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自分の詩と掌編小説を発信しています。Cirは「サー」って読みます。X:https://twitter.com/Literature_Cir Bluesky:https://bsky.app/profile/cirpoem.bsky.social

マガジン

  • Cirの文学夜話

    私の作品やその他文学に関係する内容を投稿します。頻度は、詩や小説の解説部分を合わせて、月10回以上です(記事当たり千~三千字)。 具体的には次の内容を投稿します。 ・自分の各作品の背景となったエピソードと解説 ・作品を読んでもらうためにしている工夫(内容面・SNS運用面) ・未公開作品 ・好きな他の人(詩人・小説家・フォロワー)の作品の分析 ・収益化に関して考え、実践していること ・収益化と関連するメディア論、経済的視点 ・自分や他人の詩論・文学論 ・文学関係の最新の話題 ・プライベートな話(創作と関係する範囲で) ・フォロワーの反応で気づいたこと ・その他(ご要望があれば考えます) お手頃な値段(月120円)で、初月無料(加入月の月末まで無料)、いつでも購読停止可能です(月末日23:59までに購読停止すると、その月までで購読停止)。 ぜひお試しください (^^♪

  • エッセイ

    ああだこうだいうところ

  • Cirの掌編小説

    Cirの掌編小説を集めたマガジンです。

  • Cirの詩

    最近の自分の詩をまとめています。

記事一覧

固定された記事

文学系の定期購読マガジンを始めました!

私の作品を読んで下さっている皆さま、いつも有難うございます。おかげさまで勇気をもらい、投稿を続けられています。 気が付けば、noteで詩の投稿を始めてから一年が経ち…

Cir
2週間前
332

✩ 文学夜話 ✩ 詩と小説の公募について思うこと(1)

先日、フォロワーの方に「登竜門に挑戦して、名前を売って下さい」という応援のコメントを頂いて、その辺の話もいつかしたいなと思っていたので、この記事で書いてみたいと…

Cir
1日前
93

【掌編小説】私の仕えるお方

 デスクに向かって仕事に集中していると、ドアがバーン!と開く音がした。  やばい、あの方だ。。。  視線を向けると、案の定、彼が立っていた。  スタスタとこっちに…

Cir
2日前
190

【詩】無垢

泣く時は ひっくり返って 世界一悲しそうに泣き 笑う時は 腹をよじらせて 世界一幸せそうに笑う まるで 人生の何たるかを 知っているかのよう 今日もまた おむつのクサ…

Cir
4日前
257

✩ 文学夜話 ✩ 中原中也の「サーカス」は、なぜ名詩なのか? 音の面から徹底分析!

この記事では、中原中也の詩「サーカス」について、音(言葉の響き)の側面から分析したいと思います。 というのも、図書館を渡り歩いてこの詩を扱っている本の章や論文や…

Cir
6日前
157

【詩】忘れ物

誰かが公園に忘れていった ボロボロのサッカーボール 勝手に借りて 一歳の息子と蹴った ケラケラ、キャッキャ 走って追いかける 勝手に使ってごめんね けど、ありがとう 知…

Cir
8日前
263

✩ 文学夜話 ✩ 理想的・現実的なフォローとフォロワーの比率(2)

前回の記事「理想的・現実的なフォローとフォロワーの比率(1)」では、フォローとフォロワーの比率(以下、FF比と略します)が、Xとnoteの記事の拡散力に与える影響につ…

Cir
9日前
92

✩ 文学夜話 ✩ 自分でお蔵入りにした未公開の詩「雨にも負けて」

定期購読者向けの記事です。この記事では、宮沢賢治の「雨ニモマケズ」の内容を逆にして書いた私の未公開の詩をご紹介します。賢治の言う理想の人になりたいけど、そうなれ…

Cir
10日前
92

投稿の見方について

読んで下さっている皆さま、いつもありがとうございます。 定期購読マガジンを始めて数日経ちますが、訪問される方々が、タイトルを見ただけでは、どれが定期購読者用の記…

Cir
10日前
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【掌編小説】なんのために

 今朝、師匠のアデル・フィッガーが死んだ。海辺で、朝陽を浴びて、灰になった。  日が昇っている間は拾いにいけないので、こうして夜中に、風に飛ばされた灰を集めてい…

Cir
12日前
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【詩】幼い頃に

ベランダで 外を眺めながら 風を感じていた いくつもの雲が 通り過ぎていた さみしさも何度か 通り過ぎていた あっ、ママー! って手を振った ____ 以下、この詩…

Cir
2週間前
219

✩ 文学夜話 ✩ 理想的・現実的なフォローとフォロワーの比率(1)

文学関連の創作をしている人に限った話ではないですが、PVや新たな読者・フォロワーを増やす上で、理想的な、そして現実的な、フォローとフォロワーの比率は何かについて、…

Cir
2週間前
115

【詩】スーパーマン(過去作)

ぼくはただのおっさん 仕事から帰ると 華麗に変身する 息子を肩に乗せ ジェットコースターに変身! 部屋中を飛び回る 息子 大爆笑 飛行機にも変身! スーパーマンにも変…

Cir
2週間前
178

【詩】世界ってのは(過去作)

知識人やら、有識者やら 世界はとても複雑で 難しいって言うけどさ 俺に言わせりゃ 世界ってのは単純明快だよ 君と君以外しかないんだから _______ * この…

Cir
2週間前
119

✩ 文学夜話 ✩ なぜ有料記事ではなく、定期購読マガジンなのか?(2)

前回の記事「なぜ有料記事ではなく、定期購読マガジンなのか?(1)」では、定期購読マガジンを始める理由を詳しくお話しました。 この記事では、それぞれのエッセイを単…

Cir
2週間前
31

✩ 文学夜話 ✩ なぜ有料記事ではなく、定期購読マガジンなのか?(1)

記念すべき、定期購読マガジンの第1回の記事です。いや、「文学夜話」なので第一話というべきでしょうか😊 この投稿では、なぜ定期購読マガジンを始めたのか、なぜ有料記…

Cir
2週間前
34
固定された記事

文学系の定期購読マガジンを始めました!

私の作品を読んで下さっている皆さま、いつも有難うございます。おかげさまで勇気をもらい、投稿を続けられています。 気が付けば、noteで詩の投稿を始めてから一年が経ち(詩作は25, 6年ほど前からちょこちょこやっていますが)、フォロワー数も5月17日時点で note、X、Blueskyを合わせて1万人になって、たくさんのスキ・いいねを頂くようになりました。大変有難いことです。 詩作は趣味でやってきましたし、妻も温かく見守ってくれていますが、本業で稼ぐ時間を結構削ってやってい

✩ 文学夜話 ✩ 詩と小説の公募について思うこと(1)

先日、フォロワーの方に「登竜門に挑戦して、名前を売って下さい」という応援のコメントを頂いて、その辺の話もいつかしたいなと思っていたので、この記事で書いてみたいと思います。 私は、note創作大賞のように過去の作品にタグをつければいいだけという応募負担ゼロのレースには応募しようと思っていますが、詩関連の有名な雑誌などにはまったく応募していません。小説の方は時々チャレンジしたいと思っていますが、賞の傾向や指定された字数の下限・上限に合わせて書いているわけではないので、それもあま

【掌編小説】私の仕えるお方

 デスクに向かって仕事に集中していると、ドアがバーン!と開く音がした。  やばい、あの方だ。。。  視線を向けると、案の定、彼が立っていた。  スタスタとこっちに迫ってきて、至近距離で立ち止まると、手に持っていたジャケットを私に投げつける。  僕は何か言い返そうとしたが、彼は待たずに身を翻し、無言のまま出ていった。  出かけるから早く支度しろ、のサインだ。  仕方なく、素早くジャケットを羽織り、外へ出た。  で、いつも通り、運転は僕の担当。  彼は、リクライニングさせたシート

【詩】無垢

泣く時は ひっくり返って 世界一悲しそうに泣き 笑う時は 腹をよじらせて 世界一幸せそうに笑う まるで 人生の何たるかを 知っているかのよう 今日もまた おむつのクサい 穢れなき我が子よ ____ もし詩が良かったならスキをお願い致します😊 以下、購読者限定ですが、この詩に込めた意味についてお話しします。

✩ 文学夜話 ✩ 中原中也の「サーカス」は、なぜ名詩なのか? 音の面から徹底分析!

この記事では、中原中也の詩「サーカス」について、音(言葉の響き)の側面から分析したいと思います。 というのも、図書館を渡り歩いてこの詩を扱っている本の章や論文や記事を覗いても、ネットでくまなく検索しても、私には浮きだって見えるこの詩のあらゆる音の効果について、指摘がなされていないからです。 一般的によく言及されるのは、「ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん」のオノマトペのことや、七五調のところがある点や、同じ言葉が繰り返されるリフレインの部分です。それらも勿論この詩の重要な特徴

【詩】忘れ物

誰かが公園に忘れていった ボロボロのサッカーボール 勝手に借りて 一歳の息子と蹴った ケラケラ、キャッキャ 走って追いかける 勝手に使ってごめんね けど、ありがとう 知らない君の忘れ物が 僕らの一生忘れない思い出 ____ もし詩が良かったならスキをお願い致します😊 以下、購読者限定ですが、この詩の背景となったエピソードと工夫した点についてお話します。

✩ 文学夜話 ✩ 理想的・現実的なフォローとフォロワーの比率(2)

前回の記事「理想的・現実的なフォローとフォロワーの比率(1)」では、フォローとフォロワーの比率(以下、FF比と略します)が、Xとnoteの記事の拡散力に与える影響についてお話しました。 今回は、それを踏まえた上で、noteとXとBlueskyでフォロワーを増やすためにはどのようなFF比が良いのかについてお話します。

✩ 文学夜話 ✩ 自分でお蔵入りにした未公開の詩「雨にも負けて」

定期購読者向けの記事です。この記事では、宮沢賢治の「雨ニモマケズ」の内容を逆にして書いた私の未公開の詩をご紹介します。賢治の言う理想の人になりたいけど、そうなれない自分が情けなくて書いてみました。💦 詩を紹介した後は、公開せずにお蔵入りにした理由をお話します。

投稿の見方について

読んで下さっている皆さま、いつもありがとうございます。 定期購読マガジンを始めて数日経ちますが、訪問される方々が、タイトルを見ただけでは、どれが定期購読者用の記事で、どれが無料の記事なのか、区別がつかないのではないかと思いました(一応、区別がつくようにタイトルをつけてはいましたが、その説明をしていませんでした)。 マガジンを始めてみないと気付かないこともあったので、私自身右往左往したところがありましたが、ここで整理したいと思います。 【詩】や【掌編小説】や【小説】などで

【掌編小説】なんのために

 今朝、師匠のアデル・フィッガーが死んだ。海辺で、朝陽を浴びて、灰になった。  日が昇っている間は拾いにいけないので、こうして夜中に、風に飛ばされた灰を集めている。暗いし、砂と混ざっていて、拾いにくい。  話し声が近づいてきた。チラッと見たら、通りすがりの若いカップルと目が合う。一人で何してんだろうって顔をしている。  かぶりつきたくなるから早くあっち行け、と思いながら背を向ける。  もう何日も血を飲んでいない。他には誰も見当たらないから襲うことはできる。だが、しない。  そ

【詩】幼い頃に

ベランダで 外を眺めながら 風を感じていた いくつもの雲が 通り過ぎていた さみしさも何度か 通り過ぎていた あっ、ママー! って手を振った ____ 以下、この詩の背景となったエピソードと 工夫した点についてお話します😊

✩ 文学夜話 ✩ 理想的・現実的なフォローとフォロワーの比率(1)

文学関連の創作をしている人に限った話ではないですが、PVや新たな読者・フォロワーを増やす上で、理想的な、そして現実的な、フォローとフォロワーの比率は何かについて、複数のプラットフォームを運用しながら気づいた点に基づき、お話したいと思います。 文学をやる人の中には、そういう戦略的な話を嫌う人もいるかと思いますが、読者は少ないより多い方が良いと思っている方にとっては参考になるかなと思います。 私がnoteとXでぼちぼちと作品の投稿を始めたのは約1年前からですが、本腰を入れて投

【詩】スーパーマン(過去作)

ぼくはただのおっさん 仕事から帰ると 華麗に変身する 息子を肩に乗せ ジェットコースターに変身! 部屋中を飛び回る 息子 大爆笑 飛行機にも変身! スーパーマンにも変身! 息子 大爆笑 からだはヘトヘト でもその笑顔のためなら 空の果てまでひとっとびさ! その時に見せた 君の目の輝き いつか君は こんな毎日の大騒ぎも パパがスーパーマンだったことも きれいさっぱり忘れるだろう でもね 君は楽しい表情を浮かべていたよ 君は確かに愛されていたよ ***** *

【詩】世界ってのは(過去作)

知識人やら、有識者やら 世界はとても複雑で 難しいって言うけどさ 俺に言わせりゃ 世界ってのは単純明快だよ 君と君以外しかないんだから _______ * このページのタイトルの書き方と画像を変えました。 以下、この詩の背景となったエピソードと、工夫した点についてお話します。

✩ 文学夜話 ✩ なぜ有料記事ではなく、定期購読マガジンなのか?(2)

前回の記事「なぜ有料記事ではなく、定期購読マガジンなのか?(1)」では、定期購読マガジンを始める理由を詳しくお話しました。 この記事では、それぞれのエッセイを単体の有料記事にするやり方もあるのに、そうせずに定期購読マガジンを始めた理由についてお話します。

✩ 文学夜話 ✩ なぜ有料記事ではなく、定期購読マガジンなのか?(1)

記念すべき、定期購読マガジンの第1回の記事です。いや、「文学夜話」なので第一話というべきでしょうか😊 この投稿では、なぜ定期購読マガジンを始めたのか、なぜ有料記事というやり方にはしなかったのか、についてお話したいと思います。 このマガジンを始めた理由について「文学系の定期購読マガジンを始めました!」の記事で次のようにお話しました。 マガジンを始めた理由は以上の通りなのですが、「色々考えた挙句」の「色々」を説明しないと、理由の全貌が分からないと思いますので、そのお話をした