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いつも歩いて気になっていたこの街のこみぐあいを把握してみた


はじめに

 ふと買い物に歩いて店までむかう途中、そういえばこのあたりはアパートやマンションが建て込んでいるなと思っていた。もと住処にしていた中山間地とはあきらかにヒトの気配では段ちがい。ではその具体的な差とはどれほどか。

きょうはそんな話。

人口密度のちがい

 まずはこのクニの値から。日本の人口密度(2021年 帝国書院(https://ict.teikokushoin.co.jp/statistics/japan03.xhtml)は333人平方km。佐賀県や広島県あたりがその値にちかい。関東ならば茨城県や群馬県あたりの数値。

さて、わたしのもといた中山間地ではこの6割ほど。思っていたよりも多いと感じた。想像ではもっとすくないと思っていたので予想外。集落はこじんまりまとまりあとは山々がつらなる。平地がほとんどないまま海に至る。田をつくるほどの平地はほとんどなく大型機械の入れられないちいさな段々畑をほそぼそとたがやすぐらい。

ここでもヒトはなんとかくらしている。

街のこみぐあいは…

 暮らしている街はどうだろう。市町村の区分ではないが面積はひろくない。昔からある鉄道駅のまわりにそれほど高くないビルがとりかこみ、そのまわりにマンションやアパートがたちならび、1軒家の割合はすくない。このクニの中規模の駅まわりでよく見るたたずまい。2時間かからずにひとまわりできるほどのエリア。そこへたくさんのヒトビトが暮らす。

さて、行政の情報をしらべるとたちどころに算出できた。人口密度は13,000人/平方kmほど。ふ~ん、そうなんだが第1感。もとの住処とくらべるとやたしかに大きな値。これはいかほどのものかくらべてみよう。

東京の都心と…

 いちばんこみあっているのはもちろん東京特別区。こちらは15,500人/平方km(国立社会保障/人口問題研究所人口統計資料集(2022))。わたしの住むエリア(くれぐれも行政の単位でない)はちょうど3番手の武蔵野市やつぎの狛江市あたりに匹敵する。

なるほど日ごろ「混み合ってるな」と感じたのはまちがいない感覚。このエリアだけでみると日本でも有数の混雑ぐあいだったわけ。

たしかに聞いたところによるとここの学区の小学校は全国でも有数のマンモス校らしい。

いつのまにか

 山のふもとから街中にうつり住んだちがいは、日常の移動にかかる時間を意識しなくなったこと。これは大きい。集落のそとに出てなにかするのに公共交通機関をつかうと半日しごとを覚悟した。便数はすくないが駅やバス停があるだけましなほうだろう。街にくらすようになりなにをどの手順で効率よく済ませるか考えている。

あきらかにくらしかたが変った。もちろんもとめる価値観のちがいなど着目したいところはあるけれど。

おわりに

 けっこう街のせまいエリアのしかも人口密度という指標だけでみるとここはヒトの活動にともなう車や生活音にかこまれているかもしれない。とはいえ耳をすますと鳥や風の音がまじる。

公園や川べりの散歩道なども清々しいほど人工的に整備されている。ただし放ったままのひろい場所はない。学校や病院のめだつターミナル駅とはいえ、列車の入線する時間でなければ混雑はないし、ふだん着で行き来できる。中心街とはちがう気楽さがここにある。


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