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短歌

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三十一文字という可能性。 現代短歌という地平。 ポエジーの奔流。
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#現代短歌

2020年『新聞歌壇』掲載短歌

【東京歌壇】

東直子選

寸足らずカーテン越しに地球外生命体がぼくをみている
3・22

【読売歌壇】

俵万智選

会えぬ人よ地球は周っているけれど僕はあなたにとまっています
《四席》
2・10

【毎日歌壇】

伊藤一彦選

人間は考える旅カーテンをひらいて少しまぶしいひかり
《特選一席》
3・9

合計 三首

2019年『新聞歌壇』掲載短歌

【東京歌壇】

東直子選

とある時代とある真夜中きみの手が差し出すトマトのやさしき裸体  
1・13

自らの死をフライングゲットする跳躍力を僕は持たない   
2・10

ばらばらな気持ちで座る食卓にサラダが夜を散らし始める 
《三席》
3・10

後悔は声を失くした異邦人ソリストっぽく爪先立って
《特選二席》
3・17

新聞紙ベンチの上で夕風にしんなりめくれ あなたはばかだ  
3・24

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