水風呂のボーイズ・ライフ

札幌に住んでいます。銭湯が好きです。餃子と可愛い女の子も好きです。

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マガジン

最近の記事

小沢健二 '24ツアー Monochromatiqueと大星湯のこと(その1)

小沢健二は東京だ。 「いやいや、神奈川出身じゃん」 などという声は無視する。 田中義剛は東北出身だが、北海道代表みたいな顔をしている。そういうことだ(そういうことではない)。 ♦︎ 小沢くんがなぜ東京なのか。 理由は無茶苦茶に単純で、彼の書く歌詞には東京が溢れている。 原宿、港区、日比谷公園、東京タワー、下北沢・珉亭、教会通り、公園通り。 他にもいっぱいある。 ♦︎ 小沢くんの歌う東京はカジュアルだ。 「日常を描いたら当然に舞台は東京となりました」 くらいのこと

    • 連休最終日と美園湯のこと

      起床直後、味噌汁が飲みたいという衝動に駆られたが、そんな時に限ってインスタント味噌汁のストックが切れていた。 こうなると、ますます飲みたくなる。 ♦︎ 調味料の棚には顆粒の味噌が鎮座している。自分で作ろうかと思ったが、具になるものがない。 具なし味噌汁というアイディアは浮かんだものの、休日の朝にはあまりにも哀しすぎる。 というか、素の味噌汁はもはや味噌汁でない。それはもう、味噌味のお湯だ。 そう考えると、味噌汁を味噌汁たらしめているのは具ということになる。これは哲学だ。

      • みどりの日と鶴の湯のこと

        5時前に起床。最近、休みの日は早い時間に目が覚める。小学生か。 ♦︎ うっかり結果を知ってしまわないうちにと、数時間前に行われたアジアカップの決勝をDAZNで観戦。朝っぱらから 「ふうきぃぃぃ!」 「こくぼぉぉぉ!」 などと大絶叫。近所迷惑だったと思う。すいませんでした。 ♦︎ 昼過ぎまで諸々の家事をこなし、その後はチャリで職場へ。 守衛さんから鍵をもらう際、 「さっきまで太田さんいたよ~」 とプチ情報をいただく。 事務室に入ると、太田さんが飲んでいたであろうコー

        • 桜と実家の風呂のこと

          連休らしく実家で過ごしている。 遠路はるばる帰省を果たしたかのような物言いだが、隣の区である。いつでも来られるのだが、連休を連休らしくするために帰ってきた。 ♦︎ 実家の楽しみといえば朝食と風呂と酒(貰い物であろう、ちょっとよい酒)だ。つまり、昼間は暇の極みである。 焼きホッケと具沢山の味噌汁、漬物、塩辛という、血圧爆上げの塩分過多な実家朝食を平らげ、早くも手持ち無沙汰となった。散歩でもしよう。 ♦︎ 我が実家はザ・住宅街のど真ん中にある。したがって、散歩といって

        小沢健二 '24ツアー Monochromatiqueと大星湯のこと(その1)

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        • 旅の思い出
          15本
        • 札幌銭湯スタンプラリー2023
          29本
        • あつ湯五番勝負
          6本

        記事

          よい風呂の日と望月湯のこと

          明日から3連休。つまり、今夜は銭湯に行くしかない。そういうものだ。 昔、友人の矢澤くんが 「キャバクラ行く前の礼儀だぜ!」 とフリスクをススキノの路上で一気食いしていたが、それと同じことである。そういうものなのだ。 ♦︎ 望月湯でサッパリと汗を流し、ゴールデンウィークを控えた私の身体は黄金以上に輝いていた。 「ゴールデン小雪ってグラビアアイドルいたよな」 そんなことを思いながら脱衣場のテレビを眺めると、北海道のローカル情報ワイド番組「今日ドキッ!」が流れていた。 ♦

          よい風呂の日と望月湯のこと

          日本海とパーフリと松竹湯のこと

          人事の関係で4月に入ってからずっと激務だったが、12日をもって解放。 達成感、安堵感とともに、私の胸をある想いが駆け抜けた。 「海が見たい」 ♦︎ 上京2年目失恋OLみたいなことを想った自分に動揺しているが、とにかく海が見たいのだ。 海が見たい。叶わないなら、おっぱいが見たい。 ♦︎ ふざけているわけではない。いうまでもなく、海もおっぱいも母性のメタファーである。 私は母性を求めているのだ。私もOLも、おとなもこどももおねーさんも、欲しているのはMOTHERであ

          日本海とパーフリと松竹湯のこと

          激務と洗濯と美園湯のこと

          4月に入ってから、血ヘド上等といわんばかりの激務が続いている。 理由は明らかで、本来4人体制である我がチームが、諸般の事情で2人になっているためだ。今月半ばまでこの状態らしい。 ♦︎ 「4人が2人になったところで大した変わらんだろwww」 などと思われては心外だ。 じゃああれか?清水アキラとビジーフォーだけで、ものまね四天王といえるのか?それ、そもそも3人だぞ?それともあれか?仁絵と島袋だけでSPEE(以下略) ♦︎ HPゼロで帰宅する日々。ハイボールを呷って寝る

          激務と洗濯と美園湯のこと

          ハイツ友の会と町の銭湯のこと

          2024年4月1日。 朝起きたら、大好きなお笑いコンビ「ハイツ友の会」が解散していた。 エイプリルフールのアレかと思ったが、あんなに面白い人たちがクソ企業公式アカウントみたいな真似をするはずがない。本当に解散してしまった。悲しい。 ♦︎ メンバーである西野さんのコメントを読む限り、解散の理由は色々あるようだが、以下の一節は私の心を特にザワザワさせた。 「今の形のままだと優勝できません」と断言している。そして「今の漫才やコントの形を変えると自分たちのやりたいネタではな

          ハイツ友の会と町の銭湯のこと

          「漫才協会 THE MOVIE」(または大空遊平)と円山温泉のこと

          2024年3月24日。 映画「漫才協会 THE MOVIE」を観に行った。 ♦︎ 四半世紀前、私は「ケーシー高峰のファン」というニッチな高校生だった。 「他人とは違う、ちょっと変わった自分」を演出するという思春期特有のアレではなく、本当に心からケーシーさんが好きだったのだ。 ステージに登場するなり、拍手を止めない客席に向かって 「静まれこのバカ!」 と毒づき、その後は下ネタのオンパレード。 面白いを通り越して、カッコよかった。 バイクを盗んだり、校舎の窓ガラスを壊し

          「漫才協会 THE MOVIE」(または大空遊平)と円山温泉のこと

          「今夜はブギー・バック」と閉業する七福湯のこと

          「今夜はブギー・バック」のリリースから30年ということで、界隈がにわかに賑わっている。 30年前、つまり1994年3月の発売だ。 確かに、中学校入学を控えた僕らを支えてたのは、やはりこの曲だった(あとミスチルの『CROSS ROAD』)。 ♦︎ このたび公開されたインタビューにはこうある。 いわれてみれば、インチキ成金プレイボーイみたいな薄っぺらいフレーズが散らばった歌詞だ。そこに高尚なメッセージ性はない。もちろんそれでよい。 ただ、そんな中に紛れる「とにかくパーテ

          「今夜はブギー・バック」と閉業する七福湯のこと

          明和電機と富士乃湯のこと

          2024年3月2日。 札幌国際芸術祭の「明和電機ナンセンスマシーン展 in 札幌」のため芸術の森へ。 個人的には芸術祭のメインイベントである。 ♦︎ 「とはいえ、明和電機ってそれほど通過してないよなー」 と思っていたが、振り返ると学生時代はガラケーにサバオと魚コードのストラップをぶら下げていたので、それなりに関心はあったのだろう。 余談だが、実習先で一緒になった他大学の女子に「あ、サバオのストラップだ〜」といわれ、その一声だけで好きになったりした(バカ&童貞)。 ♦

          明和電機と富士乃湯のこと

          2024年3月14日のこと

          オールスター感謝祭で優勝するという夢を見たため、アンニュイな気持ちで起床。
どうせならオリンピックとかW杯で優勝させてくれよ。 TVerで「水曜日のダウンタウン」を消化し、仕事カバンに風呂道具を詰め込んで出勤。 ♦︎ 私が風呂道具を携えて職場へ向かう際の心持ちは 「今日は絶対に銭湯行くぞ!うおぉぉ!」 か 「もしかしたら仕事片づくかもだし、念のため持っていくか」 のどちらかだ。 今日は後者であった。そしてこの場合、ノー銭湯で終わるケースがほとんどである。 ♦︎ し

          2024年3月12日のこと

          忙しい。 ♦︎ もっとも、忙しさに比例してメンタルが安定するタイプなので(限度はある)、気持ちは充実している。 が、メンタルとフィジカルは別だ。身体はクタクタである。 今日は1秒も残業せずに銭湯へ行こうと決めていた。 さあ、どの湯にしようか。 肉体の疲労具合を考慮すると、家の近所が望ましい。美園湯と望月湯は休みなので、選択肢は松竹湯か美春湯しかない。 ♦︎ 検討に検討を重ね、美春湯に決めた。 美春湯の熱々薬湯は疲れを一撃で吹き飛ばすと、科学的にも証明されている。

          天下一品と千原兄弟と愛染湯のこと

          これの続き。 ♦︎ 国立競技場を後にした私は、天下一品に向かった。 「わざわざ東京で天一ってwww」 心無い声が聞こえてきそうだが、とんだ見当違いである。 数年前、満を持して北海道に上陸した天一だったが、そう長くは持たず、気がつくと姿を消していた。 「こってり」が北海道民の舌に合わなかったのか「あっさり」と撤退した。 ♦︎ 笑点をやっている場合ではない。 とにかく、北海道民が天一を味わうには、海を渡らねばならないのである。 久々の天一。 「ご注文はこちらのQRコ

          天下一品と千原兄弟と愛染湯のこと

          小松湯とJリーグのこと

          2024年の2月下旬、2泊3日で3ヶ月ぶりに東京へ。 ♦︎ 1日目の夜、池袋の小松湯さんを訪ねた。 「でけぇ」 脱衣場も洗い場もとにかくでかい。 「でかい」より「広い」が適当かもしれないが、高さもあって「でかい」という印象が 勝った。 「小」松湯だなんて、謙遜も甚だしい。アンドレ・ザ・ジャイ松湯とか布袋寅松湯とかにすべきだ。 ♦︎ 「ご自由にお使いください」と、ボディソープやシャンプーが置かれていたので、ご自由に使って身体を清め、いざ入浴。 浴槽は温めのバイブ

          小松湯とJリーグのこと

          ホムパと扇の湯のこと

          2月17日、土曜。 友人から「ホムパするからおいでよ!」とお誘いを受けたので、遠慮なく伺った。 ホムパなどとキャッチーに呼んでいるが、13時から約12時間に渡って餃子だのホルモンだのをホットプレートで焼き続け、あらゆる種類の酒を飲み続けるという、ほぼ修行みたいな時間だった。 主催者は割と最近知り合った人物なのだが、ホームパーティを催すような人とお友達になる人生だとは思っていなかった。ホームパーティって実在したんだな。 ♦︎ 2月18日、日曜。 激酔終電帰りでも、ち

          ホムパと扇の湯のこと