アベ ヒサノジョウ

noteは執筆の練習として毎週〈日〉に更新しています。 ◯ホラー小説が大好きで書いてい…

アベ ヒサノジョウ

noteは執筆の練習として毎週〈日〉に更新しています。 ◯ホラー小説が大好きで書いています。 ◯小説は▷ https://kakuyomu.jp/users/abe_hisanozyo

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【作家志望】とある出版社に言われた衝撃の一言で本気で作家を目指すようになった話♯1

♯1「これは出版無理ですね」 こんにちは、アベ ヒサノジョウと言います。 残念ながら、これはサクセスストーリーではなくただの負け犬の遠吠えです。執筆活動に対して、どこかまわりの人とは違う活動をしている自分に優越感を感じていた情けない自分の記録です。 私は大学を卒業し、そのまま一般の会社に勤め、ダラダラとした日々を送っていました。なんとなく「このまま何事もなく人生が進んでいくのかな…」と思っていたときに、ある事情から昔、夢みていた『小説家になりたい!自分の本を出したい!』とい

    • 普段ガチャガチャしないんですが、こんなに被るものですか?

      • 【作家志望】のアノお悩みを解決するには「営繕かるかや怪異譚」を2冊用意するところから始まる

        こんにちは、アベヒサノジョウです。 この記事では、小野不由美先生の著書「営繕かるかや怪異譚」を読むことで解決する 「ある悩み」 について解説しています。 この記事を読んだら、きっと皆さんも2冊欲しくなるはずです。 注意)同じ本を2冊買って欲しいというワケではありませんので、ご注意ください。 【ある悩みとは…】 作家志望や、読書家の方でも抱える悩みの一つに、 建物の描写が上手く表現できない(読んでも理解できない) ということがあります。 小学生の頃に「ハリーポッター

        • 実験的な作品ではありましたが『あじゅなみ様』の方が完結いたしました。どうしても「最小の文字数で恐怖を表現したい」という思いからこの形になりました。がっかりされた方は申し訳ありません……!でも、楽しかった! 作品▷ https://note.com/clever_phlox51/n/nb0bf5c76c331

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        【作家志望】とある出版社に言われた衝撃の一言で本気で作家を目指すようになった話♯1

        • 普段ガチャガチャしないんですが、こんなに被るものですか?

        • 【作家志望】のアノお悩みを解決するには「営繕かるかや怪異譚」を2冊用意するところから始まる

        • 実験的な作品ではありましたが『あじゅなみ様』の方が完結いたしました。どうしても「最小の文字数で恐怖を表現したい」という思いからこの形になりました。がっかりされた方は申し訳ありません……!でも、楽しかった! 作品▷ https://note.com/clever_phlox51/n/nb0bf5c76c331

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        • 黒い歴史をクリーニング
          3本
        • 小説家になりたいから書かない
          3本
        • 一月十日のシェヘラザード
          5本
        • 【ホラー小説】あじゅなみ様
          8本
        • とある出版社に言われた衝撃の一言
          3本

        記事

          【ホラー小説】 あじゅなみ様 ♯5(完結)『あじゅなみ様の場合』

          がちゃん

          【ホラー小説】 あじゅなみ様 ♯5(完結)『あじゅなみ様の場合』

          【作家志望の挑戦】『note』でしか表現できないホラー小説を書いてみた。

          こんにちは、アベヒサノジョウです。 note創作大賞に向けて、日々執筆をおこなっているところではありますが、この度『あじゅなみ様』というホラー小説を応募させていただきました。 実はこの作品…… 『noteで読むからこそ恐怖が増す作品』にしています。(なるように頑張っています……) 作品はこちら▼  ※必ず、順番に読んでいただければと思います。 第一話 第二話 第三話 第四話 第五話(完結) ホラー小説を書くなら、 書籍の代替案としてnoteを利用するのではな

          【作家志望の挑戦】『note』でしか表現できないホラー小説を書いてみた。

          ホラー小説を書きました。創作大賞2024のホラー小説部門には別の作品を出したかったのでオールカテゴリ部門に出させていただきました。 明日、詳細を記事にして出したいと思います。よろしくお願いします。 https://note.com/clever_phlox51/n/n187dace6203c

          ホラー小説を書きました。創作大賞2024のホラー小説部門には別の作品を出したかったのでオールカテゴリ部門に出させていただきました。 明日、詳細を記事にして出したいと思います。よろしくお願いします。 https://note.com/clever_phlox51/n/n187dace6203c

          【ホラー小説】 あじゅなみ様 ♯4『弟(ノボル)の場合』

          俺は弟ではない。 この家族は、狂っている。全員だ。全員、狂っているのだ。 俺は三年前にこの家に忍び込んだ殺人犯だった。年齢も、中学生どころか、その時には既に三十五歳は超えていた。 あの日、俺は二階の窓から侵入し、クローゼットに隠れていたが、二階には誰もいないことを空気感から感じ取ると、部屋を出て階段付近で身を隠していた。姿は見えなかったが、一階からは若い女の声と、その母親の声が聞こえていた。俺は下には降りず、様子を窺っていた。もし男がいれば、成功率が低くなってしまうからだ。

          【ホラー小説】 あじゅなみ様 ♯4『弟(ノボル)の場合』

          【ホラー小説】 あじゅなみ様 ♯3『父(タケヒコ)の場合』

          妻は、死んだ娘の幻覚を見ている。もう何年もだ。 娘は中学生の時、自宅で意識を失って倒れ、そのまま帰らぬ人となった。心不全だった。 その事実を知って、妻も立て続けに倒れた。娘を失ったショックは、相当大きかったのだろうが、それ以外にも理由はあるようだった。 娘は自宅のソファの上で亡くなっていたのだ。妻は確かに息も脈拍もあったと言うが、気づいた時には冷たくなっていた。娘が亡くなったことがわかってからは、救急搬送しなかった自分を責めるようになり、毎日のようにひどく泣きじゃくっては

          【ホラー小説】 あじゅなみ様 ♯3『父(タケヒコ)の場合』

          【ホラー小説】 あじゅなみ様 ♯2『母(ナオコ)の場合』

          娘は金魚を認識できないようだった。 それに気がついたのは、娘がようやく話せるようになって、おぼつかないものの会話が成り立つようになってからである。 「口をパクパクさせているのー」 「そうねぇ、かわいいわねぇ」 私は最初、金魚のことを言っているのだと思っていた。ダイニングテーブルの客席の前には水槽があり、そこには金魚がいたのだ。夫のタケヒコが買ってきたもので、赤色の立派な金魚である。 これを、娘は仕切りに『あじゅなみ様』と呼んでいた。 一度、あまりにも現実離れした話をする娘に、

          【ホラー小説】 あじゅなみ様 ♯2『母(ナオコ)の場合』

          【ホラー小説】 あじゅなみ様 ♯1『私(マユミ)の場合』

          私の家には「のっぺらぼう」がいた。 そいつはダイニングテーブルの客席ににいつも静かに座っていた。決して動くことのないそいつを、私は「のっぺらぼう」と呼んでいた。名の通り、顔がないからだ。 正確に言うと、顔は日によって変化する。ある時はワイドショーに出演する有名人の顔をしており、ある時は私の友人の顔になっている。不思議なことに顔によって服も変わるようで、友人の時は私と同じ高校の制服を着ている。どこから用意したのだろうと不思議に思う。 不気味なことに時折、私になることもある。服の

          【ホラー小説】 あじゅなみ様 ♯1『私(マユミ)の場合』

          【作家志望】リバーシ方式『変な家』を読了後、ふと、「あとがき」が必要だったかを考えたくなる。

          こんばんは、アベヒサノジョウです。 最近、ベストセラーになっている「変な家」※1を遅ればせながら読ませていただきました。非常にミステリアスで面白く、文体も会話を基本としており、読みやすかった印象です。 「なるほど、大人だけではなく子供からの人気も出るわけだ」と、しみじみ思いつつ文庫本に寄せられたあとがき※2を読み、ふと、思うところがありました。 この「あとがき」は話題にしたい…! そう、思ったので書かせていただく次第です。 (※1 内容に関するネタバレはありませんが、文

          【作家志望】リバーシ方式『変な家』を読了後、ふと、「あとがき」が必要だったかを考えたくなる。

          【作家志望】note創作大賞に出す前に、絶対に読んでおかないと後悔する一冊

          こんにちはアベヒサノジョウです。 この記事では「作家志望の方が賞に応募する前にチェックすべき本」を紹介しています。 ↓こちらの記事も併せてご覧いただけると、わかりやすいかと思います。 以前、「小説(文章)を書くための本」には3つのパターンがあると、書きました。 その中でも今回は 「② 小説を書くために必要なルールや方法が書かれている本」でおすすめする一冊を紹介します。 【結論から言うとこの一冊】 タイトル:文章力の基本100題 著者:阿部 紘久 この本は、文章を書

          【作家志望】note創作大賞に出す前に、絶対に読んでおかないと後悔する一冊

          小野不由美先生の十二国記大好きです。描き途中の中嶋陽子さんです。完成に近づいてきました。

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          【作家志望】アイディアに困った時の基本は古本屋さんで『お引越し』しよう。

          こんにちは、アベヒサノジョウです。 みなさんは本屋さんに行くことはありますか? 私は本屋さんへ行くよりも、古本屋さんに行くことが多いです。 多い時には、三軒ほど梯子することもあります。 本を探しているわけではないのですが、気がつくと古本屋に行ってしまいます。 私は本屋さんと古本屋さんをこのように分けています。 どうしても本屋さんは、売れる本を平積みして売りますので『映画化コーナー』とか『〇〇ランキング』などの、流行に合わせた販売方法を行なっている印象です。 一方で古

          【作家志望】アイディアに困った時の基本は古本屋さんで『お引越し』しよう。

          【作家志望】ファンタジー小説を21万字も書いたせいで出せるところがない。

          こんにちは、アベヒサノジョウです。 ここ最近ずっと小説を書き続けた結果、21万字のファンタジー小説を書き終えました。これから推敲を行うところなのですが、今のところ文字数が多すぎて出せる場所がありません。 新潮社様の「日本ファンタジーノベル大賞」に出そうと思って書き始めたものでしたが、 募集要項にある、原稿枚数は 全然、おさまっていません。 仕方ないので、推敲しながら削っていこうと思います。そもそも、削るために推敲をするので大丈夫かと思いますが…。 自分の2024年の

          【作家志望】ファンタジー小説を21万字も書いたせいで出せるところがない。