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まるで関係のない動作をしながら、 脳内には ごめんね という言葉が散っていた それが、 この境遇より外へ活かしてやれない自分自身に対してのものなのか 足を引っ張り迷惑をかけている職場の人間に対してなのか クリスマスに会いに行かれないどころか 数日ほど存在を忘れていた彼氏に対してなのか 家事の尻拭いをする家族に対してなのか わからないけど、形だけが無意味に散っていた きちんと誰かの役に立てる人や そこにいるだけで喜ばれるような人を見るにつけ 上着を脱ぎ捨てて地面に叩きつけ