こどものねぐせ

エッセイ、読書日記、掌編小説、短歌など。 地味な日々の中にある、こどものねぐせのような…

こどものねぐせ

エッセイ、読書日記、掌編小説、短歌など。 地味な日々の中にある、こどものねぐせのような、ほんのちいさなユーモア感がすきです。

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    • 掌編小説 イス

      「先輩、それ、何やってんスか?」 「え? あぁ、ぺこぺこになってたイスの座面張り替え」 「へ? 先輩、そんなん出来たんスか」 「あぁ〜、やったことはないけど、やってみる。  座んの、あたしだし」 「ふーん」 ◯ 小太鼓先輩は、ヘンテコだ。 特に季節の変わり目には、“模様替え”と言って、 めんどそうなことをちびちびと隙間時間に、ひとりでやっている。 なんかを作ったり、リメイクするときには、ジージャンタイプのジャケットを羽織っている。足元は普段から動きやすそうな靴。

      • そら豆と、らっきょう

        朝ごはん 地元で採れたはちみつをパンに塗ってみる。 コーヒーにも入れてみた。 うん、おいしい。 お昼ごはん 茹でたてのそら豆と、らっきょう。 ふたつの小皿に和む。 夕ごはん たけのこの水煮があったので、 たけのこごはん?にしようとおもったが、 具材がたくさんあったので、 煮物へ たけのこ、昆布、干し椎茸、人参、大根、お揚げさん、糸こんにゃく、 鰹出汁の麺つゆ いろんなおダシで、おいしかった! (…大型レンコン) ずこっ。レンコンの旬は寒い頃? 蓮のお花は、

        • ツバメも、トンボも。

          今朝方、ツバメが二羽、”つーーっ“と飛んできて、”る”とはとまらずに、“…ばめ…“としずかに土の上へと舞い降りた。 (ずこっ) 数十分前くらいには、すずめが一羽、ちゅんちゅんちゅんとスキップしてたとこあたりに。 なんだか、ツバメたちが地面でゆっくりそういう風にすごしてるのって、あんまり見たことがなかったので、しばらくほほえましくみてた。…ンだけど、ちょっとした用事で、そーっとその場をはなれ、一分後くらいに戻ってきたときには、もうどこかへ飛びたっていた。 (藁とか泥とかの

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          掌編小説 ハニカム・サンドウィッチ

          キャップに髭のおにいさんと、手ぬぐいあたまのおねえさんのパン屋があるのは、緑の公園を抜けた先。 木の縁の扉の風合い。そのとなりの大きめの窓もよく磨かれてる。 プランターや植木鉢には、ちいさい花や蕾、葉っぱに、みつばちやアゲハ蝶がとまる。 中に一歩入ると、厨房でかかってる音楽が隙間から流れてくる。かかってるのはポップスだったり、ロックだったり、ジャズだったり。 テーブルの上には、幾つものパンたち。 ちいさなケースに入ってんのは、定番のサンドウィッチ。 脇には、黒板に白チョ

          掌編小説 ハニカム・サンドウィッチ

          タンポポの綿毛

          タンポポの綿毛

          花鳥風月 (春のお散歩だより)

          きょうも、鶯くんと、朝に夕にのごあいさつ。 (ずこっ。ふふふ) のときもあったけど、きょうは、 ◯ あと、藤の花に、青いトンボ(1)、赤い方のてんとう虫(1)にも出逢えました。 春がだんだんと、ウォーミングアップしてきましたね。 おあとがよろしいようで

          花鳥風月 (春のお散歩だより)

          鶯くんの、夕練。

            (siesta)

          鶯くんの、夕練。

          鶯くんの、朝練。

          今朝方、鶯くんに、また出逢った。 (小鳥なので、姿は木々の中)   (ずこっ) おあとがよろしいようで

          鶯くんの、朝練。

          鶯と蛙

          ケキョ、ケキョ、ケキョ…。 (ん?…あ、鶯!?) 遠くの方で鳥の声。 木々のなかにいる(たぶん)鶯は、その後もしばらくして、再び、ケキョ、ケキョ、ケキョ…。 かえりみち、一旦、立ちどまって聴かせてもらっていた、春の音も、(きのうのそのときは、ホーホケキョとはまだ鳴かず)きょうはこのへんで!と歩を進めた。 ◯ 先週に描いたツバメさんたちは、にちにちお見かけするようになった。軒先から飛んでく姿をところどころでお見かけするとその場の空気がなんだか変わる。 ◯ よる、雨

          Swallow−−−S (ツバメ来訪記)

          (あれって、ツバメなのかなぁ?) 上空を見上げてみる。 点というシルエットぐらいの高さで、 数羽の鳥たちが、青空のなか、飛んでいる。 パタパタパタと羽ばたいて、びゅーーーん びゅーーーんと 風を纏って。 (たぶん、…ツバメだとおもうんだけどなぁ) ◯ さきおととい、普段よりも高く、遠くを飛んでいたツバメたち。おとといはお目見えできず(?)、きのうは二階建てくらいの高さを飛んでいた。(きょうもお見かけしました。街中まで降りてきて、低く、近くを、びゅんと駆けぬけてった。

          Swallow−−−S (ツバメ来訪記)

          春野菜

          モンシロチョウが飛んでいる。 その独特の飛び方にふとたちどまり、「あぁ春だもんなぁ」ともおもう。 蝶や昆虫の通るところには緑がある。 …と、そういうイメージだったが、以前、海沿いのくねくね道ですこーし一休みした時のこと。 蝶が海岸を飛んでいた。 あ、ともおもい、え?ともおもったことを思い出した。 黒い大きめのアゲハ蝶だった…ような。 浜辺の道を一本渡れば、木々もある。 うん、たしかにこの地形なら海に立ち寄ったって不思議じゃない。 風にのってやってきたのか、たんに海に来