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"Light in the Darkness." bipolar …

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"Light in the Darkness." bipolar - sad - gay - infj #poet #film #guitar #psychiatry

最近の記事

人生の踊り場 | 輝く必要なんてない

昨年のいつ頃だったか、元彼が「北海道に行きたい」と言い出した。理由は旅行が終わってもよく分からないまま。とにかく今回の旅行が初めての北海道への訪問となったらしい。 僕個人としても、僕の人生を形成するかけがえのないミュージシャンたちが北海道から生まれてきているし、それはきっと鬱蒼とした気候や、ある意味で広大すぎる土地で時間を持て余した末の結果論なのだろう。 * * * * * 僕は旅行に行くとき、誰かと遊びに行く時、誰かと約束をする時にすごく勇気を使う。今の自

    • Lithium | "niw"の活動 ~音楽編~

      冬が春を連れてきた。僕はずっと動けなかった。3月はほぼベッドの上でうつ状態とひたすら格闘して、とにかく寝逃げを繰り返し、正常な時の自分の精神状態と、病的な精神症状とを切り分ける作業をしていた。 4月に入り、やっと落ち着きを取り戻したかと思うと、次は軽躁状態が長く続いている。今日は今日でもう3日も寝ていない。実際には薄っすらずっと眠い。ただ、やりたいことが頭の中に次々と虫のように湧き出してきやがる。 * * * * * 以前からInstagramで軽く匂わせと

      • 「迷惑」とか言うなよ | お互い様論

        前回の記事を書いてから、そのままの日数を寝たきりで過ごしました。僕です。今もほぼ寝ぼけ眼でMacBookに向かう午前9時。やっとこさ昨日、外出できたのでハッピーハッピーハッピー♪な気持ちと少しのエモ心で書き出している。 * * * * * 今回のトップ画の写真は最近仲良くさせてもらってるゲイ・コミュニティ運営をしている友達たち3人の後ろ姿。夜でISO感度低めなフィルムを使ったので、完全な失敗写真なのだが、なぜか僕は好きだ。 去年の秋に代表の子から声を掛

        • さくらとひと | 14歳の自分へ

          「春眠、暁を覚えず」 眠りから覚めた瞬間に、意識は混濁してまた夢のなか。 30歳を過ぎてから身体的にも精神的にも無理が効かなくなった。正確に言えば、自分の限界を知って、無理をしなくなった。 嬉しすぎて走り出したり、塞ぎ込んでみたり、感情に任せて怒ったり、とにかく一喜一憂することがとても減った。これも正確に言えば、そうしなくなった。 良くも悪くも僕はきっと純粋だ。これは単なる自己賛美ではなくて、普通の人が知っていることを知らなかったり、ある意味でそういう自分も認めていきた

        人生の踊り場 | 輝く必要なんてない

          森に還る | 31歳になりました🎂

          長すぎた冬眠から目覚める。 僕にとって、冬は動く時期ではない。そうでなくても動いていないんじゃないのか?とか思いつつも、自分なりには足りない頭のメモリを馬車馬のように働かせている on the bed. * * * * * 最近どうも自分の脳がおかしい。いちばんの顕著な症状は記憶の欠如だ。それも"楽しい" "幸せ"な感情を伴った記憶が欠けてしまっている。 自分が"楽しい" "幸せ"なだけであればまだしも、どうも他人にも影響が出ていて、僕の記憶ではして「いな

          森に還る | 31歳になりました🎂

          呼吸するように | 「幸せ」再考

          僕にとって、本当の「幸せ」とは何だろうか。 いきなり重いテーマな気がするが、僕は生まれてこの方、こういう小難しいことを考え続けてしまう質なので、本当に自分でももうお手上げなのです。 この記事を書いてから、一度浮上したかと思われた気分のムラも、減薬のタイミングや、躁状態の時のやらかしに必死に頭を下げる日々に追われ、またもや鬱転。 12月頃のうつ状態より酷く、一日に24時間以上眠って(?)いたり、ベッドの上で動けない身体に襲い来る希死念慮。風呂にも1,2週間ぐらい入れていない

          呼吸するように | 「幸せ」再考

          PERFECT DAYS | 何気ない日常

          1月に入り、長かったうつ状態も落ち着きを取り戻した。そして、最近『PERFECT DAYS』という映画を観た。以前に別の映画を観た時に番宣で見かけた作品だった。社会派な作品かと思いきや、何でもない男の何気ない日常が淡々と描かれていた。 僕はきっとこういう映画が好きなのだと思う。 人間は誰かを支え、誰かに支えられて生きている。 それを忘れずに生きていきたい。 そして、誰にだって生きていく尊厳がある。 noteを始めた時、僕は正真正銘の「ひきこもり」でとにかく自分の置かれてい

          PERFECT DAYS | 何気ない日常

          走馬灯 | セクシュアリティ

          マイノリティ。少数派。 「少数なだけでひとりではない」 そう言い放った自分がとても空虚で笑えた。 孤独な夜に胸は痛い。 所詮はただの記号。 それだけがただ、しんどくて死にたいよ。 生きていく中で性に関する話題が多すぎる。産まれてから死ぬまでずっと。死んでもなお、後ろ指差され、その果てに酒の肴になる。 増えすぎた多様性の海で救助も来ずに溺れ死ぬ。 僕はもう何もかも手に入れた。 ひとつだって手にすることは難しいこの世界で満たされすぎた。 同じ記号の友人、恋人、憧れの人、それ

          走馬灯 | セクシュアリティ

          débris | 不連続の連続

          病識を持てず、奔走した日々の終わり。 「やっぱり躁だったか」と気付いた鬱の始まり。 東京から帰ってきて、あらゆる意味で満たされた気持ちになった。今回は違う。変わるチャンスだ。なんなら躁でも何でもいいから、この鉛の塊みたいな身体を動かしてほしい。 数日前から天井を見つめる仕事をしている。いつもの分かりにくい例えではない。本当にベッドの上でひたすら天井を見つめている。これが今の僕の仕事なのだ。鬱なのだが、死ぬ訳にはいかないのだ。ただの脳のバグなのだ。休もう、それが仕事。 皆

          débris | 不連続の連続

          深化 | 人生の転機(2)

          少し前にも「人生の転機」について書いた記事があります。 こちらも併せて読んでくださると、僕が勝手に喜びんで踊ります。 10月が過ぎ去って、いよいよ11月も中旬。 10月末から大阪⇔東京を3往復し、自分が本当に心からやりたいことだけをやれるだけとにかくやり続けた。 心が震えたり、嬉しくて涙が出たり、正気の沙汰でない自分の行動力(自分を想ってくれている人の感情に突き動かされる)に気付いたりして、本当に有意義な時間を過ごせた。自分が怖い。 短期間に何度も往復したそれぞれの目的

          深化 | 人生の転機(2)

          プラネタリア | 逆張りを止める

          30代デビューをしてからというもの、アルコールを摂取することが増えた。父親がまあまあなアル中なので、僕も気付けばすっかりアル中の仲間入りを果たした。 父は同時にギャンブラーでもあり、ある意味では僕も興味関心があることへの金銭感覚がすっかりバグってしまっているので、僕も紛れもない広義のギャンブラーなのでしょう…。 他人に酔っ払っているのを見られたくないから、基本的にいつでも一人きりでストロングゼロ(無糖)を空けている。 お酒への抵抗力がなく、すぐに酔っ払えるので本当にコス

          プラネタリア | 逆張りを止める

          さざなみになりたい | 聴覚過敏

          音は空気が振動することで伝わる。 きっと音だけではない。 この世界の何もかもきっと静かに震えていて、それを留めておく何かがあって、それが時々くっついたり、離れたり。惹かれ合ったり、憎しみ合ったり。 音楽が自分の心に届くまで。 音源が耳殻に届くまで。 震えてから伝わるまで。 揺れてから震えるまで。 昨年にAirPods Proを購入した。ノイズキャンセリングの機能が素晴らしい。電車に乗れなくなった僕への、心理士からの薦めだ。音に集中すれば、電車に乗るのも少しは楽になった。

          さざなみになりたい | 聴覚過敏

          海底より | 人生の転機

          良くも悪くも人間は変わっていく。 1年前の僕と今現在の僕は同じであって、同じではない。 意識して変えたこと、どうしても変えられないこと、 それから変えたくないこと。 noteを始めてちょうど1年が経ったらしい。 noteが毎日のように教えてくれる小さなお知らせが書き続ける力をくれた。 小さいことを積み重ねることが何よりも大事だから。 今年無事に30歳を迎えられたのだが、「よく生き延びた」という気持ちと「まだ死ねないのか」という相反する気持ちが常に同居している。ただ今、間違

          海底より | 人生の転機

          狂人 | 「普通」という呪い

          「『普通』になりたい」 ずっとそれが夢だった。 物心付いた頃から今も、きっとこの先ずっと。死ぬまで。 まず初めに言葉があるように、きっと僕は何度もこの「普通」という概念を色んな方向から考えた。それでも僕は自分のことを「普通」だとは到底思えなかった。 普通に働けない。 普通に生きられない。 普通に恋人と過ごせない。 普通に幸せになれない。 普通のことが分からない。 普通に…普通に…。 みんな、当たり前のように普通をやってるんだもん。 普通の人が言う「『普通』って何?」みたい

          狂人 | 「普通」という呪い

          酔いどれ | アルコールに溺れた日

          普段は自分の病状故にアルコールは控えているのですが、無性に狂いたい日もあり、朝からアルコールを摂取しています。支離滅裂かと思うのだが、相変わらずそうでもない自分を書いていきたい。 僕は端的にいえばめちゃくちゃわかりやすい"メンヘラ"気質だと思います。この表現を良しとするか、悪しとするかはさて置いてとにかくわかりやすいのは自他ともに認めざるを得ないかと。 人間のアイデンティティってつまりなんなんだろうなーって考えます。アイデンティティという単語がそもそも抽象的なのと、なんか

          酔いどれ | アルコールに溺れた日

          solitude | 社会との距離感

          オンラインとオフライン オフラインでの関係性が薄まっていく中で、僕たちはオンラインからの影響がかなり増加しているようだ。僕自身は実社会からは少し離れた場所で過ごしているために自分の居場所とそれとの隔たりを大きく感じることが多い。 その中でも、大きく感じるのはオンライン・オフラインで感じる体感の差だ。良くも悪くもオンラインの場では似た者同士が横並びになっていて、そもそもの差異を感じることが少ないように思う。 しかし、実社会=オフラインの世界では本当に多種多様な人々がそこ

          solitude | 社会との距離感