マガジンのカバー画像

音楽レビュー

43
音楽レビューをまとめたマガジンです。
運営しているクリエイター

記事一覧

音楽レビュー『Works』Keith Jarrett(1985)一言ではまとめきれない音楽性の幅広さ

※2500字以上の記事です。  お時間のある時に  お付き合いいただけると嬉しいです。 ECM を…

いっき82
3週間前
48

音楽レビュー『何度でも新しく生まれる』MOND GROSSO(2017)多彩な人選による魅力的…

おかえり!モンド・グロッソモンド・グロッソの6作目のアルバムです。 前作『NEXT WAVE』('…

いっき82
1か月前
30

音楽レビュー『Return to Forever』Chick Corea(1972)'70年代のフュージョン/ジャ…

最近、ECM の音源にハマっている最近、ECM レコードの 音源にハマっています。 きっかけは …

いっき82
1か月前
49

音楽レビュー『明日に向かって走れー月夜の歌ー』エレファントカシマシ(1997)男によ…

本当に好きな歌声は 何を歌ってもイイ!私は歌にあまり思い入れが ない方なんですが、 そんな…

いっき82
2か月前
51

音楽レビュー『You're All I Need』Marvin Gaye & Tammi Terrell(1968)マーヴィン、…

若くして病魔に侵された タミー・テレルマーヴィン・ゲイは、 '60~'70年代に 女性ボーカルと…

いっき82
2か月前
28

音楽レビュー『out of noise』坂本龍一(2009)ニュートラルな心に響く静かな音楽

坂本ファンの間でも 好みがわかれる後期の作品坂本龍一についての記事を いろいろ書いてきて…

いっき82
2か月前
44

音楽レビュー『Big Fun』Inner City(1989)デトロイト・テクノのオリジネーターが手掛けたハウス

デトロイト・テクノの オリジネーターが手掛けたハウス'80年代の中盤にアメリカの シカゴ・ハウスに対抗する形で 登場したのが デトロイト・テクノでした。 デトロイト・テクノの ビッグ3として 知られるのが、 ホアン・アトキンス、 デリック・メイ、 ケヴィン・サンダーソンです。 この中のケヴィン・サンダーソンが '88年に結成したのが、 インナー・シティで、 女性ボーカルをメインにした ハウスユニットになっています。 このアルバムは、 インナー・シティの 1枚目のア

音楽レビュー『MORNING SUN』岡田拓郎(2020)幅広い音楽性から紡がれる優しい音楽

出会いは Spotify からのオススメ岡田拓郎は、Spotify から オススメされて はじめて知ったア…

いっき82
5か月前
31

音楽レビュー『Die Kleinen und die Bösen』DAF(1980)荒々しいサウンドと子どもの…

ノイエ・ドイチェ・ヴェレを 代表するバンドDAF(Deutsch Amerikanische Freundschaft) 「ド…

いっき82
5か月前
34

音楽レビュー『For You』山下達郎(1982)伸び伸びとした自由を感じさせる作風

山下達郎は坂本龍一の 盟友でもあった山下達郎について書くのは、 ためらいがあるというか、 …

いっき82
6か月前
57

音楽レビュー『Somethin' Else』Cannonball Adderley(1958)隠せぬマイルスの存在感…

'50年代にマイルスと競演した アルト・サックス奏者個人的に「秋にはジャズが合う」 と思って…

いっき82
6か月前
34

音楽レビュー『Sensuous』Cornelius(2006)「生命」の循環を感じさせる

いざ、コーネリアスの音世界へ『Sensuous(センシュアス)』は、 コーネリアスの5作目のアル…

いっき82
7か月前
37

音楽レビュー『Buena Vista Social Club』Buena Vista Social Club(1997)明るさと憂…

キューバ音楽を メジャーに押し上げた名盤アメリカのミュージシャン、 ライ・クーダーが キュ…

いっき82
7か月前
35

音楽レビュー『KAMAKURA』サザンオールスターズ(1985)意外と雑多な音楽性だが記憶に残るのは「王道」

はじめてサザンを じっくり聴いてみた多少、私の音楽の趣味を ご存知の方からすると、 「え? サザン!?」という感じは 否めないでしょう。 実は、私自身、この度、 はじめてサザンのアルバムを じっくり聴き込んでみました。 なぜ、’80年代のこのアルバムを 選んだのかと言うと、 本盤に収録された 『メロディ』 『Bye Bye My Love』は、 私にとって思い出深い曲 でもあるからです。 子どもの頃、 両親がよくこの2曲を 聴いておりまして、 子どもながらに私も、