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短歌・俳句・川柳関連記事

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和歌が個性よりも調和や伝統を重んじるのに対し、現代短歌は個人の体験や感性を織り込んでいるのが特徴です。 その一方で、和歌と現代短歌の共通点といえるのが「共感性」。 現代短歌には明… もっと読む
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記事一覧

【1週間短歌ごはん生活】6月に旬を迎える食材と短歌

6月は、気温が上昇してくるとともに、梅雨の時期を迎え、ジメジメしてきます。 そのため、体…

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2日前
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【短歌系男子】究極の選択的短歌

この短歌を知り得た後、 「男前ばっか集めてうふふふふうふふふふうふふふふうふふふふ」 (谷…

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9日前
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【多幸感】アンパンの幸福感をふくらます三分の空気と七分のアンコ

「あたたかいパンをゆたかに売る街は幸せの街と一目で分かる」 杉崎恒夫『パン屋のパンセ』 …

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【多幸感】パンセパンセパン屋のパンセ にんげんはアンパンをかじる葦である

杉崎恒夫『パン屋のパンセ』 「ジャイアント・ジャム・サンド」(えほんライブラリー)ジョン・…

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【猫を踏めば】そこから事件が始まる

会社をさぼって、何処かに行けば、何かが起きるかもしれない。 その可能性を、知りつつも。 …

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13日前
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【コンビニ誕生から半世紀】短歌が詠んだコンビニ半世紀

NewsPicksで、ニュースを読んでいたら、目に留まった記事が、こちらです。 1974年5月1…

trafalgar
2週間前
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【愛する世界】音楽と文学

Poesie ist ein Wort, das nicht zu Musik wurde, und Musik ist ein Gedicht, das nicht zu Worten wurde. 詩は音楽にならなかった言葉であり、音楽は言葉にならなかった詩である。 ヘルマン・ヘッセ 【参考図書】 「ヘルマン・ヘッセと音楽」フォルカー ミヒェルス(編)中島悠爾(訳) 【参考文献】 ご存じの方も多いと思いますが、イ・ムジチ合奏団の演奏で、一世を風靡したヴィヴァルデ

【1週間短歌ごはん生活】5月に旬を迎える食材と短歌

5月は、GWの大型連休がありますね(^^♪ 旅行や、帰省の計画を立てている方や、ご自宅で、…

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【1週間短歌ごはん生活】4月に旬を迎える食材と短歌

春が旬の食材はどのようなものが挙げられるのでしょうか。 春の訪れを感じられる、4月に旬を…

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【百人一句(俳句)】そこにクローズアップ(面白味を見ようと)してみると(その10…

■心の中に春を培う 園芸にも造詣が深かった作家カレル・チャペックは、次の様に言っていま…

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【百人一首(近代・現代短歌)】ある世界(その10)

長田弘さんは、成人期よりも、大人の心境など、成熟した年齢が持つ、豊かで、奥行きのある燻し…

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【百人一句(俳句)】そこにクローズアップ(面白味を見ようと)してみると(その9)

「こうあるべき」を超えてゆく! 私達は、世界が決める白と黒の、その狭間に、本当は、沢山の…

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【百人一首(近代・現代短歌)】ある世界(その9)

いつだって、欲しいのは、 「答え」 だって思っていたけれど、その前に、もっと欲しいのは、…

trafalgar
2か月前
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【百人一句(俳句)】そこにクローズアップ(面白味を見ようと)してみると(その8)

概念と感覚の世界をつなぐ言葉のはたらきに関して、養老猛司さんは、以下のように述べていました。 「意識の世界は、言葉でまとめる「概念」と五感による「感覚」の世界に分かれる。 例えばリンゴが100個ある。 「概念」では、誰にとっても全部同じ「リンゴ」という言葉で表現されるが、「感覚」の世界では、100個のリンゴは各々違う。 色、香り、手触りといった感覚、場所、時間、感じる人によって、同じリンゴは二つと存在しない。 現代社会は、「概念」が膨らんだ世界である。 テレビのニ