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#日本史がすき

日本史がすきだと感じたエピソード、学習の記録、勉強法など、日本史にまつわる投稿を募集します!

人気の記事一覧

福岡で国をめぐり古代の謎に挑む3選

 都道府県47本勝負 九州カオスモス編、いよいよ最後の福岡県です。福岡と言えば修羅の国のイメージがありますが、日本古代史の中心地でもありました。福岡の旅写真を依り代にして、古代の謎に挑みます。 ①伊都国(糸島市)  伊都国とは魏志倭人伝に見られる国の名前で、糸島市三雲を中心地とする説が有力です。伊都国には卑弥呼が任命したとされる一大率(いちだいそつ)という役人がいて、北部九州の軍事掌握や中国に発送する文書の検閲を行っていたとされています。  伊都国から邪馬台国までの距離

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荒人神社(祭神は中馬左衛門尉重頼)

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平安京以前の京都には何があったのか?

文=古川順弘(文筆家) 喧騒の京都を離れて辿る静謐の古社たち 日本の観光地として長らくナンバーワンの人気を誇ってきた京都だが、近年は観光客の過剰さが話題にのぼることが多い。とくに目を引くのは外国人観光客の多さだ。そして観光客の大幅な増加は、騒音・ゴミ・渋滞・マナー違反などのトラブルを引き起こし、いわゆるオーバーツーリズム(観光公害)という問題を生じさせている。  インバウンドも含め、京都を訪れる観光客はコロナ禍で一時は激減したものの、コロナへの警戒が薄れるにつれて着実に

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垂水市の田の神

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大津絵節と柊原郷土芸能保存会

※当記事は、垂水市の市報(2024年5月号)の「たるみず歴史・文化散歩」のコーナーに掲載したものを加筆したものです。 大津絵節 「大津絵節」の大津絵とは、江戸時代近江の国(今の滋賀県)の大津と京都を結ぶ逢坂関(おうさかのせき)で、旅人の手軽な土産物として売られていた民画・護符です。 中でも、藤娘・鬼の寒念仏・雷公・外法大黒・鷹匠・座頭・瓢箪鯰・槍持奴・弁慶・矢の根男という代表的画題は「大津絵十種」と呼ばれ、この画題にちなんだ歌詞の音曲や俗曲、および舞踊もうまれ、これを大津

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南薩摩と西行石と鉄道跡とごちそう

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押さえておきたい!日本史を彩った道長の側近たち

「光る君へ」もそろそろ中盤に差し掛かり、いよいよ越前編に突入するようです。 女院・藤原詮子(吉田羊)を呪詛したのは誰? 中宮・定子(高畑充希)が出家? 道長との過去の仲を父の為時に告げたまひろ などなど、これらの伏線が次週以降の展開に生きてきそうで楽しみです。 さて、父に続いて、兄たちも次々と他界し、氏長者となった藤原道長(柄本佑)。 欲のない発言が目立ちますが、とんでもない。 一躍公卿のトップに躍り出ると、自分の思うように改革を進めていく手腕は大したものです。 彼が藤

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【連載】かくれ念仏/No.20~かくれ念仏 語呂合わせ~

●かくれ念仏 語呂合わせ 鹿児島藩の真宗禁制について、現存する記録上の禁止年は1597(慶長2)年である。語呂合わせで覚えるなら「以後(15)、苦難(97)の真宗禁制」。 解禁年は1876(明治9)年5月9日で、「人(1)や(8)っと南無(76)阿弥陀仏をとなえらる、極(5/9)楽浄土の信教自由」。 大谷派は同年11月1日、松原町大門口近くの料亭 春風を借りて、東本願寺仮掛所の看板を掲げて開業式を行った。語呂で覚えるなら「一夜(18)難路(76)の冬をこえ、今日この善い

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本日、須賀川史談会に入会致しました。 まだまだペーペーですが、これで少しは「郷土史家」を名乗っても、許されるかなあ……なんて、思っています(^^)

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【奈良国立博物館】特別展「空海 KŪKAI─密教のルーツとマンダラ世界」の見どころを、仏像イラストレーターの田中ひろみさんが現地レポート!

奈良国立博物館 生誕1250年記念特別展「空海 KŪKAI―密教のルーツとマンダラ世界」の内覧会に行ってきました。 空海の生誕1250年を記念して、「かつてない空海展になる!」と井上洋一館長が力説される奈良国立博物館の総力を挙げた展覧会は、国宝28点、重要文化財約59点*とお宝だらけ。わたしのスーパーヒーロー・空海や密教のことがよくわかる展示内容でした。 5体が揃う最古の五智如来像会場に入るとすぐに、京都・安祥寺の国宝「五智如来坐像」が、大日如来像を中心に並んでいます。5

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光る君へ21話「旅立ち」

あの、あの。 ついに、枕草子が誕生。どうしたらよいのでしょう。半泣きになりながら見ていました。 1.前代未聞、中宮様の出家 中宮定子さまが突如として出家しました。 これはかなり衝撃的なこと。帝の正妻が世を捨てたという以上に、儀式を司る妃がいなくなったことを意味します。 中宮出家について夫婦漫才ばりの掛け合いを見せる宣孝とまひろが良い。道長、この二人の結婚を知ったらどんなリアクションをするんだろうなあ(にこにこ)。 泣きっ面に蜂というか、悪いことは重なるもので、今度は定

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福沢諭吉「身体の発育こそ大切なれ」

こんにちは  2回に渡って『福翁百話』から実学の必要性を説いたエッセイを紹介しました。やはり福沢というと学問のイメージが強いと思いますが、彼が子育てにあたって学問より大切にしたものがあります。それが「身体の発育」です。それについて述べたエッセイを同じく『福翁百話』から紹介したいと思います。 現代語要約 父母が子どもを養育するのは自然な人情でありまた義務である。では養育方法をどうすべきかというと、まず人間の子も一種の動物であると思い、その頭の良し悪しは気にせず、ただ身体の発育

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【連載】かくれ念仏/No.19~大口の一向一揆~

●大口の一向一揆 九州は全国平均に比較して、一揆のような農民の騒擾は少ないという。 鹿児島純心女子短期大学教授で尚古集成館館長、鹿児島県立図書館館長などを勤めた芳即正先生の研究によると、〝薩藩における抵抗運動〟は「愁訴嘆願、不確かなものまで含めて19件、薩摩国5件、大隅国11件 (ほとんど奄美諸島)、日向国3件」でいずれも江戸期のものだという。しかし、この数は、最低これだけは確証があるというだけで、歴史の波間に消えてしまった一揆がまだあるだろうことは容易に考えられる。 か

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福沢諭吉「教育の功徳は子孫に及ぶべし」

『福翁百話』で前回の記事で紹介した「教育の力は唯人の天賦を発達せしむるのみ」から4つ連続で教育に関するエッセイが掲載されているのですが、今回はその2つ目となります。 現代語要約  穀物の品種改良の要は種を選び、その栽培に努めることである。良い種を蒔いてそれを丁寧に栽培すれば、前年の種よりさらに良い種が出来るだろう。これを長年怠らなければ著しい進歩があるのに対して、最初に良い種を得てもしっかりと土を耕し栽培を丁寧にしなければ、種の品質は次第に悪くなりそれを元通りにするのは簡単

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【歴史小説】流れぬ彗星(7)「木阿弥」

この小説について  この小説は、畠山次郎、という一人の若者の運命を描いています。  彼は時の最高権力者、武家管領の嫡男です。  しかし、目の前でその父親が割腹自殺する、という場面から、この小説は始まっています。  彼はその後、師匠の剣豪や、愛する女性、そして終生の宿敵である怪僧・赤沢宗益と巡り合い、絶望的な戦いを続けてゆきます。  敗れても、何度敗れても立ち上がり続けます。  全ては、野心家の魔人・細川政元により不当に貶められた主君・足利義材を救うため。  そして自分自身

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【自分用】軍艦マーチ、戦艦大和

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考古学と歴史学と 〜過去を追求する学問とは〜

九條です。 私は大学卒業後、研究職として文化財の調査技士そして博物館学芸員となって、現在まで35年ほど「歴史学」の研究に携わっています(詳しくはプロフィールのページをご覧になってください)。 さて、我が国の過去のできごと(歴史)を専門的に研究する分野には、おもに以下の3つがあります。 (1)考古学 (2)歴史学 (3)民俗学(民族学ではありません) これらは「広義の歴史学」と言われます。 1.各学問の特徴 以下にそれぞれの特徴をごく簡単に説明いたします。 2.考古

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史上初!姫路城「西小天守特別公開」

 言わずと知れた世界遺産・姫路城。白亜の国宝天守はあまりに有名です。  姫路城の天守は、複数の建物が連なった「連立式天守」という形式です。ひときわ目立つ「大天守」の周りに、三つの小さな天守が付属しています。西小天守、東小天守、乾小天守です。  天守の建物群のうち、大天守はいつでも入場可能、東小天守や乾小天守は定期的に特別公開されていました。しかし、西小天守はこれまで公開されたことがありませんでした。  2024年2月、世界遺産登録30周年を記念し、西小天守が初めて公開さ

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福沢諭吉「実学の必要」から考える学問の意義

こんにちは  前回の紹介した「人事に学問の思想を要す」は文明または社会の発展の基礎として多くの人が学問を学ぶ必要があると、マクロ的視点から実学の必要性を説いたものでした。 今回の記事は「学問なんて机上の空論で意味ないじゃん」といった意見に対して、福沢が個人レベルでなぜ学問が必要かを説いたエッセイになります。『福翁百話』で「人事に学問の思想を要す」の次に掲載されたエッセイなので、2つセットで読みたいですね。 現代語要約 世間を見れば、学問を修めた人の生活が必ずしも安定してお

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鹿屋市上野町寺田の庚申塔

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