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最近の記事

■幽霊坊主の怨恨【怪談・怖い話】

房州の海岸に一人の若い漁師が住んでいた。 江戸時代の終わり頃、房州の小さな漁村に、壮年の漁師がひとり住んでいました。ある日の夕暮れ時、妻が赤子の面倒を見ながら夕食の支度をしていると、いつの間にか汚れた坊主が家の外を覗き込んでいるのに気づきました。 妻は坊主が施しを求めにきたのだろうと思い、おむすびを用意して持っていきましたが、坊主は横目で見るだけで手を伸ばしません。そこで銭を差し出しますが、坊主はそれをも無視しました。妻は不気味な坊主に怯え、急いで家の中に逃げ込みました。

    • 行商人の復讐【怪談・怖い話】

      【オマージュ】田中貢太郎作/狸と同棲する人妻 山形県最上郡豊田村に住む行商人、仁蔵は家業に熱心に打ち込み、毎日のように村から村へと商売に出かけていた。しかし、あるとき仁蔵は行商から帰らなくなった。妻の直は心配で途方に暮れ、近所にも尋ねたが仁蔵の行方は分からなかった。そしてしばらくして、雪解けの季節が訪れた頃、仁蔵は突然姿を現した。 ふと見れば、そこには鉄格子の向こうに仁蔵の姿があった。 直は喜んで駆け寄り、仁蔵に取り付いて涙を流した。しかし、なぜかその顔には以前のような

      • 殺生の報い、忌むべき呪縫の猿【怪談・怖い話】

        魔界に通じる井戸の底から甦った化物の仇討ち。 人災を招いた宿命の鎌は、犠牲者の深層意識に潜む残虐性からくる報復心を呼び覚ましていた。 土佐の武士、大塚は格下の身分ながら狩猟の虎だった。或る秋日、彼は森の奥で狙いを定める。獲物を追跡する内に、人跡未踏の深い谷へと足を進める。そこに穴熊の蜘蛛の子を散らしたような古井戸があり、大塚は気づかぬ内にその底へと落下したのだった。 絶望の淵に囚われた武士は、切腹による最期を覚悟する。しかし上空から伸びた藤蔓が希望の綱となり、思わぬ助け

        • 真田家の呪われた秘宝【怪談・怖い話】

          長野県上田市の真田上田城。この城は、戦国時代の名将真田幸村の居城として名高い。しかし、それ以前の歴史は闇に包まれており、上田城の濠には、世にも奇怪な生物が棲んでいたという噂が残されている。 明治の初めの年、上田城の濠の水を抜く作業が行われることになった。好奇心に駆られた近隣の住民たちが早朝から手伝いや見物に押し掛けた。天気も良く、初夏の陽気に包まれた濠周辺では、喧噪が絶えることがなかった。 作業が進むにつれ、濠の中から次々と大きな鯉や鰻が姿を現した。そんな中、ある男性の視

        ■幽霊坊主の怨恨【怪談・怖い話】

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          心の闇に迷い込んだ男【怪談・怖い話】

          夏の終わり、ある百物語の饗宴が催された。 暑く蒸し暑い季節が過ぎようとしていた。私は石田という友人から、郊外の寺院で開かれる百物語の会に誘われた。百物語とは、昔ながらの怪談の場に行われる風習だ。百本の蝋燭に火を付け、一人一人が怪談を語り、最後の一本の蝋燭が消えた時、本当の幽霊が現れるという噂がある。石田は最近、写真を趣味としており、そういった風物が好きらしい。一方で私は、彼とは正反対の人間だった。脚本を書いており、演劇の常識を打ち破ることに情熱を燃やしていた。だが、この百

          心の闇に迷い込んだ男【怪談・怖い話】

          忌々しき裏家【怪談・怖い話】

          ある春の日、立ち寄った家には恐ろしい噂が渦巻いていた。 静かな田舎町で、ひとりの老人から不可解な出来事の話を聞いた。それは彼の友人の家に起こった怪奇現象の数々についてだった。 最初は些細な出来事から始まった。菖蒲の花が一朝にして枯れ落ちたり、来客の傘や下駄が消え失せたりと、単なる子供の悪戯と思われた。しかし、それは次第にエスカレートしていった。書類や英和辞典が切り裂かれ、インキで塗りつぶされる事態に。主人は途方に暮れ、警察にさえ助けを求めた。 一家の七歳の男児が容疑をか

          忌々しき裏家【怪談・怖い話】

          テレパシー実験【怪談・怖い話】

          ある夜、東北地方のとある村で、不思議な体験をした。 心理学が好きな友人の話に興味を持った私は、彼女とテレパシーの実験を試みることにした。二人で遠く離れていても、感情が通じ合うかどうかを試すために、特定の日と時間に互いを思い出すことにした。結果として、十中六回は感情が一致していた。これがただの偶然か、それとも何か深い意味があるのか、私たちは確信を持てなかったが、この実験は私に強い印象を残した。 人間の死の瞬間に遠く離れた親しい者にその知らせが届くことが、単なる怪談ではなく

          テレパシー実験【怪談・怖い話】

          霊恋【怪談・怖い話】

          あの夜、人知れず事件が起きていた。 都会の片隅に佇む古びたアパートには、不気味な因縁が潜んでいた。独身男性の俺は、そこに住む機会を得たのだが、入居早々、奇妙な出来事が次々と起こり始めた。 ラップ音が聞こえたり、気配を感じたりする日々が続いた。しかし、俺は科学的な精神の持ち主で、そうした現象をただの気のせいだと片付けていた。だが、その考えは大きく覆されることになる。 ある日の昼寝からの目覚めは、異様な体験となった。突如、金縛りの現象に見舞われたのだ。目だけが自由に動くそ

          霊恋【怪談・怖い話】

          幻の友【怪談・怖い話】

          知人から聞いた怪談には、不気味な犬の存在があった。 知人の家には、いつからか姿を見せ始めた不思議な存在がいた。それは大型の灰色の犬で、ふかふかとした毛並みに長いしっぽ、そして垂れ耳が特徴的だった。しかしその犬は、一般的な飼い犬とは明らかに違っていた。 この犬は、家の中のあちこちにごろりと姿を現し、じっとしていることが多かった。玄関、廊下、キッチン、リビングの窓際など、人の行き来する場所に出没する。呼びかけても無反応で、時折長いしっぽを揺らすくらいだ。 不思議なことに、

          幻の友【怪談・怖い話】

          古椅子の秘密:伝説の夢魔【怪談・怖い話】

          殺風景な応接間に置かれた一脚のソファは、どこからともなく運ばれてきたという。ビロード地の滑らかな肌は、かつての華やかさを物語っているが、その暗い歴史は誰も知るところではない。ただ、一つわかっていることがある。それは、このソファに身を預けて眠りに就くと、いつも同じ悪夢にとりつかれるということだ。 真夜中の月明かりが窓から差し込む、この古めかしい部屋は、まるで時を止めたかのようだった。 静寂のなか、ぽつりと響く軽い音に気づいて振り返ると、そこにはびっくりするほどの光景が広がっ

          古椅子の秘密:伝説の夢魔【怪談・怖い話】

          古家の亡霊【怪談・怖い話】

          懐かしくも恐ろしい思い出が蘇る。 忘れられない古い記憶がある。幼い頃の出来事だという。まだ未就学児の小さな私は、実家の二階の廊下を歩いていた。新しい家ではなく、建て替え前の古い実家だ。 この家は昭和初期に建てられた古い木造住宅で、艶やかに磨かれた板張りの長い廊下が印象的だった。右手には整然と並んだ障子戸、左手の窓からは日本庭園を眺めることができた。まっすぐに伸びる廊下は突き当たりで右に曲がっており、その先は見えなかった。 私は障子戸の一つを勝手に開けてしまう。そこには

          古家の亡霊【怪談・怖い話】

          団地の怪異と家族の秘密【怪談・怖い話】

          知人から聞いた話(伝聞) 彼が幼い頃に住んでいた団地の一室には、頻繁に右手が落ちていた。もちろん、人間の手ではなく、リカちゃん人形のようなプラスチック製のパーツだ。小指の爪ほどの大きさの手首から先の部分で、しなやかな指が上品に揃っている。その右手が、彼の家ではころりと落ちていた。 彼の一家は男所帯で、父親と四人の兄弟が暮らしていた。父はゴリラに例えられるほど強健で、長男は猿、次男は熊、三男はメガネをかけた虎、そして彼は手のりカピバラと呼ばれていた。母親は既に亡くなってお

          団地の怪異と家族の秘密【怪談・怖い話】

          ■兄を呼ぶ声:存在しない妹の足跡【怪談・怖い話】

          知人から聞いた話(伝聞) 知人が小学生のころに住んでいた家には、『妹』がいた。朝、起きるとき。夕方、帰ってきたとき。宿題をしているとき。お風呂に入っているとき。そういう時に、時々声をかけてくるものがいたという。 「お兄ちゃん」 そう呼び掛けてくる、女の子の声。知人は当たり前のようにそれを『妹』と認識して、返事をしていた。そして返事をした直後に思い出す。 自分に『妹』などいないことを。 「それだけだと、思ってたんだけど」知人は落ちつかない様子で、そう続けた。「いたんだって

          ■兄を呼ぶ声:存在しない妹の足跡【怪談・怖い話】

          餅が好きな幽霊【怪談・怖い話】

          知人から聞いた話(伝聞) 彼の家は、餅を置けない家だった。 餅を置いておくと、お化けが出るというのだ。そのお化けはつきたての餅が大好きで、つきたての餅を置いておくと、家人の目を盗んで食べてしまうらしい。気づくと餅が減っていて、やられた、となるのだそうだ。 知人が子供の頃は、正月になると祖父が餅つき機で餅をついて、のし餅を作っていた。のし餅は、つきたての餅を袋に入れてのし、保管する。袋に入っているので、お化けに盗まれない。そういうものなのだという。 「餅は食うまで切るな

          餅が好きな幽霊【怪談・怖い話】

          廃村の謎と不可思議な家【怪談・怖い話】

          知人から聞いた話(伝聞) 彼女の生家は、お化け屋敷だった。 例えば、廊下。板張りのそこを、裸足で歩く足音がする。ひたひた、という少し湿り気を帯びた静かな足音だ。それが誰もいない廊下を歩き回る。見に行っても、誰もいない。 例えば、風呂場。髪を洗っていると、すっと背中を冷たい風が撫でる。あるいは自分の髪に混じって、誰かの指が自分の指に絡んでくる。ぎょっとして確かめても、なにもない。 幽霊たちの囁き キッチンからは、料理の音が聞こえることがあった。誰もいないはずなのに、ト

          廃村の謎と不可思議な家【怪談・怖い話】

          古い引き戸に刻まれた記憶【怪談・怖い話】

          知人の家には、ちょっと変わった特徴がある。 玄関が二つあるのだ。一つは普通のドア。もう一つは古い引き戸で、星のような放射状の模様がある型板ガラスを使っている。この引き戸は、開け閉めするたびにガラガラとうるさい音を立てる。ドアが二つあると聞くと、二世帯住宅を思い浮かべるかもしれないが、彼女の家は普通の一軒家だ。 「なんで玄関が二つもあるの?」と尋ねた私に、彼女は「死んだ人が訪ねてくるからだよ」と平然と答えた。集落で死人が出ると、その初七日から四十九日が終わるまでの間に、彼

          古い引き戸に刻まれた記憶【怪談・怖い話】