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【カオス】十三本町の商店街の途中にあった「十三バイパス」の高架下施設解体工事で何やらイケナイものが見えている
大阪のド都心・梅田から阪急電車ですぐ、淀川を挟んだ向かいに広がる「十三」は昭和の時代からお下品極まりない歓楽街として栄えてきたこともあって街のイメージも宜しくなかったのだが、近年は鉄道延伸計画やタワマン建設などの開発予定がてんこ盛りで、そのイメージも明るくなろうとしている。 ところが同じ十三でも相変わらずの土着臭を漂わせる十三本町のアーケード商店街を歩くと、カオスな街並みは健在。最近はベトナム人経営の飲食店も増え始めて異国情緒すら漂い始めている。ところでそのアーケード街の途
【大阪団地探訪】地下鉄中央線の車窓からも見える!大阪ベイエリアのズタボロ軍艦アパート「大阪市住宅協会八幡屋住宅」を観察する
世間は未だに盛り上がっているかどうかよく分からない「大阪・関西万博」(2025年日本国際博覧会)…実はもう開催予定日まであと1年少しになってしまっていた。2005年に愛知県で開催された「愛・地球博」から20年ぶりの国際博覧会という扱いになるが、いま大阪府・市政は大阪維新の会の与党体制下にあり、それが気に食わないと右から左から猛バッシングを受けて“アンチ万博”の大号令が掛けられている。巨大木造リングがカネの無駄遣いだとか、工事が遅れてるだとか、箸のコケたような事までほじくり立て
【いかがわしい珍建築】大阪・谷町九丁目に鎮座する、フィリップ・スタルクがデザインした「バロンヴェールビル」を鑑賞する
人間の視覚というものは案外自分自身のものでもアテにならないもので、自らの想像力を外れたものが視覚に入った時にそれが何なのか一瞬理解できずに脳の処理がバグってしまう事がままある。それが街角の建築物だったりすると、評価の良し悪しはさておき、珍物件扱いされ街の名物になるのがオチだ。 さて、我々がやってきたのは大阪市中央区、地下鉄谷町九丁目駅に近い谷町筋沿いという大阪のまさにど真ん中のエリア。年がら年中クルマの行き来が激しい都心の一角である。そこにビルの外壁一面緑一色で窓もろくに取
【淀川区】aikoが歌った「三国駅」の変わらない街並みと変わった街並み、そしてサンティフルみくに商店街
劇団員の自殺にまつわる報道で最近何かと騒がしい宝塚歌劇団、根強いコアなファンの女子軍団だとか、そういった華やかなイメージが先走る「阪急宝塚線」を勝手にセレブ路線だと思っている方々がいるようだが、そのイメージ通りの住宅街は相当郊外まで出なければ見当たらず、十三からしばらくは大阪らしいド下町の風景が連なっている。 そこで今回は十三から一つ先の「三国駅」の界隈を歩く事にした。そう言えば何気に今まで見過ごしてきた地域である。途中下車したことすら記憶にないかも知れない。地下鉄御堂筋線
【純喫茶ブームってなに】“マル屋”が休業した今の大阪市内で最も安いと思われる喫茶店が意外にも「谷町九丁目」にあった
今、巷は“純喫茶ブーム”なるものが起こっているらしい…まあ、厳密には何度もぶり返しているものですけれども、こういう話が出てくると大抵はTBSの「マツコの知らない世界」でそのネタが取り上げられたばかりで、あとはネット上に散らばるバズり目当ての後追いアフィメディアがよってたかって書き殴るという流れが出来ている。腐ってもテレビはテレビである。なんだかんだ言って世間への影響力は未だもって絶大なものだ。 とりあえずマツコの番組に紹介されてしまった店はこちらとしては食傷気味で“ご遠慮さ
【令和最新版】西成が中国に買われる日…西成区太子・山王の中華カラオケ居酒屋密集地帯「飛田本通商店街」を歩く(2023年版)
“日本で一番治安の悪い街”だの“暴力団の巣”だの“ヤク中ばっかり”だの、常々ろくでもない評判しか聞こえない大阪市西成区のドヤ街・通称「釜ヶ崎」であるが、時代は令和に代わり、そのような評判も過去のものとなりつつあるようだ。 既にコロナ前のインバウンド景気が始まった頃からドヤ街が外国人観光客などのバックパッカーの寝床と化していて、観光客が空気も読まずにヤバイ地域にズカズカ入っていったり、また暴対法の強化で数多く存在していた暴力団事務所が差し押さえられるなどして、ヤクザが街にいら