Paru

Philippinesで九死に一生を得て帰国した後、変わったUSAの会社で働いています…

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Philippinesで九死に一生を得て帰国した後、変わったUSAの会社で働いています。貿易六年生。ジャズ、読書、筋トレに夢中。みなさんがクスっとくること、仕事のこと、本の話などができたら良いな。

最近の記事

治らない風邪とアート島

冬の旅から帰ってきた後も、それがあまりにも濃密な時間で、あまりにも書きたいことにあふれていたために逆にだんまりしてしまいましたが、今回の四国旅行も同じ状態でございます…。丸六日間、とことん高松と徳島と過ごしました。 私は旅の計画を事前に立てることがあまり好きではなく、思い立ったときに勢いで宿やチケットをとってしまいます。というか、思い立ったときに行けないならもうそれはただのこなすべき仕事ぢゃん拘束ぢゃん…という気すらします。今回の四国旅行も、「そういえばどっか行けないのかな

    • ドラフト退職エントリ

      遠い国を目指して、新卒で入った会社を辞める「退職エントリ」を綴った若き日を懐かしみ、再び血気盛んな退職エントリを書く日を心のどこかで夢見ながら……私も今年でブラック外資7年生になりました。26歳が、33歳へ。OMG。やっちまったな。 激しく寄せては砕けて散る、嵐の日の海原のような時間の繰り返しの中、乗り越えたと思えばまた襲い掛かる波の中。穏やかな引き潮の日々と、大嵐の日々を繰り返す。そんな暮らしでした。 元々、遠からぬ将来における離職の意思自体は明確ではあったのですが、そ

      • ねこちゃん So long

        (動物の死がでてきますので、目にしたくない方、要注意でございます) 勝手に「新宿カレー留学」「新宿喫茶店留学」と名付けて、無駄な探求心で雑踏をウロウロしているこのごろ。(先日は黒い欧風カレーを作ろうと気合を入れて小麦粉とスパイスを炒めたのに、出来上がったのはただの黄色い給食のカレーでした。) 平日の仕事終わりに忙しなく立ち寄る夜の新宿の雰囲気も好きですが、ゆったりした朝の新宿も良いなと本日は朝の8時に新宿へ。タイムスという老舗の喫茶店は如何にも純喫茶風の暗く、重厚な店内で

        • Urgent Clarification / Project A / Customer name / Ref No 23455.....

          上記の文章を書いた最後 出典で" / "を打った時に、思わず仕事で利用しているメールの件名が浮かんでしまい、みょうちきりんな題をつけてしまいました。 / で区切りますねん…。貿易は毎日がトラブル大揉めパラダイスです。 「納期が早まらないとリキダメ(遅延賠償金)が発生するんだけど!?」「(UKの担当者、バカンスで再来週まで不在)」 毎日がこんな感じですので、みんなぶっこ…いいえ、未来ある若者にこの仕事はおすすめできないかナ…。 でも、がいこくの人の理屈が理解できるようにな

        治らない風邪とアート島

          チャペックと午後

          三連休中に読もうと楽しみにしていた「山椒魚戦争」の作者カレル・チャペックの名前をなんとなくgoogle検索してみたところ、同名の紅茶屋さんがあることを知りました。三十年に亘って新鮮な茶葉にこだわった美味しい紅茶を届けている会社さんのようです。翌日(時によっては半日!)で手元に貨物を届けてくれるAmazonの便利さに甘え、本日は「カレルチャペック」の到着を楽しみに待ちながら山椒魚戦争を読んでいました。 なんというユーモア、風刺、細やかさ! かつて触れたことのない、途轍もない名

          チャペックと午後

          西成、So Long

          冬に行ったボンビームチャ旅(三重・大阪)があまりに濃く、幸福な時間だったので、むしろ書くことが多すぎてなかなかここに来ることができませんでした。とてもすべてを書き表せる気がしませんで…。MOLESKINにつけてた旅行記は四十項越えに…。 赤目四十八滝は思わず引き返したくなるほど剝き出しの自然が恐ろしく、巨大な木々や暗い、暗い水面に食べられてしまいそうでした。人気のない寒さの厳しい山奥。十二湖(白神山地)と同じ類の畏怖を感じた。電波も通じない。そもそも道が整備されておらず、切

          西成、So Long

          フェンス越しに

          先日山中千尋さんのライブでハイサイおじさんを聴いて、どうやら閉じていた記憶の蓋が開いてしまったようです。 思えば私がmilitary bizに関わることになったのは入社二年目のことでした。ベテランさんが相次いで退職することになり、「はい、全部ぱる太郎♪」と投げられたのがきっかけです。クソブラック。 何も知らないまま恐ろしいことに加担しているのではという朧げな直観が沖縄と自分を最初に結び付けてくれたのでしょうか?それとも、「仕事で関わっているし一度は行きたい」という旅好きの

          フェンス越しに

          水戸にすごいところがあったんだなあ

          オラ知らなかった。 昨日はなんと水戸に山中千尋さんが来てくれましたので、1stに行ってきました。午前中にひたすら模様替えと大掃除をしていて、1時間前に家を出れば良いなんて信じられない…地元開催ありがたすぎると思わず感動してしまった。 会場は水戸ガールトークさん。家族は何度か行ったことがあるそうなのですが私は一度も行ったことがありませんでした。まさかこんなところに?という閑静な住宅街のあたりにあるのですよね。地元民にも関わらず完全に道に迷い、いったいここはどこ本当に水戸と思

          水戸にすごいところがあったんだなあ

          ああ、すばらしき平熱の世界

          流行り病は食欲不振と共にやってきました…。 喉の奥に違和感を感じたと思いきや、翌日には酷い悪寒と関節痛。 私はトレーニーで普段から山ほどサプリ類を飲んでおりますので、こういう時こそグルタミンにEAAにビタミンっしょ!?だって風邪に良いんしょ!?とガブ飲みして生姜をゴリゴリ接種していたのですが、一向に悪化に歯止めが効く気配がありません。あれ?おかしいな?崩れ去る脳筋サプリ信仰。 あれよあれよとプロテインすら飲みたくない状態に陥り、今や絶滅危惧品種(かと思われる)である水銀の

          ああ、すばらしき平熱の世界

          Dollar Bills

          お金のことは言及しないことが日本の美徳かも知れませんが、昨日は変わった外国の会社ならではのユニークな出来事がありましたので、ポツポツ書きはじめております…。 その前日、「明日はみなさんに話があります」とシャチョさんから勿体ぶったアナウンスがありました。今年も業績が良かったので棚ぼたボーナスがあるとは聞いていたのですが、昨年の金額は15万円ほど。まあ今年も同じところだろう、それでも嬉しいなと思っていたのですが、発表された金額は、なんと…。 「山中千尋さんのライブ100回分で

          Dollar Bills

          コンクリートジャングル

          緊張の一大イベント、アメリカの社長令嬢円安豪遊ツッ… いえ、日本観光ツアーが無事終了し、ほっと胸をなでおろしています。 台東区ならばコンパクトに日本が味わえるだろうとツアーを開始しましたが、残念ながら彼女が唯一興味を示してくれた「ニッポン」は、「道を歩く子どもの行列 (アメリカは危険だからありえないのだそう)」と「GOOD LOOKING GUY (人力車) (YOUは叶姉妹かーい!)」だけでしたが、なんとも気取らない、朴訥とした、されどユーモラスな方でした💛 音楽の話に

          コンクリートジャングル

          ふこう~がんばりのわだち

          EAA、グルタミン、プロテイン。アルギニン、シトルリン。 大人の薬。白い粉。 日々の食事は鶏むね肉、卵、ブロッコリー…。 トレーニングに凝っている私は、日がな所謂「筋トレ系Youtuber」、フィジーカー達のYouTubeを見て過ごしています。自分でもよく情熱の波が引かないなと戸惑うほど。中でもここ数日はきんにくんの投稿をよく見ていて、食事もかなり参考にさせていただいています。 そんな大好きなきんにくんが、いつもの調子で私たちに優しく語りかけてくれたある事が胸に詰まった鉛

          ふこう~がんばりのわだち

          悪霊

          今週は、遂にドストエフスキーの「悪霊」を読み終わりました。最初に購入してから五年は経ちますでしょうか。傷め、読み切れず、また買い直し…という経過を経てようやく読み終えました。 実はあまりドラマチックな物語ではないし、複雑に広げられた風呂敷が上手に畳まれて「すっきり」ともいかない気がするのですが(宮崎駿の新作思い出しちゃった。こんなこと言ったらお前の読解力が足りないと怒られるかも。笑)、まさにカーニバル・ポリフォニー的と言われるドストエフスキーの生きた人物を生み出す力の真髄を

          失われた時を求めてを求めてを求めて

          元々海外文学からノンフィクションまで乱読するタイプの私ですが、近頃はロマン・ロランの大作「ジャン・クリストフ」「魅せられたる魂」とその他数冊を並行するという無茶苦茶な読み方をしている上に、「失われた時を求めての」6巻にまで手を付けています。当然、遅々として進まず。次から次へと読破していくときの脳のスパークを味わえていないここ最近です。 プルーストの「失われた時を求めて」には「ゲルマントの壁」なるものが存在するらしく、ゲルマント一族を中心とした貴族社会の空疎な人間関係やおしゃ

          失われた時を求めてを求めてを求めて

          戦争と貿易

          今の暮らしの中で大きなウェイトを占めているいくつかのこと。奇妙なUSAの会社での仕事のこと。トレーニング、読書、そして音楽…。 それぞれのテーマについて、まずは一度は書いてみよう!と思いながら、ウーンウン唸っています。 やっぱり、一番書きたくて一番難しいのは、仕事のことです。同業の方にあるあると共感していただけたり、はたまたこれから外資や貿易の世界に入ってみたい!と思っている方にとって少しでも役立つものを書けたら良いなあと妄想するのですが、その一方で、叶うなら全然違う仕事

          戦争と貿易

          Kiss Mark

          かつて運営していた読書会のアカウントにログインしたのはいつぶりでしょうか。勿論、このnoteも最早「お久しぶりです」どころか「はじめまして」の勢いです。 「あっ!ちょっと今忙しいから待ってね~♪」と軽く保留ボタンを押したつもりが、気づけば何年も時が経っていました。今でもすべてが昨日のことのようで、Xの最後の投稿日時を見てぎょっとするばかりです。 そんな感じでしたので、正式な挨拶もなくグダグダと開店休業になってしまったことを改めてお詫び申し上げます。 拙会にご参加下さった

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