ももまろ˚✧₊⁎ ‧˚₊*̥(∗︎*⁰͈꒨⁰͈)‧˚₊*̥⁎⁺˳✧

人の淋しさは対象によって癒される、淋しさ わたしの淋しさは 万物でも癒されない定めの…

ももまろ˚✧₊⁎ ‧˚₊*̥(∗︎*⁰͈꒨⁰͈)‧˚₊*̥⁎⁺˳✧

人の淋しさは対象によって癒される、淋しさ わたしの淋しさは 万物でも癒されない定めの淋しさ 手に握る砂が指から零れてしまう 狂人には沈黙を、佳人には微笑みを わたしはわたしの道を歩んでいるだけなのに

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固定された記事

文才・文章力って知らんがな

文才、文章力の有無については多数の意見があり 書籍やネットを読んだ感想から 決定打を見つけるのが難問で 今日もわたしの主観になる 読み手の好みに合うか、否かの要素…

わたしのお気持ち表明

金魚鉢 捨て鉢 やけっぱち ヤケのヤンパチ日焼けのナスビ 色は黒くて食いつきたいが あたしゃ入れ歯で歯が立たないよときた 金魚鉢のお題で、映画「男はつらいよ」 寅次…

短編: 電車に乗ったら、こんな場所へも来れる

←前半 第六話電車に乗ったら、こんな場所へも来れる♪ テッレテ テッレテ テッレテ 僕は電子音で目が覚め、スマホのイヤホンを通し タツジュンに訊いてみた。 「ここ…

短編: 僕は人と話がしたかった

←前半 第五話 僕は人と話がしたかった 飼い主のタツジュンが外食に連れて行ってくれる。 リュックサックのポケットに入れてもらえたハムスターの僕は、地下鉄から電車…

暑さが胸に刺さる

炎天下に溶けゆく影 猛暑が肌に刺さる 浜辺で聞こえる子どもたちの笑い声 夏ならではが 気持ちを満たす あさがおが鮮やかに咲く ここにも夏ならではの美しさが溢れる …

短編: 自己現実的な言及

←前半 第四話 自己実現的な言及 白い靴を買ってもらった。 ドールシューズというもので、人形へカスタマイズする2センチほどのスニーカー。 「タツジュン、靴が重い」…

短編: 最期の言葉 最初の別れ

スーパーの軒先ではカーネーションが半額で売られ 母の日が過ぎたのを曜日以外で知る。 今年はカーネーションすら買わなかった。 うちの母は去年、ちょうど今の時期に他界…

執拗な人には届かぬ声

わたしの指紋は警察署に保管されていると思う 過去に2回、ストーカー被害に遭い 1度目の被害は夜逃げする羽目になった 2度目の被害は弁護士へも介入してもらった 1度…

何も考えてないでしょ?

風薫る、新緑が目に眩しい季節 わたしは窓際に座って観葉植物の葉を拭く 埃まみれにならないよう葉を拭く 4月の誕生日、観葉植物と分厚い手紙をもらった 手紙は、果たし…

有料noteでの出来事

結論から書く  有料記事において 「頼むからコメント欄にネタバレさせないでね」 わたしの個人的な意見 記事主の気持ちを慮らずに主張すると 有料記事を購入して中身を…

5月は、うさまろと散歩

5月は、うさまろと散歩 青空は 天宮から降り注ぐ恵みだね 心地良い風が今日を包む 爽やかな気分な五月の日々 花々が愉快に、新緑は跳ねる 鳥の声が耳へ軽快に響き この…

短編: ネズミへわずかな恩を

←前半 第三話 ネズミへのわずかな恩を 「子どもの日か…」意識したのは何十年振りか。 今年は祝ってやりたいがケーキを食わすのも戸惑い、子どもの日と言えば兜や鯉のぼ…

透明な感受性のやり場

先日は食事を作らず 母と外食に出た 隣の席へお座りになった 高齢のご夫婦が上品で 店員さんにも丁寧な言葉遣い 杖をついて歩くご婦人が 転びそうになって恥ずかしかった…

noterにファンは要るのかな

うちの祖父(以下、爺さん)は大の応援好きだった うちの大おじが議員だったこともあり 後援会の役員や自治会の役員など、自ら挙手し 家のことは二の次 祖母と頻繁にケンカ…

短編: 夢と現実の不安定さ

春の夢。 私が目覚めると笹の茂る中に無造作な形で横たわっていました。 これは夢だと頬に手をやると太い筒のような爪。 立ち上がっても四つん這い。両腕から下を覗き込む…

固定された記事

文才・文章力って知らんがな

文才、文章力の有無については多数の意見があり 書籍やネットを読んだ感想から 決定打を見つけるのが難問で 今日もわたしの主観になる 読み手の好みに合うか、否かの要素は大きい 「読みやすい文章」は、文才・文章力があるという わたしが小学生の頃、片っ端から読んだ ミステリー作家は、確かに読みやすいが 説明が多いのと、心になにも残らなかった 「語彙が豊富」だと、文才・文章力があるという 昔は左寄りで現在は右寄りの政治評論家の著書は 月刊誌も含めて、noteの誰よりも読んだ自負が

わたしのお気持ち表明

金魚鉢 捨て鉢 やけっぱち ヤケのヤンパチ日焼けのナスビ 色は黒くて食いつきたいが あたしゃ入れ歯で歯が立たないよときた 金魚鉢のお題で、映画「男はつらいよ」 寅次郎のセリフが出てくるほど わたしは自分の『お気持ち表明』を抑えているつもりになっている お気持ち表明をしたら 「あら、アタシへの名指ししない揶揄?」となり 『お気持ち奴隷』を作りそうで 他人へ気遣いさせるのもメンドクセー 現在、創作というか小説を書いており たったひとりのリクエストに応えて 2万字を超えたぐら

短編: 電車に乗ったら、こんな場所へも来れる

←前半 第六話電車に乗ったら、こんな場所へも来れる♪ テッレテ テッレテ テッレテ 僕は電子音で目が覚め、スマホのイヤホンを通し タツジュンに訊いてみた。 「ここ、どこ?」「マック」 「マック?」「マクドナルド」 「ハンバーガーの?」「そう」 ハムスターの僕は初めてマクドナルドに来た。 炎上騒動にならないよう、息を潜めてリュックのメッシュ越しから店内を眺め、 「マックって、お店でも食べられるのか」 椅子やテーブルが規則的に並び、 家族連れやカップルが談笑したり、pcを見

短編: 僕は人と話がしたかった

←前半 第五話 僕は人と話がしたかった 飼い主のタツジュンが外食に連れて行ってくれる。 リュックサックのポケットに入れてもらえたハムスターの僕は、地下鉄から電車に乗り換え揺られている。 ビルが目立つ景色から、今は一軒家や駐車場や畑が目を流れてゆく。 タツジュンはリュックを窓に沿わせ枕代わりに眠り、僕はメッシュのポケットから生の緑を追っている。 僕は人間の言葉を理解し話せるハムスター。 亡くなった遥香の生まれ変わりじゃない。遥香が僕へ言葉を教えてくれ話せるようになった。

暑さが胸に刺さる

炎天下に溶けゆく影 猛暑が肌に刺さる 浜辺で聞こえる子どもたちの笑い声 夏ならではが 気持ちを満たす あさがおが鮮やかに咲く ここにも夏ならではの美しさが溢れる 海に広がるきらめき 遠くで聴こえる船の汽笛 音が思い出を運ぶ 海鳴りの音 波打つ心を奪われる瞬間 切なさがわたしを揺さぶる 「嫌いな人のようになりたくない」 過剰なエネルギー配分を置いている 暑い日差し 夏に溶け込む甘い罠を胸に感じて 海の波は素敵だけど 気分の波って言うと気分屋って認めたくない 暑

短編: 自己現実的な言及

←前半 第四話 自己実現的な言及 白い靴を買ってもらった。 ドールシューズというもので、人形へカスタマイズする2センチほどのスニーカー。 「タツジュン、靴が重い」 「まあ、ハムスター用じゃないからな」 タツジュンが再就職して僕は家で留守番が増えた。 独りぼっちでも動画はあるし、退屈しないが何かが足りない。 天気が良い日は鳥が気まぐれな往来と、木は生えたばかりの葉を風にヒラヒラ見せている。 外は楽しそうだな。 僕が外へ出たのはペットショップからタツジュンの家に来るまで

皆さまおはようございます

短編: 最期の言葉 最初の別れ

スーパーの軒先ではカーネーションが半額で売られ 母の日が過ぎたのを曜日以外で知る。 今年はカーネーションすら買わなかった。 うちの母は去年、ちょうど今の時期に他界した。 母の日を祝った数日後だった。 思ったより早く、思ったより静かに、思ったより呆気なく母は私の元から居なくなり、そして今日が来る。 母からの最期は 「凛は本当にかわいい」 瞼を閉じたまま、かろうじて聞こえる声は 『さようなら』でも『ありがとう』でもなかった。 母の痛みを私が代われたら、 私は今の辛さから逃げ

執拗な人には届かぬ声

わたしの指紋は警察署に保管されていると思う 過去に2回、ストーカー被害に遭い 1度目の被害は夜逃げする羽目になった 2度目の被害は弁護士へも介入してもらった 1度目のストーカー被害は ストーカーされているのを知らずに生活し 風呂上がりに玄関チャイムが鳴り 無防備にドアを開けた瞬間、人が乱入  わたしは悲鳴をあげた 壁に頭を押しつけられて、物で叩かれた後 人は立ち去った それからは神経質になり夜が恐ろしかった もしかしたら間違えてうちへ入ったかもしれない しかし希望的

何も考えてないでしょ?

風薫る、新緑が目に眩しい季節 わたしは窓際に座って観葉植物の葉を拭く 埃まみれにならないよう葉を拭く 4月の誕生日、観葉植物と分厚い手紙をもらった 手紙は、果たし状かと思ったら本当に果たし状で 「将来、この観葉植物を墓石代わりにしてほしい」 送り主はレオ氏 彼らしい 手紙には、観葉植物を大きく育て 自分が死んだら木の下に 自分の遺骨とこれまで家族だったネコ達のお骨を埋葬し、わたしと奈々も一緒に埋葬してもらえるよう弟へ話をしてくれとあった アニメにそんな話を観たような と

有料noteでの出来事

結論から書く  有料記事において 「頼むからコメント欄にネタバレさせないでね」 わたしの個人的な意見 記事主の気持ちを慮らずに主張すると 有料記事を購入して中身を楽しむ権利は 購入者にあると思っている 一般的に映画、小説、マンガなどはネタバレがあり ネタバレを読むか読まないかは サイトを検索する人が選択すれば良い しかしnoteで 同じnoterの記事を真下でネタバレさせたら 購入者の権利を 買わない人へ無断譲渡した気分になるのが ケチなわたしの考え 例えば 「我が

5月は、うさまろと散歩

5月は、うさまろと散歩 青空は 天宮から降り注ぐ恵みだね 心地良い風が今日を包む 爽やかな気分な五月の日々 花々が愉快に、新緑は跳ねる 鳥の声が耳へ軽快に響き この瞬間を丁寧に進む 薫風によって心は開放され 五月晴れは「どうにかなる」望みを与える 美しい季節を共に楽しもう 心地良い言葉がひらめき 幸福感を胸に、うさまろは歩み続ける

短編: ネズミへわずかな恩を

←前半 第三話 ネズミへのわずかな恩を 「子どもの日か…」意識したのは何十年振りか。 今年は祝ってやりたいがケーキを食わすのも戸惑い、子どもの日と言えば兜や鯉のぼりだが高額な物を買ってやるだけの金はない。 俺は大きな損失を出す寸前に助けられた。 体長がわずか20センチ足らずのキンクマハムスターは、たった1匹で俺を悪から逃してくれた。 思い出したくもない体験は日常の些細なきっかけで脳内再生されるが、今日はコイツのために祝ってやりたい。キンクマハムスターのキンクマだけを見て

透明な感受性のやり場

先日は食事を作らず 母と外食に出た 隣の席へお座りになった 高齢のご夫婦が上品で 店員さんにも丁寧な言葉遣い 杖をついて歩くご婦人が 転びそうになって恥ずかしかったと 頬に両手を添えて俯かれた 「ちっとも恥ずかしくないよ」ご主人は慰め ご婦人は溢すように「ごめんなさい」 「支え合ってきたのだから これからも 足りない部分を補い合おうね」 って、ご主人 わたし、咄嗟にこのようなセリフが出てくるかな 透明な感受性のやり場 誰かの唯一無二 ひとりだけ持つ価値観から ふ

noterにファンは要るのかな

うちの祖父(以下、爺さん)は大の応援好きだった うちの大おじが議員だったこともあり 後援会の役員や自治会の役員など、自ら挙手し 家のことは二の次 祖母と頻繁にケンカへ突入した 誰かを応援するとは多少の自己犠牲ありき 爺さんを見ていた感想で お金を全く使わず、SNSにイイネするだけで 応援やファンだと言えるのか、考えてみる 議員でも、アーティストでも 名を馳せた人物であるなら 応援に自己犠牲は不要だろう 1人ぐらい選挙やライブに来なくても 大した影響はない しかし初出馬

短編: 夢と現実の不安定さ

春の夢。 私が目覚めると笹の茂る中に無造作な形で横たわっていました。 これは夢だと頬に手をやると太い筒のような爪。 立ち上がっても四つん這い。両腕から下を覗き込むとフカフカのしっぽが目に入ります。 リスに化けている…… 「ここはどこ?」考える間もなく不穏な獣の鳴き声はけたたましく林を裂き、やがて銃声が轟きます。 「今はまだ猟期なのね」 私は人間であり、これは夢なのだと笹の茂みに座っていると、 「リス鍋は美味いぞ。マンガで見たんだ」男達の声が近くなります。 茂みを割って