土井善晴著「一汁一菜でよいという提案」を読むとよい、という提案
ずっと気になっていた土井善晴さんの『一汁一菜でよいという提案』を読んだ。
「一汁一菜」とは、ご飯と具沢山の味噌汁、漬物の3品のこと。「ハレとケ」の「ケ」にあたる、普段の食事はその一汁一菜で充分ですよ、という提案である。
「えっ、ご飯と味噌汁だけでいいの?!」
「ガンは放置すれば治る」「学校は行かなくていい」「働かなくても生きていける」と同じくらいにインパクトのあるタイトルである。
しかし、美食の限りを尽くしてきたであろう和食文化の権威が言うのだから、何しろ説得力が違う。
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