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お金のある人は楽しく過ごせる街「東京」。そんなにお金のない人もそれなりに楽しく過ごせる街「東京」。本当にお金のない人は「埼玉」へ。
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記事一覧

【上野の九龍城】上野警察署の真ん前にある無法地帯マンション「アルベルゴ上野」に潜入してきた(2010年)

東京の北の玄関口「上野」。昔から東北人の溜まり場だったが今では怪しい外国人の溜まり場になってしまっている。この街は特殊産業が集積する一面も持っていて、お疲れ気味のお父さん達をリフレッシュするその手の店の豊富さは群を抜いている。そんな上野の駅前からさほど遠くない、とあるマンションがまるごと無法地帯ビルと化していて「上野の九龍城」と呼ばれているという話を聞き、実際の様子を確かめてきた。 そこは上野駅浅草口を出てわずか一分の場所にある「アルベルゴ上野」というマンションだ。建物は昭

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【現存せず】令和になってもまだあった!銀座八丁目・黒川紀章の昭和遺産「中銀カプセルタワービル」見納め

2019年5月1日、これまで30年間続いた「平成」の時代が終わり、新天皇即位によって華々しく迎えられた「令和」の新時代…ますます昭和が遠ざかる…と年を重ねたオッサンオバハンが読者層の中心だと思われる当サイトも開設からはや十ン年…一周回って過去に訪れた都心の名昭和建築の数々が今どうなっているのか、気になったついでに現状確認を行ってきた。 で、やってきたのは東京都中央区銀座八丁目。銀座というよりも汐留とか築地市場といった都営地下鉄大江戸線の駅から歩いてきた方が近いロケーションに

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【中央区ブランド】異様な荒廃ぶりを見せていた「湊二丁目の地上げ跡」がその後どうなったか【選ばれし民の街】

昔々、東京が江戸と呼ばれていた頃から、こちとらお江戸の中心でい!とチャキチャキのプライド丸出しで粋がる下町気質が隠せない「東京都中央区」の方々が、昨今大阪府市の議員等で作られている法定協議会がいわゆる“大阪都構想”の上で大阪市域を4つの特区に再編するにあたって、そのうちの新区名の一つを既存の大阪市中央区と同じ「中央区」に決めた事に噛み付いている。大阪府市に向けて名称の再考を求める文書を送付、それによると「70年掛けて作り上げてきた中央区ブランドが崩れる」んだと。 銀座、日本

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ギャンブルタウン府中市の大穴激渋物件「大東京綜合卸売センター」でお買い物しよう

新宿から京王線でゴトゴト揺られてやってくる多摩の一大ギャンブルタウン「府中市」。東京競馬場と多摩川競艇場を市内に擁し、大田区にある平和島競艇場の運営もしている。ギャンブルラインの異名を持つJR武蔵野線も終点は府中本町。まあ、そういうイメージばっかり湧いて出てくるんですが、今回来たのはそういう場所ではない。 府中市南部の矢崎町に「大東京綜合卸売センター」なる、どえらく年季の入った卸売市場があるという話を聞きつけて、中央フリーウェイ(By荒井由実)もとい中央道をかっ飛ばしてやっ

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【目の前は新宿】東京の重慶マンションと呼ばれた魔窟ビル…代々木二丁目「ニューステイトメナー」を見物する

先日、ひょんな事から新宿に近いとある一画を訪れる機会があった。あまたの数の高層ビルに囲まれた大都会・東京…その中でも我々が勝手に「魔窟ビル」だの「プチ九龍城砦」だとか呼んでいる部類の物件がいくつもあるが、今回紹介したいのは、新宿のお隣・代々木にあってつい最近解体工事が始まった「代々木会館」のそびえる場所にも近いところにあるこの物件。 「ニューステイトメナー」(New State Manor)と称される、かなり年季の入った大型マンションだ。住所で言うところの渋谷区代々木二丁目

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【移民熱視線ADACHI】フィリピーナに次いでガチ中華も増えてきた足立区のDQNタウン「竹ノ塚」の進化ぶりをご覧ください

東京23区の地価・マンション価格が高騰し過ぎていて“サラリーマンの給料じゃとてもマイホームに手が届かない”問題が深刻化している。都心の6区(千代田・中央・港・文京・新宿・渋谷)では中古マンションの販売価格が1億を超えたとか、もはや異常である。 その異常ぶりを視覚的に一発で理解できる「中古マンションの駅別70㎡換算価格」という地図データが公開されている。これによると山手線の内側は確かに1億超えがデフォで、もはや検討の余地もないことがわかるのだが、サラリーマンが無理して背伸びし

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足立区の外れの限界集落・南花畑五丁目「都営保木間第5アパート」に東京辺縁部の闇を見た

当方が足立区で最もガラが悪いと認識している「竹ノ塚」エリアの中でも、外れも外れ、隣が埼玉県八潮市に面している花畑や南花畑といった、まさに東京辺縁部と呼べる地域には、まだまだ知られざる人々の営みがある。そんな地域では、よもやこんな所まで「東京」なのか…と絶句するほどの衝撃を受ける事がままあるのだ。 今回やってきたのは、東武伊勢崎線(意地でもスカイツリーラインとは言わない)竹ノ塚駅から東へ約2キロ離れた、足立区南花畑五丁目付近である。ここまで来ると、警察は竹の塚警察署の管内であ

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【再開発で消滅】本当にここ港区か?!麻布十番駅目前でありえない下町っぷりを見せる「三田小山町」という場所

いまや住民の高収入世帯の割合が日本一高く、住宅価格もしこたま高いことですっかり成金セレブ御用達キラキラタウンと化している「東京都港区」も元を辿れば結構アレな下町だったりすることも多い。今回もそんな場所の一つを紹介したい。 首都高の高架橋が頭上を覆い、陰気臭いコンクリート護岸の川が流れている場所…ここは小綺麗に着飾ったおセレブマダムがしゃなりしゃなりと子犬を連れて闊歩する商店街がある「麻布十番」の地下鉄駅から目と鼻の先にあるところ。麻布十番駅前の「一之橋」から古川を眺めると、

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東京のド下町・浅草に残る戦後の残滓…路地裏に焼肉屋だらけ!伝説の在日コリアン集住地「朝鮮マーケット」を訪ねる

東京の数ある街の中でも「浅草」と言えば下町観光地の代表格としてその座を確固たるものとしている。年がら年中外国人観光客が訪れては街中を闊歩し、東京の下町文化とやらの上澄みをキャッキャウフフと楽しんでは日本的情緒に浸る…そういう場所として定着はしているものの、顔の皮一枚剥がせばとんでもない“東京の暗部”があらわになる…弾左衛門の時代から脈々と続くアウトサイダーの系譜を受け継ぐ稀有な土地として、この土地への畏怖を忘れてはならない。そこでまた事件が起きた。 今年2月14日、台東区今

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【東京移民街2024】中央線のサブカル極左魔窟・杉並区「阿佐ヶ谷」がいつの間にかネパール人だらけになっていた件

東京23区の中でも「住みたい街ランキング」の上位組に入りがちな、上京カッペ軍団に大人気の中央線沿線、そのうちの「杉並区」も昔から人身事故ばっかり起きているくせにやたらめったら住宅人気も高く、土地代もボロカスに高い。人口は約59万人で、鳥取県よりも少し多い程度だが、その主たる住民はエリート崩れの“団塊左翼老人”というお土地柄で、昔からこうした老人たちが学生運動上がりだった頃から地域エゴ丸出しで都市の発展を妨げてきた。詳しくは“東京ゴミ戦争”でググるとヨロシアルヨ。 最近はとう

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【品川区】今年3月に閉館!五反田の昭和遺産ランドマーク「TOCビル」の思い出

山手線一周30駅を一時間掛けてぐるぐる回ると、その中でも北側の池袋-上野間というのが一番下町染みていて、地代も割安だったり、埼玉に近い分どこか垢抜けない感じが漂っていて個人的には大好きだが、南側の渋谷-品川間を見ると恵比寿だの目黒だの、反対側は高輪ゲートウェイ(笑)だとか、アッパーな土地が多めでどうにも鼻持ちならない。 しかし「五反田」という土地に関してはどうだろう。池田山・花房山・島津山などという「城南五山」と呼ばれる高級住宅街の高台が山手線を掠めて揃い踏みしていて、その

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【業平橋】“インバウンドなんかクソ喰らえ”な「東京スカイツリー」の足下のしけた街並みを点検する【押上】

日本は“安全安心な観光大国”として世界の評価を受けているらしい。それに加えて目下の著しい円安傾向。一時期はすっぽり穴が空いたようになっていた日本国内の主要観光地にも“インバウンド景気”がまたぶり返してきており、首都圏や関西の都市のそこかしこが外国人観光客で溢れかえっている。“安くて楽しいニッポン旅行”を求めて世界の国からこんにちは。お金を落としてくれるのは結構なことだが、我が国もとうとう、かつての東南アジアの発展途上国のような立ち位置に成り下がったのか、という思いはある。

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【荒川区の特異点】超絶下町なのに武蔵野台地の上と下で著しい区内格差が生じている極端な街「西日暮里」の“天国と地獄”【名門開成学園】

東京23区の“格付け合戦”が無限ループ状態で、いつになっても終わる兆しはない。もはや常人には登れない“天界”扱いされている千代田区、テレビマンとミーハーとカッペが喜び咽び泣き倉庫街のタワマンでのぼせ上がっている港区、場所によっては二馬力で年収2000万稼げるパワーカップル世帯がギリギリ手が届きそうな中央区、それから文京・新宿・渋谷・目黒といった山の手もおおよそ準ずるが、これらの区で新築を買うとなると億超えの経済的負担となるので、サラリーマンの世界ではもはや現実的ではない。

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【ここにいてはダメです】まさに都会の死角!三方を川に囲まれた団地密集地帯!江戸川区「平井七丁目」を歩く

先日、新年早々に起こった石川県能登半島における大地震を目の当たりにして、地震大国ニッポンに住まう国民の防災意識が高まっている。もう程なく「阪神淡路大震災」から29年の節目を迎えようとしている今の時期だ。天災は忘れた頃にやって来る、そう申しますけれども、地震や津波であろうと台風や高潮であろうと、もし何かが起きた時に自分達の“住んでいる場所”がどういった地域で、その地形的条件や過去の災害履歴といったものを一層用心深く確かめる必要がある。とは言え、代々その土地で暮らしてきて、容易く

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