ℕ.𝕆.𝕋.𝔼

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職業:自分 趣味:自分 note:自分 一見さん大歓迎!どうかみなさん読んでらっしゃい。見てらっしゃい。

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  • 大切にしたい話

    大切な人の大切な話

  • 【企画記事まとめ】あなたの好きな街(公園)と定番の散歩コース

  • 【企画記事まとめ】寝た子似顔絵大会

    珠玉の名作たち。 まさにダイバーシティ!

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魔法を信じ続けるかい?

うちはこれまで毎年、クリスマスには必ずサンタクロースが来てくれて、息子の欲しいプレゼントを届けてくれていた。 ちなみに、直近の戦績(?)は以下の通りである。 2020年(7歳): 釣り竿セット 2021年(8歳): 任天堂Switch 2022年(9歳): 緑色の自転車 しかし、今年、彼から欲しいものを聞かされたとき、これはさすがのサンタでも無理かもしれない、と正直、思ってしまった。 だって、 「魔法の杖が欲しい!」 とか言い出すんだもん。 ちなみに、それは決し

    • 今ここにいる人、になるために。

      こんなのちっともたいしたことじゃない。 だって、世界には戦争で親を亡くしたり、飢えでガリガリに痩せて死んでしまう子供たちだってたくさんいるはずなのだから。 そう、何度も自分に言い聞かせながらも、どうしても耐えきれなくなった僕は、お昼休み、教室をひとり抜け出し、さらに校舎裏の塀を登って、学校からも抜け出した。 そして、学校の周りの閑静な住宅街をあてもなくさまよった。 いつもは何てことない街並みもなぜかこのときだけは少し優しく見えて、確かによく見ると、そこに住む人々の好き

      • ひとりぼっちは誰のせい?

        最後に彼女と飲んだのは後輩たち主催の忘年会だった。 二人ともアウェイな飲み会だったから、それぞれ場を盛り上げるのに必死で、結局、お互いにほとんど話すことが出来なかった。 帰り際、そんな彼女が僕に話しかけてきた。 「近々、またいつものメンバーで飲み直しましょう!」 「りょーかい!」 と僕は明るく答えたけど、結局、これが彼女との最後の飲み会となってしまった。 当時、僕はずっと彼女に対して大きな隠し事をしていた。 実は2年前に社内公募に手を挙げて異動した新しい部署で、

        • 正直、どうしたらいいのか分からない。だけど…。

          念願の海と砂浜にやって来た息子は、その喜びをその華奢な身体全身を使って思いっきり表現していた。 側転したり、四足歩行で駆け出したり、犬みたいに穴を掘り始めたり…。 って、おまえは狼少年ケンか?(笑) と、こちらの想像を超えるワイルドかつ不可解な彼の挙動に呆れていたら、隣で一緒に息子の様子を眺めていた妻が 「本当に嬉しそうだね。」 と話しかけてきた。 それに僕が 「うん、あいつめちゃくちゃ嬉しそうだね。」 と答えると、彼女は 「いや、◯◯じゃなくて、あなたが、

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        記事

          ロマンスのカっちゃん

          なんか思いつきで急に旅に出たくなるときってないかな? あるともー! というわけで、GW狭間の戦い的な平日の今日、昼過ぎに いざ鎌倉へ! をしたくなった僕は夕方6時台の特急電車のチケットと藤沢駅近くのホテルをノリで予約した。 そして、こんなキチ◯イ父さんの気まぐれにもすっかり慣れっこになったカタギの妻子と新宿駅で落ち合い、弁当やらお菓子やらをしこたま買い込んで、あの ロマンスカー に乗り込んだ。 そしたら、僕らのすぐ隣の席にやたらとデカい声で話すおじさんがいて、

          ロマンスのカっちゃん

          ハリセンがあるボクらの素敵な日常

          ある日、ふとリビングのソファに目をやると、 ハリセン が置いてあった。 ちょっと小ぶりだけど、 それは確かに僕が子供の頃、大好きだったチャンバラトリオでおなじみのあの ハリセンだった。 そばにいた息子に「何これ?」と尋ねると、 彼はあっけらかんとした顔をしながら、 「ああ、これお父さんをしばくために僕がこの前、作ったヤツだよ。」 と打ち明けるや否や、そのハリセンで僕の体を勢いよく叩き始めた。 休日の朝のリビングにパシパシという小気味よい音が鳴り響く中、息子

          ハリセンがあるボクらの素敵な日常

          ボクは幸せになんかなっちゃいけない、って実はずっと思っていたんだ。

          僕の人生には15年ほど前から月一回くらいの頻度で定期的にアラーム(警報)が鳴るようになった。 そのアラームは、いつも僕と瓜二つの同い年の男性からもたらされ、受話器越しに僕はそのアラームに必死に耳を傾けながら、時にうなづき、時に相手を励ましたりした。 アラームが鳴り止むまでには、毎回2時間くらいはかかるから、そのたびに、妻は、 「あなただって色々と大変なのに、よく付き合ってあげられるわね。」 と半ば呆れながら同情の声をかけてくれる。 いやいや、その悲痛なアラームを聴く

          ボクは幸せになんかなっちゃいけない、って実はずっと思っていたんだ。

          人生という名のレストランで迎えたバースデイは、拍子抜けするくらいいつもの一日だった

          その店はもう15年くらい前から僕が憧れていたレストランだった。 月日が経ちすぎてもはや憧れていたことすら忘れかけていたのだけど、今年の「自分」のバースデイパーティーの会場にしようとふと数日前に思い立ちお店に電話したら、人気店でかつフライデーナイトに関わらず、なんと奇跡的に予約ができたのだった。 その日はいつもどおりというか、いつも以上に仕事が忙しくて、あととても蒸し暑かったから、体力的にはかなり消耗していたと思う。 そのせいなのか何なのか、今日は一年に一度しかない、かけ

          人生という名のレストランで迎えたバースデイは、拍子抜けするくらいいつもの一日だった

          今の時代がいちばんいいよ日記(2024/4/21)

          双子の弟から毎年恒例のたくさんの誕生日プレゼントをもらったから、こちらもお返しをせんといかんよなあ(まあ双子だから誕生日も同じだしね)、ということで、買い物に出かけた日曜日。 しかし、駅までの歩道沿いに咲いていた満開のツツジの花に息子が気づいてしまったから、急遽、僕らの目的地は、ちょうどツツジ祭りが真っ最中の根津神社に変更と相成ったのだった。 「え、弟へのプレゼントは?」 「まあ、なんとかなるっしょ!」 と、事こういうことに関しては超が付くくらいの楽観主義な僕ら家族3

          今の時代がいちばんいいよ日記(2024/4/21)

          ユーモアは勇気

          Kさんが戻ってきた。 約5年ぶりの帰還である。 でも、本当に魔法にでもかけられたのかと思うくらい、見た目はあの頃と全く変わらないままだった。 確かもう60歳近いはずなのに、あのブラウンのマッシュルームカットと細かな模様が入った東欧風のワンピース姿の彼女は、あの頃と同じ 永遠の少女みたいな、 大人の女性 だった。 一方でKさんの方は、最初、僕のことに全く気づかず、僕だと気づいたときは、 「え〜!全然、雰囲気変わってて気づかなかったわ。」 と目を丸くして驚いてい

          ユーモアは勇気

          ちっぽけなボクはいつだってちっぽけな奇跡に励まされる

          スポットライトの当たらない まるで人生の路地裏みたいな職場で ただ目の前の仕事に全身全霊を込めて 打ち込んでいる毎日 誰に賞賛されることもなく もはや見えてすらいない こんなちっぽけな存在でも 同じ想いを心に秘めた仲間たち と一緒に 夕陽が沈む頃には いつだってヘトヘトになるくらいには 働けている たったそれだけのちっぽけな毎日を こんなにも愛おしいと思えている ああ、満更じゃないよな そして、そんな風に満ち足りた気分な時に限って あのちっぽけ

          ちっぽけなボクはいつだってちっぽけな奇跡に励まされる

          ぼっちだらけのひとりぼっちじゃないこの世界

          自分のいけない癖がまた出てしまった。 おそらく普通の人なら見逃すレベルのごく微量な他人からの悪意のパルスを受信して、それをわざわざ自分の中でエンプリファイ(増幅)して出来た憎しみの炎で自らと世界を焼き尽くそうとする あの悪癖(Bad Manner) が、である。 この数日の懸命の消火作業でほとんど鎮火したとはいえ、僕の心の中にはまだブスブスと不満と不安といら立ちの炎がくすぶっているのが分かる。 なぜこんなことになるのか自分でも本当のところが分かっているから、余計にイ

          ぼっちだらけのひとりぼっちじゃないこの世界

          たやすく諦めてはいないというだけの話

          金曜日 PM4:00 今年度から発足した新しいプロジェクトチームのキックオフミーティングが始まった。 メンバーは僕を含めて4名だけど、実際、このプロジェクトが立ち上がる前から関連情報を収集し、具体的なアクションプランまで作成していたのは僕だけだったから、その僕が一通り話してから、メンバー間で議論するという(まぁ、いつもの)流れとなった。 ただ僕にとってうれしい誤算だったのは、自分のプランが満場一致であっさりとOKとなり、早速、来週から具体的なアクションに移れることになっ

          たやすく諦めてはいないというだけの話

          なんとラッキー7!!! みなさま、いつもありがとうございます。 一方で自分のことに触れたちょっとなんだかなあな記事も目にしてしまったので、まあいいこともあれば、悪いこともあるのはまさに人生と一緒ですね。

          なんとラッキー7!!! みなさま、いつもありがとうございます。 一方で自分のことに触れたちょっとなんだかなあな記事も目にしてしまったので、まあいいこともあれば、悪いこともあるのはまさに人生と一緒ですね。

          夢見るサナギマン

          「僕は、希望をひとりの成功者に見るのではなく、無数の失敗者が生き続けているこの現実にこそ見出す。」 今朝、通勤中の千代田線の車内で、こんなフレーズがふと思い浮かんだのは、もちろん僕が成功者じゃないからなのは間違いない。 ただ、かといって自分が失敗者かというと、あくまで世間的に見たらそうなんだろうなぁ、というくらいで、実際に自分のことを失敗者だと思っているわけでもない。 そもそも成功も失敗もどちらも結果なのだから、僕みたいにまだ結果までたどり着いてなくて結果を出すためのプ

          夢見るサナギマン

          立つ鳥、後は頼んだぜ

          ボクの神様は、いつだってちょっとイタズラ好きな人間味溢れるヤツで、 昨日だって、このタイミングで、 ボクがこれまでやってきたことを こんなにも喜んでくれて、 そして、ボク以上に頑張って その感謝の気持ちをきちんとカタチに してくれる人たちの 素敵な笑顔を見せつけてくれたのだった。 本当に、なんでこのタイミングなんだろう。 そんな人たちと、笑い合いながらちょっと先の未来の話をして、でも、そのちょっと先の未来にすら、きっともうボクはいなくなっていて…。 そんな

          立つ鳥、後は頼んだぜ