マガジンのカバー画像

小さな挑戦⭐️エッセイ等

39
note開始以来のエッセイ等をまとめました♪
運営しているクリエイター

記事一覧

抱えきれないほどのバラの花束をもらった卒業の日🌹

抱えきれないほどのバラの花束をもらった卒業の日🌹

抱えきれないほどのバラの花束をもらった卒業の日🌹

卒業の日にチャイムが鳴った。
「おめでとう!」
玄関に出ると
伯母が大きな花束を持って立っていた。

両手でないと抱えられないくらいの
「ピンクのバラの花束」

「うわー!!ありがとう!」
思わず歓声をあげた
本当に嬉しかった✨

少し大人になったような気持ちがした
高校の卒業

伯母や母たちは、2人とも大学進学せずに就職
二十歳くらいで婚約結

もっとみる
続・雨のエピソード☔ 図書館編

続・雨のエピソード☔ 図書館編

続・雨のエピソード☔
図書館編

これは私の話ではないが…
「雨の思い出」☔️

エピソード3 図書館編

雨が降ると何回も母が語っていた話…

母は(私とは違って)、オシャレに気を使う清楚な女子高生だった。

当時は男子クラス、女子クラスに分かれていたとのこと。
皆が恥じらいのある高校生活を送っていたらしい。
昭和のふるき良き時代。
文学少女だった母は授業の帰りに、よく図書館に寄って読書したり勉

もっとみる
雨のエピソード☔小学校編(約1400文字)

雨のエピソード☔小学校編(約1400文字)


雨のエピソード☔
小学校編NNさんの企画に参加させて頂きます☔️

エピソード1 ある決断

私の家は校区のはずれにあった。

小学校に入学して初めての梅雨…
数人の友だちと並んでガヤガヤと帰る通学路…

やがて
「バイバイ、また明日!」
「明日も遊ぼうね!」
そう言いながら、あとは一人で家路へと急ぐ。
六月とは言え、梅雨寒の日。

子どもの足で20〜30分くらいの道のりだが、おしゃべりしながら

もっとみる
シルクロードへの憧れは小説家の夢につながった(1274文字)

シルクロードへの憧れは小説家の夢につながった(1274文字)

幼い頃、自宅の周囲には子どもが少なかったせいもあって、幼稚園に上がるまでは庭で遊ぶことが多かった。
虫を観察したり庭の花の零れ種を蒔いたりして遊んだりしていた。

「となりのトトロ」のメイのように自然を相手に遊ぶ子ども時代。
5歳の頃だったろうか…そんな私に、両親は植物図鑑を買ってくれた。

四季の花々。
寒冷地、温帯、亜熱帯、熱帯、サバンナ、砂漠…気候による植物の生息分布…
原産地の欄では草花の

もっとみる
上空から観る光景〜太陽、空、雲、海そして東京タワーとスカイツリーの共演!(763文字)

上空から観る光景〜太陽、空、雲、海そして東京タワーとスカイツリーの共演!(763文字)

空からの光景を写すのが楽しみだ。

機内モードで写すだけだが、
空、海、変化する雲も、山々の緑と街並みも絵画のように美しい。

関西弁CA/Ryucrew(リュウクルー)のYouTubeチャンネルで砂漠のドーハの風景を観たばかりだからか、なおさら山々の緑が際立って見えた。

晴れた日の、輝くような真っ青な空と海は美しい。
しかし曇天のスモーキーな景色も趣きがある。
もくもくとした雨雲の灰色を通り抜

もっとみる
桜吹雪と勿忘草…  セピア色の記憶 #虎吉の毎月note #青ブラ文学部

桜吹雪と勿忘草… セピア色の記憶 #虎吉の毎月note #青ブラ文学部


桜吹雪と勿忘草…
セピア色の記憶  #虎吉の毎月note #青ブラ文学部
セピア色の桜の記憶…

セラピードッグのような愛犬が
夜中に起こしてくるようになったのは
冬のことだった。
さすったら安心して寝ついていた。

そして別れ…
いつもより早く咲いた桜が舞い散る頃に見送った。

散歩デビューした頃
迷子になった

翌朝コンビニの店長さんに「迷子チラシ」を貼るお願いをしていると…
道路の

もっとみる
[エッセイ]風薫る季節〜私は小説を書き始めた (約1400文字) #色のある風景#風薫る

[エッセイ]風薫る季節〜私は小説を書き始めた (約1400文字) #色のある風景#風薫る

風薫る昼下がりの公園
藤棚の木漏れ日
散歩する犬
駆け回る幼な子
まだ傾かない日差しの中を行く母の
片方の手に買い物袋
もう片方に幼な子

親子連れを優しく見つめるのは
ベンチに腰掛ける
いぶし銀の髪を束ねた御婦人

ツバメの子は、やがて巣立ち
雀の子は、飛び方を覚える

葉桜揺らす風は万物を育む
母の眼差しを持っているような気がする…

家庭訪問期間中の早帰りの午後、
たびたび祖母を見舞った。

もっとみる
朧月夜の春を想う

朧月夜の春を想う

おぼろづき脳裏にかすむ夕餉かな

子ども時代、サイレンの音が聴こえてくると遊びを止め、
「また、明日ね」と言って皆、我が家へと帰るものだった。
そんな昔の話…

筍の季節
母がタケノコの下の方のかたい部分を切ったら、小さなお椀のような形になった。
その端っこを「ままごとに使ったらいいよ」と私にくれた。
その日の味噌汁には柔らかい筍とワカメが入っていたのは覚えているが、
その他の特別なおかずは覚えて

もっとみる
もうすぐ「ひな祭り」なので  雅楽を聴いてみた

もうすぐ「ひな祭り」なので  雅楽を聴いてみた

ひな祭り🎎…(参照まで含めたら2491文字)と長いので、
東儀秀樹さんの演奏だけなら目次の
「♪」マークからお聴きください

ヘッダーの写真はスナフさんが写した作品
ホテル雅叙園東京 (目黒雅叙園) で2020展示されたお雛様です🎎

ひな祭りと雛人形🎎
音が聴こえてくるような五人囃子

今回「ひな祭り」のヘッダーを探す中で、この写真に釘付けになりました。まさに楽器を演奏しているような動きと

もっとみる
アーモンドの花咲く春2 沙漠のオアシスのナウルーズ祭り  #私の作品紹介

アーモンドの花咲く春2 沙漠のオアシスのナウルーズ祭り  #私の作品紹介

1 [短歌]
巴旦杏キャラバン隊の旅の跡
西域からの花の路かな1〜3で約2000くらい、
全体で3000文字を超える長い話になります…(4章めの参考にした話を含むと)

お忙しい方は1章のみ、お読み頂き、
1章の後の目次から動画だけ選んで観てもらえたら嬉しいです☺️

シルクロード🐪🐪🐪

なんとロマン溢れる言葉でしょうか!
私はシルクロードに幼い頃から興味がありました。
まず幼い日の話を

もっとみる
夜の梅 虎屋の羊羹の思い出 #シロクマ文芸部

夜の梅 虎屋の羊羹の思い出 #シロクマ文芸部

#今日の俳句梅の花みれば懐かし幼き日

虎の絵の袋懐かし夜の梅
#シロクマ文芸部 #梅の花 #至福のスイーツ #今日の俳句

[エッセイ]
夜の梅幼きころの思い出と白き花虎屋の羊羹の想い出

虎屋グループホームページ
https://www.toraya-group.co.jp/sitemap

梅の花をみると思い出す昔がある。

立春を過ぎた頃のこと、蕎麦屋の前に見事な白い梅が咲いていた。

もっとみる
冬の浜辺のノーブルなカラス氏  / カラスたちの昼下がり2

冬の浜辺のノーブルなカラス氏 / カラスたちの昼下がり2



第一弾 カラスたちの昼下がり

「カラスたちの昼下がり」は、私がnoteの投稿を初めて間もない頃、3作品目に書いた初期作品である。
いいね🩷の数が現時点(2024.0210)で6つ!
ごく少数の方々に読んで頂いた貴重な話。

さて虎吉さんの企画を機会に、
「カラスたちの昼下がり2」で下書きしてあったものを仕上げた。
#あの記事の後日談

後日談というタイトルに相応しいかはわからないが、これ

もっとみる
カラスたちの昼下がり

カラスたちの昼下がり

昔はスズメの多かったこの街。
最近、カラスが増えたせいか、全く見かけなくなってしまった。

電線や、近所のビルの上から、「カーカー」とにぎやかだ。カラス同志の朝の挨拶の様だ。

幼い頃、鳴き真似したら、母に、
「カラスは、頭いいから、真似したらダメよ」と言われて以来、真似はしない。

以前、テレビ番組で「カラス語」なるカラスの言語を研究をしている大学教授が紹介されていた。カラスは、相当、知能が高い

もっとみる
チョコレートの物語 #シロクマ文芸部 #今日の短歌

チョコレートの物語 #シロクマ文芸部 #今日の短歌

序にかえて

チョコレートで短歌

奥山を分け入り採りしカカオ実に
砂糖の魔法か至福の味わい

チョコレートの物語チョコレートを作る事に懸命になる人たちのドキュメンタリーを観た事があります。チョコレートメーカーで新しいカカオを見つける人の事を「カカオハンター」として紹介していました。
熱帯の奥地に分け入り、幻のカカオを追う仕事。美味しいチョコレートを作るためのメーカーの努力は今も続いているようです

もっとみる