中川コージ

マッドサイエンティスト。戦略科学者。Gamer, Fitness-life lover…

中川コージ

マッドサイエンティスト。戦略科学者。Gamer, Fitness-life lover, Otaku, Sci-Fi geek, Ph.D. in Strategic Management.

記事一覧

「親中」「親印」。これまで、これから。

※時系列は2024年からみた「だいたいの」目安です。(僕のツィッター投稿からの転載) 対大国の庶民感情起伏「親中」「親印」。 対チャイナ「親中」:国家間相互理解が無…

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喧騒地獄の巻 (マサラ地獄生存日誌)

毎日毎日、ペッペカ、ピーピー、ブブーっと異常なレベルでウルサイ、マサラ地獄(デリー首都圏)に住んでます。これが通勤ラッシュ時だけだと思うじゃないですか、違うんです…

中川コージ
2週間前
22

中華人民共和国の駐インド特命全権大使に新任者、なぜ今?

外交部や新華社からの公式発表はまだですが、中華人民共和国の駐インド特命全権大使が新任されたとの報道がでてます。情報ソースはCGTN(CCTV)とのことなので間違いないでし…

中川コージ
2週間前
27

習近平セルビア訪問を茶をしばきながら味わう。

習近平セルビア訪問。NATOによるチャイナ大使館攻撃(誤爆)・三人殺傷事件から25年の節目云々だから説が国内外のメディアでかけめぐっています。確かにその「文学的な」意味…

中川コージ
2週間前
14

『国家安全機関行政執行手順規定』『国家安全機関刑事案件処理手順規定』ってナンだ?

噂話、一応まとめ。 ネットで話題の…「4月26日にチャイナ国家安全部が公布し7月1日から施行される『国家安全機関行政執行手順規定』『国家安全機関刑事案件処理手順規定…

中川コージ
2週間前
21

話題のチャイナ側露専門家の記事に関する雑談(特に重要な内容は無し)

下記の東野先生のnoteについて、中川コージはどう思ってる?的なポストをみたので少し反応しておきますと、主たる東野先生の解説&主張については「なるほど、勉強になる。…

中川コージ
1か月前
22

タタ総裁チャンドラセカラン氏、ご降臨。

僕がインドで所属する大学の理事長(学長ではなく理事長)はインドの巨大財閥コングロマリットであるTATAタタ・グループ総裁のチャンドラセカラン氏です。2017年からインド連…

中川コージ
2か月前
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チャイナとインドの信仰

先日(2024年3月11日)に、話題沸騰(??)の「市民権改正法」施行がインド政府から発表されました。総選挙直前の時期にヒンドゥー至上主義を隠さない…、というよりも煽って煽…

中川コージ
2か月前
25

合法プロパガンダを味わう。

インド政治を楽しむシリーズ第二弾を書きます。前回(↓リンクの記事)はエモい「選挙シンボル」について書きました。 今回は合法プロパガンダの小ネタです。 前回のnoteで…

中川コージ
2か月前
36

インドの政党・選挙を美味しく味わう。

インドの総選挙(任期満了の場合は5年に1度)が2024年に春に予定されています。僕はいまインド現地に居住していまして、インド共和国・連邦中央政府立大学内の公共政策セン…

中川コージ
2か月前
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チャイナの春節。人民大移動。

チャイナの春節。人民大移動。 確かに日本へ観光は著しく減っている様子。明らかにチャイナ経済不調の現れであることは間違いないものの、念のためいくつかの副次的要素も…

中川コージ
3か月前
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スパイスシスターズ(AI生成実験)

※適当に指示したら、好みの画像がAIから出力されたので、せっかくなので生成AIに世界観を指示してライトノベルがどれくらいのクオリティになるのかテスト。日本語文も翻訳…

中川コージ
3か月前
18

【謹告】IIMインド管理大学(Lucknow・Delhi-Noida校)のリサーチフェローに就任しました。

正式な辞令が出まして、ツィッターなどSNSで昨年2023年末に報告していたものの、noteでは投稿していませんでしたのでアーカイブとしてこちらでも投稿しておきます。 IIMイ…

中川コージ
4か月前
97

台湾総統副総統&立法委員選挙。

※開票速報を受けて自分のツィッターに投稿した、即興所感の転載です。 これくらいの得票差だと次回選挙での大幅揺り戻し不確実性増加のヒヤヒヤは減るとはいえ、 さすが…

中川コージ
4か月前
26

「一帯一路」はオワコンか?

第3回「一帯一路」国際協力サミットフォーラムが10月17日、18日に開催されます。 特設サイト https://www.beltandroadforum.org/ 「一帯一路」オフィシャルページ(常設) …

中川コージ
7か月前
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木軸ペンでシグノ芯を使うアダプター

趣味多き道楽者として生きてる、どーも僕です。 今日は数ある自分の趣味のうち、いつもSNSでつぶやいてるウィスキーや筋肉やゲームの話ではなく、筆記具のことについて。 …

中川コージ
8か月前
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「親中」「親印」。これまで、これから。

「親中」「親印」。これまで、これから。

※時系列は2024年からみた「だいたいの」目安です。(僕のツィッター投稿からの転載)

対大国の庶民感情起伏「親中」「親印」。
対チャイナ「親中」:国家間相互理解が無いため、個人レベルの時間軸で新しい文化圏に触れたときのハネムーン的高揚感とともに、本気の(政治的意識ではなく)親中人士が現れ集う。単に「中国はなんとなく良い。文化が好き。政治体制の違いは乗り越えられるだろう。」といったもの。日本側の政

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喧騒地獄の巻 (マサラ地獄生存日誌)

喧騒地獄の巻 (マサラ地獄生存日誌)

毎日毎日、ペッペカ、ピーピー、ブブーっと異常なレベルでウルサイ、マサラ地獄(デリー首都圏)に住んでます。これが通勤ラッシュ時だけだと思うじゃないですか、違うんです深夜帯でも4時早朝でも同じようにウルサイんですよ。びっくりします。
こちらの記事には音声ファイルもあるので、喧騒地獄の再現性は高いと思います。

えーさて、まずはこちらが窓から外を眺めおろした光景です。

あまりにもウルサイので、採光を1

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中華人民共和国の駐インド特命全権大使に新任者、なぜ今?

中華人民共和国の駐インド特命全権大使に新任者、なぜ今?

外交部や新華社からの公式発表はまだですが、中華人民共和国の駐インド特命全権大使が新任されたとの報道がでてます。情報ソースはCGTN(CCTV)とのことなので間違いないでしょう。

さてさて、これをどう読み解くのかというところです。

確かに下記ツィッタで防衛大の伊藤先生が「関係正常化」とおっしゃられるようにインドとの関係性について、北京中央としては適切に、良好に管理していきたいという大きな流れがあ

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習近平セルビア訪問を茶をしばきながら味わう。

習近平セルビア訪問を茶をしばきながら味わう。

習近平セルビア訪問。NATOによるチャイナ大使館攻撃(誤爆)・三人殺傷事件から25年の節目云々だから説が国内外のメディアでかけめぐっています。確かにその「文学的な」意味はあれども、習近平としては8年前に現在と同じ最高指導者ポジとして訪問しているわけで、実質的にこの事件を象徴的に取り扱うのは、プロパガンダ的なジャミング情報とまでは言わないですが、僕は、本音は違うところにあるんじゃなかろうか、と思われ

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『国家安全機関行政執行手順規定』『国家安全機関刑事案件処理手順規定』ってナンだ?

『国家安全機関行政執行手順規定』『国家安全機関刑事案件処理手順規定』ってナンだ?

噂話、一応まとめ。
ネットで話題の…「4月26日にチャイナ国家安全部が公布し7月1日から施行される『国家安全機関行政執行手順規定』『国家安全機関刑事案件処理手順規定』において、末端法執行者が大陸入境時に外国人も含め電子機器(ノーパソやスマフォなど)を検査するので、入境時に全ての人が逮捕されてヤバイよ」という「噂話」。
僕も大陸に行く場合に心配なので原文を調べにいったらいつも通りの伝家の宝刀規制で

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話題のチャイナ側露専門家の記事に関する雑談(特に重要な内容は無し)

話題のチャイナ側露専門家の記事に関する雑談(特に重要な内容は無し)

下記の東野先生のnoteについて、中川コージはどう思ってる?的なポストをみたので少し反応しておきますと、主たる東野先生の解説&主張については「なるほど、勉強になる。それに、チャイナ教授氏の国際関係論領域の主張が日本のアカデミアの先生方の間でも真っ当なかたちで話題になるなんて、SNSは時代を変えてるなぁ」というものです。

んで、その本筋とは別議論として、チャイナに関するいくつかの論点、見解を挙げと

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タタ総裁チャンドラセカラン氏、ご降臨。

タタ総裁チャンドラセカラン氏、ご降臨。

僕がインドで所属する大学の理事長(学長ではなく理事長)はインドの巨大財閥コングロマリットであるTATAタタ・グループ総裁のチャンドラセカラン氏です。2017年からインド連邦中央政府の承認を受けて(国立大学なので)理事長に就任されてます。

んで、僕もせっかく「中のひと」なので、いつかお会いできたらなぁとは、大学に所属する前から思っておりましたが、突然そんなチャンスがやってきました。数日前から大学内

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チャイナとインドの信仰

チャイナとインドの信仰

先日(2024年3月11日)に、話題沸騰(??)の「市民権改正法」施行がインド政府から発表されました。総選挙直前の時期にヒンドゥー至上主義を隠さない…、というよりも煽って煽って劇場型選挙に持ち込み圧倒的勝利を狙う印人党による政権ムーブとしては、納得のタイミングです。
(※ちょっと記事が長めなので冒頭でこのnote投稿のスタンスを示しておきますが、インドの人権問題大変ですね、などと意識高い系のゆるふ

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合法プロパガンダを味わう。

合法プロパガンダを味わう。

インド政治を楽しむシリーズ第二弾を書きます。前回(↓リンクの記事)はエモい「選挙シンボル」について書きました。

今回は合法プロパガンダの小ネタです。
前回のnoteで書いたように、印選管(インド選挙管理委員会)を調べていた矢先、かつ総選挙直前に選挙管理委員が辞めちゃったよ、ということで個人的に驚きました。しかも「なぜ」かは不明なまま辞めちゃったんです。

印選管トップ層構造は、委員長1名+委員2

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インドの政党・選挙を美味しく味わう。

インドの政党・選挙を美味しく味わう。

インドの総選挙(任期満了の場合は5年に1度)が2024年に春に予定されています。僕はいまインド現地に居住していまして、インド共和国・連邦中央政府立大学内の公共政策センターに所属する立場(≒インドの犬)であります。せっかくならばこの14億人(有権者9億人)参加型リアルフェスを楽しまないという選択肢は存在しません。世界最大級の合法的な骨肉の争いです。

何事も楽しむには事前学習が必要ということで、no

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チャイナの春節。人民大移動。

チャイナの春節。人民大移動。

チャイナの春節。人民大移動。

確かに日本へ観光は著しく減っている様子。明らかにチャイナ経済不調の現れであることは間違いないものの、念のためいくつかの副次的要素も考慮しておく。
チャイナは近年、日本人ビザ免除措置停止、福島処理水論戦、海産物輸入禁止措置云々と日本への嫌がらせ(エコノミックステートクラフト含む)を展開している。 チャイナのゆるふわ一般人民や事業者にも「反日」というよりも、北京中央から

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スパイスシスターズ(AI生成実験)

スパイスシスターズ(AI生成実験)

※適当に指示したら、好みの画像がAIから出力されたので、せっかくなので生成AIに世界観を指示してライトノベルがどれくらいのクオリティになるのかテスト。日本語文も翻訳もほぼ手直しをせずに貼り付けてみます。

あらすじ

インドのとある王国の首都、バクシカタラブ。この街は、東西南北の文化が交わる場所であり、魔法の発展にも恵まれていた。魔法とは、スパイスの調合によって生み出される不思議な力のことである。

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【謹告】IIMインド管理大学(Lucknow・Delhi-Noida校)のリサーチフェローに就任しました。

【謹告】IIMインド管理大学(Lucknow・Delhi-Noida校)のリサーチフェローに就任しました。

正式な辞令が出まして、ツィッターなどSNSで昨年2023年末に報告していたものの、noteでは投稿していませんでしたのでアーカイブとしてこちらでも投稿しておきます。

IIMインド管理大学ラクナウノイダ公共政策センターリサーチフェローに就任しました。
短期(訪問)滞在ではなく正式な長期所属です。北京大博士号や日本での政治との実務的関わりを買って頂いたようです。
経済安保と産業イノベーション、行政&

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台湾総統副総統&立法委員選挙。

台湾総統副総統&立法委員選挙。

※開票速報を受けて自分のツィッターに投稿した、即興所感の転載です。

これくらいの得票差だと次回選挙での大幅揺り戻し不確実性増加のヒヤヒヤは減るとはいえ、
さすがに政権腐敗も自然増になる三期目だし、台湾半導体バカ売れラッキーパンチ効果も低減するトレンドになるだろうし、四年間で台湾周辺米中均衡も一層変化するし、経済では北京中央から引き続き冷遇されるし、党支持層タカ派に配慮しつつ経済政策でチャイナ切り

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「一帯一路」はオワコンか?

「一帯一路」はオワコンか?

第3回「一帯一路」国際協力サミットフォーラムが10月17日、18日に開催されます。
特設サイト
https://www.beltandroadforum.org/
「一帯一路」オフィシャルページ(常設)
https://www.yidaiyilu.gov.cn/

 一帯一路は、ご存知の方も多いと思いますが、チャイナの経済的対外拡張構想です。彼らはオフィシャルには語らないものの、経済権益をベースに

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木軸ペンでシグノ芯を使うアダプター

木軸ペンでシグノ芯を使うアダプター

趣味多き道楽者として生きてる、どーも僕です。

今日は数ある自分の趣味のうち、いつもSNSでつぶやいてるウィスキーや筋肉やゲームの話ではなく、筆記具のことについて。
なんでわざわざnoteで書きたくなったかっていうと、何度も何度も何度も何度も何度も何度もチャレンジした改造がうまくいったからです。これは、世の文具ファンの同志たちにも実験(成功例)結果を報告しておかなければ、と。

みなさんご存知のボ

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