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統計学

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地方自治体の持続可能性分析レポートについて まとめ

リュディアです。地方自治体の持続可能性分析レポートについてのまとめへのリンクをまとめておきます。

では、ごきげんよう。

地方自治体の持続可能性分析レポートについて #5

リュディアです。引き続き地方自治体の持続可能性分析レポートについてまとめていきます。元データは次の人口戦略会議のページにあります。

今回参照した人口戦略会議のレポートはデータとしては意味がありますが、解決するための提言がなされていないですね。実際に解決できるかどうかは別にして、何らかのアイデアの提言は必要だと思います。

私が人口減少社会に対し最も現実的だと思っているのはコンパクトシティ化です。

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地方自治体の持続可能性分析レポートについて #4

リュディアです。引き続き地方自治体の持続可能性分析レポートについてまとめていきます。元データは次の人口戦略会議のページにあります。

今回は消滅可能性自治体を見てみます。表中で言うとC1, C2, C3 は最終行に相当するものです。

最初にも書いたようにC1, C2, C3 の合計をとると43.0%になります。メディアがセンセーショナルに報じた数です。これは事実としてあるのでしょうが、この中のグ

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地方自治体の持続可能性分析レポートについて #3

リュディアです。引き続き地方自治体の持続可能性分析レポートについてまとめていきます。元データは次の人口戦略会議のページにあります。

今回はブラックホール型自治体を見てみます。封鎖人口で見ると減少率が大きいのですが、移動仮定で他の地方自治体から若年女性を吸い込む、つまりブラックホールのように若年女性を吸い込む自治体として名付けられたそうです。25自治体、全体の1.4%です。グレーのBの部分がブラッ

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地方自治体の持続可能性分析レポートについて #2

リュディアです。引き続き地方自治体の持続可能性分析レポートについてまとめていきます。元データは次の人口戦略会議のページにあります。

今回は自立持続可能性自治体を見てみます。63自治体、全体の3.8%です。レポート中に次のようなグラフがあるのでまずはそれを見てみましょう。オレンジ色のAの部分が自立持続可能性自治体を示しています。このグラフからはあくまで比率しかわからないので注意が必要です。県単位で

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地方自治体の持続可能性分析レポートについて #1

リュディアです。メディアが地方自治体の持続可能性についての報道を行いました。例えばNHKのような報道です。

消滅可能性というキーワードを見るとドキッとしますね。どうしてもメディアはセンセーショナルな部分だけを強調して報道しますから元データを丁寧においかけてみましょう。元データは次の人口戦略会議のページにあります。

人口戦略会議とは民間の経済人や研究者などの有識者らで構成され、民間の立場から人口

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訪日外国人数の推移 まとめ

リュディアです。訪日外国人数の推移のまとめへのリンクをまとめておきます。

では、ごきげんよう。

訪日外国人数の推移 #5

リュディアです。引き続き、訪日外国人数の推移を見ていきたいと思います。情報源は日本政府観光局の訪日外客統計です。

今回はヨーロッパ、北米からの訪日外国人数の国別の内訳を見ていたいと思います。次のグラフを見てください。

ヨーロッパと北米をあわせても訪日客全体の15~18%程度でしかありません。やはりアジアからの訪日客数はすごいものがあります。全体の15~18%程度であることを前提にグラフを見ると

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訪日外国人数の推移 #4

リュディアです。引き続き、訪日外国人数の推移を見ていきたいと思います。情報源は日本政府観光局の訪日外客統計です。

前回はアジアからの訪日外国人数の推移を見ましたが、今回は月単位のアジアからの訪日外国人数の推移を見たいと思います。なぜ月単位での推移をみるかというと、何となく春節の時期は韓国、中国、台湾の方が多いように感じたり、年末、年始はアングロサクソンの方が多いように感じたりするのですが、実際に

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訪日外国人数の推移 #3

リュディアです。引き続き、訪日外国人数の推移を見ていきたいと思います。情報源は日本政府観光局の訪日外客統計です。

今回はアジアからの訪日外国人数の国別の内訳を見ていたいと思います。次のグラフを見てください。

韓国と中国が多く、それに台湾、香港、タイが続く感じですね。年齢の分布もあるので一概に人口で比較できるものではありませんが、韓国、台湾はそれぞれ人口 5000万人、2000万人の小国ですが、

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訪日外国人数の推移 #2

リュディアです。引き続き、訪日外国人数の推移を見ていきたいと思います。情報源は日本政府観光局の訪日外客統計です。

今回は訪日外国人がアジア、ヨーロッパ、アフリカ、北アメリカ、南アメリカ、オセアニアのどの地域から来日しているか見たいと思います。次のグラフを見てください。

いつの時代もアジアからの訪日外国人が多いですね。その次に北米とヨーロッパが同じくらいですがアジアとは比較になりません。絶対数で

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訪日外国人数の推移 #1

リュディアです。訪日外国人数の推移を見ていきたいと思います。きっかけは次のニュースです。

国としては訪日外国人による消費を拡大させたいようです。いわゆるインバウンド消費と呼ばれるものです。ただし訪日外国人の増加に対応できていない場所やエリアでは、一般住民の日常生活に支障が出るレベルで問題が発生しているという報道もあります。私個人としては、ある程度のところで止めないとインバウンド拡大というのは発展

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大阪市内に住まれる外国人人口について

リュディアです。私は大阪市内在住なのですが最近は観光の方以外に外国の方を見ることが多くなったように感じます。大阪市が発表している大阪市に住まれる外国人の統計データを見てみたいと思います。元データはこちらです。外国人という言葉もどうかと思うのですがここでは大阪市の元データにあるように外国人という言葉をそのまま使います。

PDFの嫌がらせのようなデータを私がエクセルに直したものをつけます。2023年

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世界の最新がん罹患状況の公表

リュディアです。国立がん研究センターが昨年末に世界の最新がん罹患状況の公表を公開しました。

今回で5大陸のがん罹患第12版らしいのですが、他国と比較可能ながん罹患データの国際データブックの最新版(5年ぶりの改訂)であり、過去最大の国数、登録数からなるデータとなりました、と書かれています。日本からは都道府県単位でのデータも提出したようなのですが、データ精度評価の結果、全てが採択とはならず、青森県、

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