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アメリカ生活note

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アメリカのスーパーを覗いてみませんか

アメリカのスーパーを覗いてみませんか

外国のスーパーはおもしろい。

その国の人々の、日常生活が垣間見えるからです。いつも食べるもの、買い物風景、ちょっとしたマナー。生活ぶりや国民性が透けて見えるような気がします。

わたしはアメリカに住んでいます。今日は、みなさんをアメリカにスーパーにちょっとだけお連れしようと思います。ただし、アメリカといっても地域によって事情が異なるので、ある一例として見ていただければ。

早速いきましょう。

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家の中で靴をはくスタイルになじめない

家の中で靴をはくスタイルになじめない

唐突に、夫が家の中で靴を履き始めました。

「おいおい!」

わたしは、警官が笛を吹き鳴らして注意するような勢いで、夫を呼び止めました。

「なんで家の中で靴履いてるの?!」

事前の説明もなく、突然始まったその新しい習慣に、私はすぐに気づきました。アディダスのスニーカーの靴底が、床に触れるたびに、ぎゅしぎゅしと耳慣れない音を立てるからです。

呼び止められた夫は、なんでもないことのように涼しい顔

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その気になれば大抵のことはできるようになる

その気になれば大抵のことはできるようになる

わたしは、独身の頃、ほっとんど料理をしませんでした。

なぜなら、する理由がなかったからです。

あの頃はまだ、健康に気遣おうという意識もあまりなくて。

でも、結婚したら、そんなことは言っていられなくなりました。自分だけのことではなくなりますから。

わたしは結婚と同時にアメリカに渡りました。新婚当時、まだ日本に仕事を残していましたが、長期休暇をとっていたので、毎日たっぷり時間がありました。

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アメリカの小児歯科クリニックが楽しすぎる件

アメリカの小児歯科クリニックが楽しすぎる件

歯医者さんへ行くのがとっても楽しみな我が家の子どもたち。

今日は定期検診の日で、学校を少し早引きしてクリニックへ向かいました。半年に一度のこのルーティンを、子どもたちは数日前から、「あと何日…」と指折り数えて待っていました。

早引きすることも非日常でワクワクするけれど、それ以上に、歯医者さんへ行くこと自体を心待ちにしているのです。

わたしは、歯医者に行くのが楽しみだなんて、いまに至るまで一度

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アメリカ人と日本人、恥ずかしがるところが違う

アメリカ人と日本人、恥ずかしがるところが違う

わたしはアメリカ人と結婚して、アメリカに住んでいます。

移民の国・アメリカは、異なるバックグラウンドを持つ人々が集まった国なので、「アメリカ人は…」と一括りにして語りづらい難しさがあります。

例えば、食生活を語るにしても、ルーツがヨーロッパにある人と、アジアにある人とでは、全然違う習慣があるでしょうし、アメリカに渡って何世代目かによっても事情は違ってきます。

そんな前提を意識しながらも、わた

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【アメリカ飯】ごはんにサラダ?!

【アメリカ飯】ごはんにサラダ?!

日本を一歩出ると、慣れ親しんだ日本がすべてではないことを思い知らされます。

わたしはいまアメリカに住んでいます。これまで、小さいことから大きなことまで、様々なカルチャーショックを経験してきました。

そのうちの一つが、サラダです。

発見したのは、まだアメリカへ移住する前でした。わたしは東京で働いていて、ニューヨークへ出張する機会がありました。

ランチどきに外を歩いていたとき、透明のプラスチッ

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お弁当作りを簡単にしてくれるあるもの

お弁当作りを簡単にしてくれるあるもの

noteでお互いフォローし合って、記事を読み合ったり、時々コメントをし合う仲になる。noteを続けていると、そういう仲間が増えていきます。書くことに付随する、noteの醍醐味の一つですよね。

そんな仲間の一人にhitomiさんという方がいます。実際にお会いしたことはないのですが、勝手に友達みたいな感覚をもっています。

hitomiさんは、定期的に一週間の振り返りを日記形式で綴られています。その

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ハマりそうな予感がする #クライミング

ハマりそうな予感がする #クライミング

わたしは、目の前に山があると登りたくなるタイプの人間です。

ボールと籠があれば、ダムダムとドリブルしていって籠にボールを入れたくなるし、道着を着て帯を締めれば、関節技を極めたくなります。

こんなわたしが、今日は新たな挑戦を受けました。

会員になっているジムに行ったときのことです。子どもたちが、久しぶりにクライミングをしたいと言い出したので、家族そろって出かけました。

私たちのジムには、ちゃ

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子どもの遠足に親がついていくシステムがすばらしい

子どもの遠足に親がついていくシステムがすばらしい

アメリカの小学校では、子どもの遠足に親がついて行くことができます。今日は娘の遠足の日で、わたしも子どもたちに紛れて一緒に行ってきました。このシステムが素晴らしいので、ちょっと聞いていただけますか。

ついて行くといっても、勝手についていっていいわけではもちろんありません。ボランティアとして行くのです。こういう付き添いのことを、英語ではchaperoneといいます。

先生の仕事を親が協力して補助す

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パーティ好きなアメリカンがよく使う略語

パーティ好きなアメリカンがよく使う略語

今朝、ピコンと携帯の通知が鳴り、スクリーンをのぞくと、チャットグループに届いたご近所さんからのメッセージでした。

アメリカでは、6月に学校が終わり、長い夏休みに入ります。もうそんな時期になったのか。はっと我に返ったような感覚になりました。

そして、学年の終わりを祝うパーティです。同じスクールバスのバス停を使っている子どもとその親を一気に呼ぶものなので、ざっと見積もって30人近い規模になると思い

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これまでの引越しの回数を数えてみた

これまでの引越しの回数を数えてみた

あなたは、人生で何回引越しをしたことがありますか。

わたしは、いまはここアメリカで、終の棲家のつもりで購入した一軒家に腰を据えて住んでいます。でも、振り返ってみると、これまで引っ越しの多い半生を生きてきました。

この家に引っ越してきたときに、ふと思いついて数えてみたのです。今回が何回目の引越しだったのだろう、と。

引越しをテーマに、人生を早回しで振り返りながら、あの時、この時…と指折り数えて

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海外在住者の目に映った日本 ここが気になった

海外在住者の目に映った日本 ここが気になった

我が家はアメリカに住んでいるのですが、今年の夏は、子どもたちを連れて日本へ帰る予定にしています。ちょっと気が早いですが、いまからワクワクしています。

昨年の夏も、日本へ帰省しました。コロナ禍以来、実に4年ぶりの日本でした。海外生活は、通算すると15年くらいになりますが、4年も日本を離れたのは、このときだけです。

4年というのは、日々慌ただしく過ごすうちにあっという間に過ぎますが、そこそこまとま

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大事な日はいつも雨が降る

大事な日はいつも雨が降る

朝から雨が降っている。しとしとと一日中降っている。最近は、すっかり半袖で過ごしていたのに、また長袖の上にもう一枚はおりたいような肌寒さが戻ってきた。

最近、週末に限って雨が降ることが多い。数時間ざあっと降ってピタリと止むような一時雨ならいいけれど、一日中降られると、どうしても家の中で過ごす時間が多くなってしまうので、ちょっとがっかりする。

振り返ってみれば、わたしのこれまでの人生において、大事

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【アメリカ飯】サンドイッチは軽食なのか?

【アメリカ飯】サンドイッチは軽食なのか?

勝手にシリーズ化しているアメリカ飯です。

初回はチーズバーガーについて書きました。わたしが、アメリカに来て最も衝撃を受けた食べもの。アメリカが誇る、得意料理中の得意料理。

今日はそのチーズバーガーのいとこ的存在である、サンドイッチについて紹介します。食文化という切り口から、アメリカの一面を知って楽しんでいただけると本望です。

はじめにわたしは日本生まれ、日本育ちです。

サンドイッチといえば

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