別にコンビニでお弁当でも
対して変わらなかったんじゃないの?”
と、私の心の囁き女将が耳元でささやくけど、
いいのだ。
弁当は、ストレスフリーの状態で作ることに意味がある。

それでも、2ヶ月目にもなると、
かなり感覚が掴めてきて、
夕飯を作る際に、明日のお弁当用に分けておいたり、
卵一つで2人分の卵焼きを作ることも可能になった。

やればできるのだよ!

あと、もう一つすっごく大事なのが、
なるべく包丁を使わないということ!
これが長く続けるコツだと思う!
包丁もまな板もなるべく汚さない方法で
弁当を作る。
洗い物を殆ど出さないことが、ストレスフリーの弁当作りには、欠かせない!
そうだわ!一番大事かも、これ。

ということで、弁当ライフは間も無く3ヶ月目を迎えようとしています。

明日の弁当用に、今日作った豚肉の炒め物をタッパーによけといたのだけど、
ベッドに入ってこれを書きながら、
嫌なことに気がついた。

\ お米炊くの忘れてる /

やる?今?ベッドから出て、今からお米研ぐの?もう眠くて仕方ないのに?
“弁当は、ストレスフリーの状態で作ることに意味がある。”
なんて偉そうに書いた自分を恨めしく思う。
この場合、研いでも研がなくてもストレスだ。


いやぁまぁ、仕方ないから、
明日の自分に任せよう。
明日できそうならやればいい。
できなきゃできないで、いいことにする。

これが、今できる私なりの弁当ライフなのだ。

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