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マッシュの思考

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遠くにあるものは青く淡く見えるんだってさ。

格好悪いなんて括りでまとめられたらたまったもんじゃないね。その束に入れるために生み出しているはずがないし、思ってもそっとしておいて欲しい。格好良い音楽を聴きながらそう思った。

外は雨が降っているみたいだ。着替えたのに外に出る気になれない。まるで雨が悪いことみたいじゃないか。予報を見越して朝に行かなかった自分だけに非があるのに。

寝る前に考えたことを思い出した。聞けば視界の方が背景になる音楽が好

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よく知ったこの街にもうすぐ雨が降る。

今日も何もしてないな。起きて、ぼんやりして食事をした、それだけだ。

もう暗くなったけれど外に出ようか迷っている。

誰も頼れないなら自分でやってみようかなという気持ちになった。何度も思ったはずなのに初めて思いついたような感覚だった。当たり前以外のなにものでもない気持ちを抱いて、そこから何ができるだろう。

自らを追い込むためにひとりになりますと手放した彼のようになりたい。とても広い視野と、限りな

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指一本触れさせないために固めていくんだ。

知らなかったことを知っていく深夜だった。それと、知っていることを繋げていく深夜だった。

本当は早く眠りたかった。夜の初めは眠かったのに、ぼんやりしていたらだんだん目が覚めてしまって結局起きていた。その間、所謂勉強をしていた。

試験のためでも期限があるわけでもない。教養と呼ぶならそうなのかもしれないけれど、ただの興味だった。好きなものをもっと深く感じたくて、その後ろにある時代やいる人を調べていた

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やっぱり欲しいものは全部手に入れたいよ。

出来ていたと思っていた設定が出来てなくて、深夜にその作業をしていた。完了が分からなくてどこまでやればいいのか考えていたらだんだん馬鹿らしくなった。こんなにまどろっこしい手続きをして得するのは数百円だ。たかがとは思わないけれど、それくらいなら一食抜けば割に合うのだ。一食も抜かなくていい。半分に減らす程度でこのストレスから解放されるならそのほうがいい気がした。

昨日、今日決めると決意した服のことなん

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頭の中を文字で埋め尽くしてみたい。

昨夜は帰宅して、シャワーを浴びてから音楽を聴いていた。普段聞かない洋楽を聞いてみた。もっと知りたいと思ったから、分からなくても逃げないで分かろうとしたい。

知らないことだらけだ。音楽だけではなくて、絵画や小説や写真や、政治や社会や、感情も他人も何もかもを少しも知らない。何も説明できないし、当たり障りのないことしか言えない。誤魔化して笑って次の話題へ持ち込むよりも、自分はこう思うよ、くらいは言える

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知りたいのは時代や背景、それと気づけなかった劇伴。

昨夜はたくさんお酒を飲んで、帰ってからも少し飲んで、本を読んでいた。朝まで起きていて、明るくなるころ寝た。

それで起きたのは昼過ぎで、音楽を聴いたり記事を読んだりしていたらもう日が暮れていく。

退屈だ。こんなんじゃ満足できない。ひとつの過激に慣れてしまうとそうなってしまう。今、垂れ流されていくもので満たされないなら、昔からたくさんの人を満たしてきたものを掘り下げるしかない。それは色褪せていると

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いつだって誰かの受け売りで、継ぎ接ぎの思考ができあがる。

初めのうちは、どれだけ過信できるかが大切なんだ。褒めて煽てて、とりあえずやったことを肯定して、気持ちを上げてくれる人がどれだけいるかが今後どこまで進めるかに関わってくると思っている。これは好きなバンドマンの受け売りのような考えなんだけど、今の自分は素直にそう思える。

そして、嘘でもいいから自分が作ったものや提示したものに対して良いと言ってくれて、それをどうにか形にしようと一緒に試行錯誤していける

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嘘を吐かないでいいように全てを隠すんだ。

起きたら夜だった。寝たのが朝方だったけれど、そんなに経っているとは思えなくて驚いた。半日以上寝ていた。

目覚ましに設定している音たちが戦った跡だけ残して灰になっているみたいだった。

寝る前に少しだけと思って見た番組が面白くて全部見てしまったんだ。短い映画くらいの時間夢中で画面に齧り付いていた。それで朝になって寝て、起きたらこの様なんて、どうしようもないね。

それで今日は何曜日なんだいと呟きな

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書きかけて止まっていた詩が書けた。

淡い淡い映像を見ていた。朽ちる前の一瞬を数十分に引き伸ばしたような映像だった。それには音楽も流れていて、というかそっちを聞きたくて見たんだ。

書きかけて止まっていた詩が書けた。駆けかけて止まっていた死が駆けた。

調べたり読んだり見たり聞いたり、それだけで今日が終わった。生活はパンを食べただけで、何も進んでいない、何も新しいものがない、昨日より少し深くまで潜るような日だった。

知らなかった言葉

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知らない言葉だらけの、よく知った感情の中。

目が覚めたら、起きたかった時間より随分後だった。音量は上げたのに目覚ましの音は全く聞こえなかった。無意識のうちに止めていたのかもしれない。

それで起きて食事をして着替えて、天気予報を見ると雨が止むみたいだったから自転車で出掛けた。昼前には用事が終わって、帰り道本屋に寄った。

新作が出ていたから本屋で立ち読みした。買うつもりだったし、きっと次買う。今日は我慢したといった様子で買わなかったんだ。

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全てを掬う主題歌みたいな曲だらけのアルバムだった。

ここ最近は音楽を聴いて、格好良いミュージシャンを見てばかりいる。そんないけてる人を検索してばかりなのに、おすすめには全く出てきてくれない。賢いならもっと好みに合わせて勧めてくれよ。狂うほど溺れさせて廃人にしてくれよ。そうやって人間がみんなおかしくなればやりたいことだけできるのかな。食べるものがなくなって死ぬかもな。

今朝、寝しなに外を見た。薄明るい空に、透けるような月があった。久しぶりに月を見た

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まだ続いて、完全に思い込ませて。

寝る前、嫌な文章を読んだ。勝手に書いて勝手に読んでるんだから好きとか嫌いとか思ってもらうだけでありがたいんだけど、なんか嫌だった。自分より、自分が信じたものを汚されるほうが気分が悪いみたいだ。

でも、逃げたら抱けない感想で、それを正直に書いていた。冷静に自分がどう感じるのか、どう思うのかを文章にしていて、その淡々とした感じが羨ましかったのかもしれない。

褒める人ばかりなんて嘘だから、向き合って

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ちゃんと急いで子供をやめられないよ。

起きたら夕方で、でも外は明るいからまだ昼みたいで、時計を見たら昼前だった。頭が混乱して、今がいつなのか分からなくなったけど、時計が止まっているだけだった。簡単なことだ。そんな単純なことに騙されて、まるで被害者みたいな面をする愚か者です。

ちょっと綺麗な格好に着替えて、最近好きなアルバムを聴きながら買い物へ行った。古本屋に行きたかった。欲しい本はなかった。

ついでに寄ったスーパーは閉店時間ぎりぎ

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こんなこと書いてしまえるほうが恥ずかしいけれど。

もう邪魔だ、こんな恥どっか行っててくれと切望するけれどそんな時に限ってしがみついてくるから厄介で、そんな愛おしくもなんともない恥のせいでうまくいかないことばっかりだ。恥をかきたくない。格好悪いところを晒したくない。頭の中を覗かれるのが嫌だ。脳内を透かして分かったふりされるのなんてもっと嫌だ。

そんなやつは初めからどん底で格好悪くて泥沼に浸ってることを自覚するべきだ。そんなこと頭では分かってるけれ

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