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⭐️「最初から描けたわけではない」という話

「マンガが描けない」にはさまざまな種類があります。
「人が上手に描けない」なんていう事から、「ストーリーの作り方」なんていう事まで山ほどあります。
今回の話は「考えたストーリーをネームに描く」事に関してです。

私が「マンガ描き初心者」だった頃には、「思いついたストーリーをマンガで表現する」事が分かっておらず、「自分が読んできたたくさんのマンガ」を参考に「見よう見まね」で描いていました。

やがて、ストーリーを「文章で書く」と分かりやすい構成ができる事に気づきました。

それを「シナリオ」としてまとめると、さらに緻密に組み立てることができるようになりました。

短時間で成長したわけではなく、数年の時間をかけて分かってきたのです。

やがてシナリオを「ページで分割する」と、「何ページで描けるか」といった計算ができるようになりました。
逆な考え方をすると、「何ページで描く」には「シナリオの調整が必要」なのだと気づきます。
そうやって、失敗を繰り返しながら「ノウハウ」を理解してきました。

「アンタッチャブル」で記事にした「コマ展開」「コマ割り」「コマ構成」に行き着くにはやはり時間がかかりました。

記事を読むと「作業を整理して分割する構造」でしかありませんが、最初の頃は「コマ展開」しか気づかなかったのです。

最初の作業はどのレベルであったのか、「ゾーン」を例にして紹介します。

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