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「ため息俳句番外」篇です。

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本編の「ため息俳句」には、ちょっと収まりそうもなかった試作的なもの、紀行文など、それと、自分の作品作りへの姿勢など、あれこれです。
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記事一覧

ため息俳句番外#41 子を抱きて・・。

                           河野裕子  子を抱きて      …

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ため息俳句番外#40 馬の耳に・・・

「馬の耳に念仏」という諺の意味を知らない人はいないだろう。  さて、今日は半年ぶりに上野…

水曜日の窓辺
3週間前
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ため息俳句番外#39 愉しみのコスト

 人それぞれに愉しみということは、あってほしいものだ。  それは、千人いれば千通りのあり…

水曜日の窓辺
1か月前
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ため息俳句番外#38 芭蕉の墓

 過日の琵琶湖周辺への旅では、noteでこんなことを始めたことでもあるし、芭蕉のお墓参りをし…

水曜日の窓辺
1か月前
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ため息俳句番外#37 春惚け

 今日は、鉄道で琵琶湖を一周した、琵琶湖線のとある駅から出発し、近江塩津まで行き、その駅…

水曜日の窓辺
1か月前
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ため息俳句番外#36 調べの快

 散歩中にふと短歌もどきが思い浮かんで、自分のことであるにびっくりした。  一応ここに残…

水曜日の窓辺
2か月前
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ため息俳句番外#35 ボッチ俳句の弁

 図書館で石寒太他「俳句って何?」(邑書林・刊)という便利本を見かけた。「他」と失礼したが、素人の自分でもお名前は存じ上げ、少しは作品を読ませていただいておる方もいて、それぞれ名を成した方々であるから、信頼のおける一書であろうと手にした。  このところ国会図書館デジタルコレクションで手軽に例えば「ホトトギス」の創刊一号が読める、ありがたいことだ。そういうわけで、あちらこちらと拾い読みするのが爺ィの楽しみの一つである。俳句史に名を連ねる結社誌ばかりとあって、どれを読んでも、集

ため息俳句番外#34 「空茶」

 さて、昨年の一月にnoteという世の中の片隅にこそこそと店開きをしてから、一年有余経たわけ…

水曜日の窓辺
2か月前
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ため息俳句番外#33 「PERFECT DAYS」・「ホトトギス」・蛇のことなど・・・あれこれ…

〇 ヴィム・ヴェンダース監督が自作の「PERFECT DAYS」について、多くのことを語っている、そ…

水曜日の窓辺
3か月前
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ため息俳句番外#32 爺ィの詫び言

 時々、「お知らせ」でメダル獲得が伝えられる。行動心理療法の手法の一つトークンエコノミー…

水曜日の窓辺
4か月前
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ため息俳句番外#31  一年の終いの晩に 

 このブログを開始したのが、昨年一月十五日であった。  今夜は、年が改まって一月十四日で…

水曜日の窓辺
4か月前
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ため息俳句番外#30 賀状

 石原八束の句である。 ひとひらの紅き賀状のみ卓に  桂信子はこうだ。 賀状うずたかしか…

水曜日の窓辺
4か月前
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ため息俳句番外#29 棘

 魚の小骨は喉に刺さるものだと思っていたら、右の手の人差し指にぴしっと刺さった。ちょっと…

水曜日の窓辺
5か月前
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ため息俳句番外#28 冬に至るとか

 昨日は冬至。  天気予報では、漸くに平年並みの晩秋の気温にもどりつつあるという。 今日、インフルエンザワクチンの接種をした。  妻は年賀状を買ってきた。  今朝は畑で今日のノルマのキャベツ苗を植え付ける畝を立てた。土いじりをしていると、無心になれるという人を知っているが、自分の場合はなんやかんやと様々な思いが薄暗い脳みそに浮かんでは消えてゆく。    そんなことで、浮かんできたことば。 よきひとはあなどられやすし又の冬  つまり、そういうある人のことを考えていたの