どうしようもない自己否定と自己嫌悪にさいなまれる時がある。誰にも会いたくないし話したくないし、できることなら消えてしまいたいと思う。そんな時、この子を見る。磯の藻の中で生きる微生物、ワレカラ。頭飾りをつけて踊るようなその姿に、自分もまだ恥をさらしながら生き続けなければと思う。
虐待された犬猫を愛護する人間が慈悲深いのではない。 どんなに人間に虐待されても学習しない犬猫が慈悲深いのだ。 慈悲とは積極的な学習性無力感だ。 この無力感とは万能性による無力さである。 右にも左にも行けるものはどちらにも行けない。 偏りがあるから均衡が生じる 救いの裏に忍辱あり