形見とは、忘れたくないあの時を日々身につけて運べる影だ
先日参加した『インタビューのワークショップ』の期間中だけ、黒曜石と南部鉄のペンダントを身につけていた。花巻「林風舎」で、集合前にふと買ったものだ。買ったときには少ししか意識していなかったけれど、これはあの5日間の記憶をずっと鮮明に覚えておける装置、いわば、形見なのかなと思った。
形見という風習は、故人の所有物を近親者や友人がもらい受けることで、品物を通して故人を偲ぶこと(形見分け)。ワークショップで出会った人たちは皆ぴんぴんしているし、会おうと思えば好きなときに会いに行ける